


高知自動車道を走るたび、本線をまたぐ跨道橋がいつも気になっていた。
かなり高い位置に架かっている橋もあり、さぞや絶景に違いないと一念発起。国土地理院の1/25,000の地図で調べたら、「高知インター」から「四万十中央インター」までの間には、13の跨道橋があることがわかった。
相棒のリトルカブ、『銀号』にはナビを付けていないが、どうせいつも見慣れた架道橋、試しに地図を持たずに行ってみようと考えたのが素人の浅はかさ、橋によっては思わぬ難儀をした。やはり横着をしてはいけない、山行きは勿論、旅に地図は必携であった。
【1st:薊野跨道橋】
高知インターに向かう

最近増えてきた花

IC直前の分岐を北に流出

渋い「和霊神社」

高知インター西の本線

「薊野跨道橋」プレート

南からの全景

下り線(西行き)

上り線(東行き)

上下本線の真下
【2nd:万々跨道橋】
♪お母さんと一緒にニコニコお買い物♪
「万々商店街」を北へ

「三所神社」看板を見たら左折

長く真っ直ぐな参道

瀟洒な境内

溢れる手作り感

高知の春は短い

「万々跨道橋」プレート

下り線(西行き)

上り線(東行き)

この上の見晴らしは後日また

艦砲射撃、撃ち方用意ッ!
【3rd:福井東跨道橋】
遠くに「福井東跨道橋」が見える

おやっ?

お痛わしい

「福井東跨道橋」プレート

下り線(西行き)

上り線(東行き)

東からの全景

北からの全景

跨道橋の北に四等三角点
【4th:福井西跨道橋】
クレッセント練習場の東口へ

「福井西跨道橋」プレート

この橋は通行禁止であったが

ちょっとだけ這入ってみる

下り線(西行き)

上り線(東行き)
【5th:口細山跨道橋】
「鴻ノ森」の西になる

ずいぶん通ったものだが・・

北からの全景

「口細山跨道橋」プレート

下り線(西行き)

上り線(東行き)
【6th:宗安寺跨道橋】
「鏡川」の「朝倉堰」上流で

高知自動車は「鏡川」を渡る

はるか右上に見覚えのある橋・・

坂の途中に「口細山」への遊歩道

「口細山跨道橋」(東)と
「宗安寺跨道橋」(西)との
ショートカット道の途中に遊歩道入口

何と「口細山跨道橋」に直結していた

直結道を再び下って戻り

本線高架橋をくぐり上流に道草

売行き好調の良心市
残り玉葱2袋のみ

堤防から下流の本線高架橋をみる

よく泳ぎに来た「宗安寺」

「宗安寺跨道橋」の北詰

「宗安寺跨道橋」プレート

下り線(西行き)

上り線(東行き)

西からの全景

道路公団のパトロールカー

本線の橋脚

上下線の間には僅かな隙間がある

緩やかなカーブ
【7th:八代橋】
「いのインター」のすぐ西

正面からは見える70キロが

横からは全く見えない

「八代橋」(手前)の先に「東浦橋」

「八代橋」プレート

下り線(西行き)

上り線(東行き)
【8th:東浦橋】
近付いてくる「東浦橋」

「東浦橋」プレート

下り線(西行き)

上り線(東行き)

「いのインター」に戻る

どれが上り線やら下り線やら
【9th:針木跨道橋】
本線が国道33号線と路面電車とクロス

JR土讃線も国道33号線とクロス

振り返ると高知自動車道の高架橋

高速・電車・汽車・国道の立体交差

国道56号線から県道38号線へ

お子様サミット会場
先ずは南からアタック、「針木北町」住宅街の道を登攀、標的は確かにロックオンした。が、作業道は何本もあるけれども、見えている「針木跨道橋」に何としても辿り着けない。
「針木浄水場」から西に伸びていた林道があったはずと、踵を返し東側から挑んでみたがこれまた徒労に終わってしまった。
ここで高知自動車道の東側からのアタックを断念、かくなる上は急がば回れ、西側からの登攀に変更、これが功を奏し、半時間ほどのタイムロスの後、ようやく「針木跨道橋」に辿り着いた。
標識の先に橋は見えていたが・・

高速道本線を一度くぐり

押しボタン信号を右折登攀

「田村果樹園」を目指す




それらしい雰囲気に

果樹園内を進む

果樹園は左折だがここは右折する

迷っていた高速道の東エリア
「針木浄水場」が左対岸に見える

「針木跨道橋」プレート

北からの全景
高知市の南嶺が見えている

下り線(西行き)

上り線(東行き)

こりゃ存外高い

「針木跨道橋」の南詰

帰り道の案内に感謝

道端にも花壇
【10th:高岡橋】
国道56号線「仁淀川大橋」を西に渡る

土佐市高岡で県道39号線へと右折
高知自動車道とのクロス手前で左折

遠くに「高岡橋」が見えて来た

どうぞ私をお金持ちにして下さい
路傍の大黒様に合掌

どうもこの階段があやしいが・・

「高岡橋」の真下を通過



ん?
「高岡橋」への登り道を探して、高速道路の南側と北側、ともにくまなく走り回ったが、ここでもまさかの苦戦。
南側は「松崎神社」の北から登攀する歩道に近い作業道、北側は集落の北側をかなり迂回する車道が架道橋に繋がっていると思われるが、これまた何としても行き着けず。
かくなる上は、先ほど「あやしい」と踏んだ階段、その先にあるであろう高速道の南壁の小道を歩けばという思いに至った。
先刻は気付かなかった案内文

得たりや王!
東からの全景

「高岡橋」プレート

南からの全景

下り線(西行き)

上り線(東行き)
欄干にロープが施されている
さすがは「大綱引き」の町

最近はほとんど通行がないらしい

南岸の階段へと引き返す

側道待機中の「銀号」はかなり先

台座の隅に金銀の納経札
【11th:西山橋】
「西山橋」プレート

下り線(西行き)

上り線(東行き)

そそられる階段

まあ登ってみんといかんろう

三角点があるのみ

遊歩道を下る

なかなか入念な造作

西からの全景
【12th:純信橋】
ナイスなコントラスト

揺れには大丈夫じゃろか?

