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茶凡遊山記

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鷹羽ケ森(2/2)【復路】(いの町)

 山頂の北に広がっているはずだった、石鎚山系の大パノラマ。頂上でしばらくガスが晴れるのを待っていたが、日頃の行いが宜しくないのがこういう時に現れる。

 頂上で出会ったご夫婦に教えてもらった、「岩場の展望台」へと向かうべく、駄馬に鞭打ちゃ何とやら、重い腰と痛い膝に鞭を打つ。

 きつい山ほど、下りが膝にこたえる。若い頃、愛媛県の筒上山への裏ルート、高知県の安居渓谷の奥から直登した時の膝の痛みが頭をよぎる。

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「山頂」~「展望岩」~「産屋谷分岐」

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先客のグループが建立したもよう
本日の日付が書かれている
海抜の小数点以下は切り上げ?
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シブいお堂は
石鎚山の方角を向いている
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山頂は広場になっている
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いいね!
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 せっかく綺麗に刈り明けられているのに、ガスってさっぱり見えない。

 しかし、「美人はいつどこで見ても美人」。画像には写っていないが、仁淀川町の単独峰、秀峰「雨ケ森」だけは、はるか西に遠目にもその美しい山容が確認できた。


西南から時計回りに
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遠くの山からも見えるらしい2本の木
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この方角が石鎚山だとすると
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このへんが瓶ケ森で
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このへんは大座礼山あたりか?
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 通常、こういうパターンの山行の場合、翌週ただちにリベンジに向うのだが、あまりのきつさにどうも気持ちが奮い立たない。 

 往路2時間半、復路2時間で、登山口から900mの標高差を一気に駆け上り駆け降りるこの山は、なかなか手強く、今日はしっかり鍛えてもらった。


山頂直下の林道に出てすぐ
右下に曲がるUカーブ手前で一旦停止
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左奥へと踏み跡が延びている
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しばらく行くと道案内が
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ここが一番眺望が良いのだが・・
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山頂が見えている
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仁淀川の大蛇行も
霞がかかって残念至極
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下山は道標前を左下にトラバース
右上がUカーブから下りてきた道
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やや貧相な道になる
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もはや風景と一体化している
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これは膝に悪い
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道が良くなったと思ったら
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再び林道に出た
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こういった場合の登山道は
林道を渡った対岸に続いている
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痩せた印象
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淋しさがいや増す感じ
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こんなところにまでテープ、合掌
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「産屋谷」の丸太橋まで下りて来た
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これなら載っても大丈夫
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苔マニアのかたに喜ばれそう
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もうひとつどうぞ
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これは鑑賞性にやや欠ける
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あ痛っ
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ご立派
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広葉樹は風格が違う
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 この三差路を右折したが、当初予定の着陸地「弘瀬」集落へは、ここを左折であったと思われる。

 ほとんど「北谷」に近い、「松ヶ瀬」寄りに下山することになってしまった。

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それでも楽しめる道が続く
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お見事
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お痛わしい
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いやぁ存外きつかった
あんなところにいたなんて
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右上方の尾根筋に
今朝登って行った道が見える
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「産屋谷分岐」まで戻って来た
杖を休めた岩が近づいてくる
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「産屋谷分岐」~「登山口」
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 「産屋谷」コースは、下りで正解だったように思う。山の北斜面にあたるこのコースは、鬱蒼とした植林の中に、一部瓦礫の混じる登山道。

 この日は午後に雲が出てきたこともあり、下山が南斜面の「北谷」ルートだと、楽しみも半減したことと思われる。

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こんなに優しいのに膝が軋む
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「弘瀬分岐」を今度は東進
今朝登って来た時は
右下(南)から手前(西)にVターン
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テープは万能
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この白いてのナバは食われん
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コブも気になるが
さらに気になる根元の横棒
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仁淀川の蛇行が見え隠れ
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標高差はまだ500m近くある
ひ弱な膝が情けない
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落とし主は行儀が宜しい
きちんと1か所にまとめている
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や、やぁ
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ずっとこうでありますように
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大変歩きやすい
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ホワット・イズ・ジス?
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この三角点でまだ427.6mもある
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三角点の高度が微妙に違う
「広瀬」とあるが「弘瀬」では?
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松が混じり始める
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い、いかんちや
最後の難関に
膝が笑う、いや、泣く
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少し良くなる
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人里が近い気配
川のせせらぎも聞こえてくる
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左下に田圃が見えている
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やっと地べたに下りて来た
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先客たちの車はすでに撤収
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 小さくて判りづらいが、前方の県道合流点の手前に写っている「点」はイタチかタヌキ。こちらが車道に出ると同時に左の側溝から出てきて、一度はこちらを振り返ってくれたが、逃げるでもなくゆっくりと歩き始め、やがて再び前方右の側溝に潜り込んでしまった。

 あわててデジカメの電源を入れたが、医者の只今、スタンバイに数秒かかりちっとも間に合わない。今に始まった話ではないが、技術者たちにスタンバイ時間の圧縮の夢はないものか、嗚呼。

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 最近はせいぜいが登頂まで1時間の山行ばかり、これではいかんと一念発起。

 昔のガイドブックにある標準所要時間を基にすると、約8割ぐらいの時間で登って来られたというこれまでの過信から、上りも2時間は切れるだろうというのが間違いの元。途中、撮影の時間はいくらかはさまるが、今回初めてガイドブックに書かれた時間通りの登頂となった。

 多くの先達がネット上にもアップされているが、どなたも上りのきつさにさほど触れられていないように感じる。もしかすると、通称「8の字」ルートを、「産屋谷」から登頂すればさほどきつくないのかもしれない。

 いやいや、そんなことはないはず。「鷹羽ケ森」へは、それなりの覚悟をもって登ることをお勧めする。翌日の東京で、地下鉄の階段を下りるのに、これほど難渋したことはなかった。


by ky_kochi | 2016-02-28 13:00 | 登山 | Trackback | Comments(0)

鷹羽ケ森(1/2)【往路】(いの町)

 石鎚山系に登る時、仁淀川流域で遊ぶ時、いつも気になっていた「鷹羽ケ森」は、かつて一世を風靡した「中追渓谷」への入口に聳えている。

 麓はピカ晴れ、山頂からの石鎚山系の大パノラマを期待して登ったが、春霞というよりは大陸からの飛来物のために、眼下に蛇行する仁淀川さえよく見渡せなかった。

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「北山登山口」~「弘瀬分岐」
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 国道194号線を仁淀川に沿って溯上していると、土佐和紙工芸村「くらうど」の手前あたりから、正面に遠望することができ始める。

愛媛県西条市まで約70㎞
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「くらうど」前の仁淀ブルー
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 国道194号線の勝賀瀬橋で、勝賀瀬川に沿って北に分岐、昔「花の友」今「滝嵐」の「高知酒造」の手前が登山口。

 県道292号線の「北谷」集落への入口に、数台ほどの駐車スペースがある。

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登山口の看板
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集落奥の突き当りを右折
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道標の曲線の矢印がグッド
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崩落寸前
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赤レンガの裏手を進む
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えいぞぉ
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若宮神社
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下山してから思う
むべなるかな「登山記帳」
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良い雰囲気の登り
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とても親切
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進入禁止のテープまである
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ヤマモモの大木
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登山道で3度ほど
チラリと見える「仁淀川」
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シダの緑が眩(まば)い
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こんな山の上に石垣がある
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シブい道
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山頂がはるか頭上に見えている
あんな高い所(く)まで行けるかの?
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曲った木が多い
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象が踏んでも壊れない
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倒木をそのまま利用
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ほおっ
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そういう生え方なのか
土がコケてこうなったのか
芸術的な根元
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「弘瀬分岐」にようやく到達
尾根に取り付くまでがきつい
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「弘瀬分岐」~「北谷三角点」

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わが拙い読図力によれば
しばらくはラクな稜線歩きのはず
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なかなかの図
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この根も良い
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冬枯れもまた良し
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倒れたものや傾いたもの
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椿の花
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手入れの良い植林は美しい
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「誰なら火遊びをしよったがは?」
と近寄り見れば
消し炭かと思ったのは落し物
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「産屋(さんや)谷」への分岐
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先達のサイトではここを右
「産屋谷」コースを登るが
道標の多い左
「北谷」コースを登ってみる
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なかなか良(え)いですやいか
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幹からもう一つ将来の幹が
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おりょ、えらいくねっちょりますの?
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シイタケに似たナバは食えるかの?
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仲良きことは美しき哉
寄り添って立っている
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裏側はすでに一心同体
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岩混じりの道になってきた
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ほおー
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なんと良(え)いぞうっ
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グッ・ジョブ
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こんな道ばかりなら良いが・・
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ヒビ割れにはアロエクリームですぞね
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「北谷三角点」(776.1m)に到着
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ご立派でご誠実で
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「北谷三角点」~「山頂」