国道56号線「純信橋」の先

緩い右カーブの先で

本線高架橋を左に見ながら右折

「純信橋」プレート

北正面に「虚空蔵山(こくぞうさん)」
山頂のアンテナ群が見えている

下り線(西行き)

上り線(東行き)
【13th:土崎高架橋】
丈夫そうでもあり倒(かや)りそうでもあり

国道56号線から県道23号線へ左折
「野見湾」方向へと左折南進

県道だけに立派な跨道橋

「土崎高架橋」プレート
「高架」橋であり「架道」橋ではない

下り線(西行き)

上り線(東行き)
高知自動車道は、須崎東インターチェンジからさらに西へ、四万十中央インターまで延伸しているが、本線をまたぐ跨道橋は、現在はこの「土崎高架橋」が最後となる。
たまたま金網にピントが合っただけではあるが、上り線(東行き)がぼやけた画像でフェイド・アウト気味にジ・エンドとし、高知まで戻ることに。
今回の跨道橋ツアーで感じたことは、なかには通行禁止となっている橋もあったりで、すべての跨道橋が現在もフルに活用されているわけではないということ。
工事中の取付道路であった橋もあろうし、かつては往来があったが過疎化が進んだ橋もあろう、別にもっと便利な迂回路がある橋もまたあろう。
跨道橋の中には、相当に高い位置にある橋もあった。架橋工事費用もそれなりにかかったと思うが、本線の下にトンネルを掘らずに、高い場所に橋を架けたのにはそれなりの理由があったはず、実に興味深い。




「UFOライン」という愛称が懐かしいかたも多いと思う、石鎚山系の「旧寒風山トンネル」から、「石鎚山土小屋」までをつなぐ「町道瓶ケ森西線」は、土佐と伊予の分水嶺にそって東西に延びている。
「伊予富士」や「瓶ケ森」、東西の「黒森山」や「伊吹山」など、た多くの名山へも、この山岳道路からだと容易に頂上に立つことができる。
春には珍しい晴天の一日、「UFOライン」を通って「土小屋」の南にある「岩黒山」に登って来た。
「大橋ダム湖」にかかる吊り橋

「平家平」(右)と「冠山」

逆さ「平家平」にズーム・イン

この絵を描いた画伯にお会いしたい

この絵を描いた画伯にも是非

「寒風山」(左)と「笹ケ峰」

終点「土小屋」直前が時間規制

「寒風山」と「笹ケ峰」山麓の植林帯

「冠山」(左)と「平家平」

「旧寒風山トンネル」南口を左折

ナイスな素掘り隧道

「伊予富士」の東壁面

「伊予富士」の西稜線

「伊予富士」

「伊予富士」の「東黒森」への西稜線

「東黒森」経由「伊予富士」はおススメ

「ジネンゴノ頭(カシラ)」(黒森山)

「ジネンゴノ頭」の左奥に
「筒上山(つつじょうざん)」のドーム

右から「瓶ケ森」「子持権現山」
中央に「石鎚山」

「子持権現山」と「石鎚山」のツーショット

ゴキゲンな道が続く

左から「手箱山」「筒上山」
中央に「岩黒山」
遠くに「石鎚山」と左に「子持権現山」

「瓶ケ森」の手前に「西黒森」

「神鳴池(かんならしいけ)」



「瓶ケ森」の南壁(高知県側)は険しい


「石鎚山」のビューポイント
名物の白骨林は
ついに先が折れてしまった

駐車場から見上げる「瓶ケ森男山」

「子持権現山」

「シラサ峠」から見る「石鎚山」

「山荘しらさ」

タンポポの花も一盛り

「よさこい峠」も近い

振り返り見る「瓶ケ森」

正面右に本日登る「岩黒山」
「よさこい峠」は、伊予の「予」と、土佐の「佐」、「予佐越え」にちなんで命名されたという。本日は休業であったが、何年か前の秋に、左手前の「よさこい茶屋」で食べたコンニャクのおでんが美味しかった。
「よさこい峠」の眼前には
「岩黒山」(右)と「筒上山」

「岩黒山」の山塊

ジェット音に見上げると飛行機雲

冬期は閉鎖されるゲート

最近書き換えられたのでは?

「土小屋」駐車場の正面に「瓶ケ森」

「氷見二千石原(ひみにせんごくばら)」の
右のピークが「男山」
左のピークが「女山」
最も好きな山の一つがこの「瓶ケ森」

「岩黒山荘」(左)と「白石ロッジ」

東屋の窓から見る「瓶ケ森」
徳島県の「剣山スーパー林道」もこの「瓶ケ森スカイライン」も、林道建設にあたっては環境破壊を懸念する意見も多く、賛否両論一大論争が起こったと聞いた。
旧本川村の越裏門(えりもん)から上がって来た県道40号線と合流する「よさこい峠」に建つ記念碑には、「よさこい峠」の命名者であろうかたの句、「伊予と土佐かたみに越えんこの峠スカイラインのはじまりとせむ」と刻まれている、昭和44年6月とある。