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「キティ山岳会」の山名板
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お肌が荒れ気味
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足に優しい道が続く
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地図にない林道に出た
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道標につられて
ウサギ道に戻りそうになるが
そのまま林道を進む
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ほどなく三差路に突き当たる
左が大きいがここは右
白い道標も設置されている
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登山道はここで左に切り返す
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底が一部割れ落ちた道標
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植林帯の中を進む
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一回り狭くなった林道に取り付く
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ここも左折して上を目指す
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再び登山道は左にVターン
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ここにも赤テープ
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痛々しいテーピング補修
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出迎えご苦労っ
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岩が先か
木が先か
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やっと着いた山頂
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 頂上には、山に相当お詳しい、素敵なご夫婦が先に登頂されていた。「聞きしにまさる厳しい登りだった」と告げると、「この山はきついです」と仰ってくれて、ベテランのかたでもそうなのかと、とても心強く感じられた。

 お目当ての北の眺望はガスっていたが、まず奥様が「雨ケ森」の尖がりを見つけて下さり、いま自分がいる位置が良く判った。さらに、ご主人からは「岩場の展望台」の眺望を教わったが、今に思えば、予備知識だけではとても行き着くことはできなかった。

「岩場の展望台」に着くと、先着していたご夫婦に下山路も教わったが、教わらなければ山頂直下まで戻るところであった。

 山頂からの展望と午後からの曇天は残念であったが、何とか登れたことと素敵なご夫婦に出会えたこと、まことに充実した山行となった。


by ky_kochi | 2016-02-28 12:00 | 登山 | Trackback | Comments(0)

五在所ノ峯(2/2)【復路】(四万十町)

「足摺岬」と「室戸岬」、高知県の両翼を一度に見られる「五在所ノ峯」から、2つの岬をパノラマ・モードで撮影したいと、山頂からさらに東へと進む。

「五在所ノ峯」の山名は、かつてこの地を支配した「仁井田五人衆」の領地であった、東、西、窪川、西原、志和の5つの在所を指していると言われ、5つの在所(人里)を一度に見渡せたことに由来するという。

 たしか小学校の郷土の副読本に、そのたぐいの話が載っていたように思う、引っ張り出して読んでみよう。

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手水鉢が見えて来た
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「山伏修業場」は尾根筋にある
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登山口の生コン工場が見える
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いかにも山伏の修験場らしい祠
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『南路誌』には、「文武天皇大寶の初年に役小角土佐に来りて、清浄無垢の峠にて小角来りて国家鎮護の修法せし所なれはとて、高岡・幡多二郡の山伏集ひ来りて先例の護摩有とそ」とあるようである。

 が、いまに思えば、四国八十八か所第37番札所「岩本寺」の門前町でありながら、町内に大きな神社仏閣が少ない町である。


千日回峰のイメージ
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米軍機哨戒所はあの先か?
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 窪川町内から見ると、最高部のやや左(=東)に、そこだけ樹木がまばらな尾根がある。

 その眺めは少なくとも40年前からずっと同じで、あそこはいったいどんな場所だろうかとずっと思ってきたが、今日はやっとその答えが解った。

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「興津岬」の半島
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これは山が深い
小学校の遠足の時も
興津の浜へは遠かった
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ベタ凪ぎの太平洋
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どこまでが海でどこからが空か?
「大海原」という言葉がピッタリ
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上空は国内線の航空路
ひっきりなしに航空機が通過
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5番キットカットに代わりまして
代打ダース背番号8
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「金上野」や「大井野」の集落は見えるが
「窪川町」の中心街は見えない
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 ここが「米軍哨戒所跡」、太平洋戦争時に本土に襲来する米軍爆撃機、B52を見張っていた場所。

 よもや竹槍で迎え撃っていたわけではなかろうけれど、技術的にはこれはもうすでに敗戦色が強い。

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麓の集落でお昼のサイレンが鳴った
腹が減ったので尾根道を下山開始
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たしか「山伏修業場」かと?
文字も次第に薄れがち
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山頂広場まで戻る
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山頂のすぐ下に「人像描画石」
人工か自然かご鑑賞下さい!とある
この山には他にも
磨崖仏と思われる場所があるらしい
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「足摺岬」方向(=西)を望む
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「足摺半島」が見えている。この「五在所ノ峯」は、一座から「足摺岬」と「室戸岬」が同時に見られる、というのが人気で、登山口の大看板にも山頂の東西に両岬が描かれている。

 あちこち捜し回ったが、最近はヤブがほこってしまったのか、両岬を同時に見られる場所はなかった。以前のこの山の記事を見て、素晴らしい眺望を期待して登頂すると、少しばかり期待外れかも知れない。

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むしろこのロープは
「下り」のためにある
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地籍調査用か?このペンキはちょっと・・
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たぶん石鎚山の方向
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なんぞが巻き付いていたらしい
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白鹿に見える檜の風倒木
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これもなにかが巻き付いていた跡
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下りでロープがこれほど助かるとは
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コラッ、食べくさしたらいかんっ!
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ここまで戻って来た
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どうも赤ペンキはいただけない
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木々の間に山頂が見え隠れ
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「スノキ」は聞いた事がある
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年季が入った緑のコート
襟元には同系色のブローチ
なかなかシャン(お洒落)なねえ
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「コジイ」の大木
椎の木が小さいのではなく
椎の実が小さい
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あなたが「ユズリハ」でしたか
お顔はよう知っちょりますぞ
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登山道の整備は
すでに15年も前になる
雑木がほこるのも無理はない
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登山口に三椏(ミツマタ)の木
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どこまでも3つに枝分かれ
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「カロウトウ林道」に戻る
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いずこも深刻なイノシシの被害
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登山口まで下りてきた
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登山口で振り返りみる山頂
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 ここ四万十町(旧窪川町)は生まれ故郷で、中学校から高知市で寄宿舎生活をするまでの間、おもに小学6年生までを過ごした。

 JRがまだ国鉄だった頃、窪川は西播地方への交通の要所として、多くの人々の往来があった。やがて、町を二分した原発誘致騒動の後、営林署、四国電力、電電公社が次々と撤退するにつれ、町はどんどん疲弊し、今では当時の繁華な面影はない。

 海抜200mの霧の町は、擂鉢状の台地になっていて、夏は猛烈に暑く、冬はとてつもなく寒い。下山後に急に天気が落ちたので、余計に寂しい画像となったが、いくつか紹介しておきたい。


通称「テレビ塔」への途中から見る
窪川町の中心街
中央の小山は琴平神社
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コブテで野鳥を獲ったり
ヤマイモを掘って遊んだ
実家の裏山からみる
「茂串山」(手前)と「五在所ノ峯」(左奥)
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自宅の2階や通学路から
おそらく毎日目にしていたであろう
「五在所ノ峯」
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 国土地理院の地図では「五在所ノ峯」と表記されているが、子供の頃に周囲の大人たちは、「五在所山」あるいは単に「五在所」と読んでいた。

 「五在所に莚打ち(ムシロウチ)がかかったぜ、早う洗濯物を取り込まんと濡れるぜえ」

 ムシロウチとは、遠くの山などを背景に、早雨(サダチ)などの降り始めの雨が、スダレを横にたわませたように近づいてくる様子を言った。川で泳いでいても、ムシロウチが頻繁に襲来したが、サダチであることが多く、たいていは直ぐに雨は止んだ。

 真っ黒い雷雲と一緒にやって来るサダチを、川で泳ぎながらやり過ごした後、水中からイチガン(一眼)と呼んでいた水中眼鏡で見上げた川岸の竹の笹が、真っ青に戻った空をバックに水面に揺らめいて見えていたことを、昨日のことのように思い出す。


by ky_kochi | 2016-02-07 11:00 | 登山 | Trackback | Comments(2)

五在所ノ峯(1/2)【往路】(四万十町)

「五在所」・・、前日に越知町の「横倉山」へ登った際、SNSのお師匠さんが同じ越知町の「五在所山」に登っていたと聞き、実家のある四万十町の「五在所ノ峯」を思い出した。

 折しも明日は健康診断、2日連続で汗をかき、さらに下山後はサウナに行って毒を抜いてと、細工は流々後は仕上げを御覧じろ、であったが・・

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「金上野(きんじょうの)」集落より、「五在所ノ峯」を見上げると、いったん稜線に取り付けばなだらかそうであるが、尾根までの直登がきつそうに見える。

 右裾から登り、頂上から降り返す予定だが、黒潮町市野瀬(国道56号線の「片坂」を下りた集落)への古道が判れば、帰路は黒潮町側へ下りてみたい気もする。

 帰路、片坂の国道をトボトボ歩かずとも、黒潮町まで迎えを頼めるという、実家ならではの特典がある。


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国道56号線の掘り切り
「金上野」と「峰の上」の境界
生コン工場の南が登山口
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山の両翼に
「室戸岬」と「足摺岬」が描かれている
海が向うに描かれているので
右が「足摺岬」となる
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2kmを1時間10分と聞いていたが・・
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「カロウトウ林道」というらしい
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「この林道は遍路道ではありません」
これもまた「御接待」の一つ
「お四国」ならではの心遣い
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シダが茂っている
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作業小屋の横が登山口
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林道を歩いただけで500m
これは儲け物
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「炭素固定の森」とある
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このロープは実は・・
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随所に地籍調査の跡がある
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落ち着いた雰囲気がグッド
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尾根までの登りが存外きつい
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リボン状の赤テープ
切り倒した木に括られていたものか?
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距離表示はありがたい
山頂まで900m
登山口まで500m
ん?100m減ったぞ
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ところどころ迷いやすいが
立派なほうの道を行く
ここは左へ
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倒木もまたアクセント
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良く晴れて来た
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数か所にロープが張られている
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「〇ならブー」と読んだのは誰?
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どこから見ても痛々しい
「鳥形山」が遙か北に見えている
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 ここも左下へ迷い込みそうになるが、「旧松山街道」(越知町)の、山椒畑のオジサンの助言を思い出した。

「兄(にい)やんよ、山へ登るには下ったらいかんぜよ、空へ向いて上がらんといかん」

 ここは迷わず、上へ、上へ。 

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四万十町と黒潮町の分水嶺に着いた
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残り500m、よしっ!
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「足摺岬」方向に少しだけ視界が広がる
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「ネジキ」というらしい
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初めて見るタイプの境界標
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ぜひ山桜の頃にも来てみたい
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すぐそこに思えるがあと30分とある
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奈路(なろ)く歩きやすい尾根道
この辺りに黒潮町への分岐があるはずだが?
この日はついに見つけられず
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この風倒木もやがて名所になろう
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道案内にはホッとする
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残り300m
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痒いところに手が届く道案内
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んっ?
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これはオトロシイ
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ラストの折り返し
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残り100m
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おっ、あの明るさは?
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登頂成功!
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登山道が整備されてから15年
雑木がほこってしまい
北には視界がほとんどない
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山名の文字が微妙に違っている
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 大先達のサイトによれば、県内にある1等三角点は、装束山、奥工石山、工石山、白滝山、妹背山、そしてこの五在所ノ峯の6山だけとのこと。

 そう言われてみれば、1辺が長く、確かに風格が違うような気がする。

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「興津岬灯台」のある「三崎山」の西海上に、「一礁(イッシ)バエ)」が見えている。この碆(ハエ)には、かつて一世を風靡したテレビ番組、『11PM』の「イレブン・フィッシング」のコーナーで、大橋巨船氏がイシダイを釣りに来ていたようないなかったような。

 いやあれは横浪半島の「池の浦」であったような気もする、忘れてしまった。

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山頂は広場になっている
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 山頂広場には、8角形の「天測点」が残っている。

 これも大先達のサイトによれば、GPSがまだ無い時代に、恒星観測による天文測量をしていた測量標で、1辺28cmの8角形をしている。昭和30年代に全国で48基が設置され、45基が現存していたとのこと。

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「山伏修行場」と「米軍機哨戒所跡」へ
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 山頂から東には、「山伏修業場」と太平洋戦争時の「米軍機哨戒所跡」が残っている、という。

 高知県の両端、「足摺岬」と「室戸岬」を1度に見ることができる山と聞いていたが、まだその絶景に逢えていない。かつての哨戒所跡だけに、また違った眺めがあるに違いない、行ってみよう。



by ky_kochi | 2016-02-07 10:00 | 登山 | Trackback | Comments(2)

横倉山(5/5)【織田公園】(越知町)

 予想より天気の回復が遅れ、下山の時間になって晴天となってきた。地元のかたが個人で作ったという「織田公園」からは、越知町の街並みや、蛇行する仁淀川を俯瞰することができる。

 展望台に立って後ろを振り返ると、今朝登って来た「カブト嶽」の岩峰が見えていた。国鉄バスで松山へ出張に行くたび、車窓から見えていた「カブト嶽」にいつか登ろうと思ってきた。あれから30年、今日やっとその念願が叶った。

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「織田公園」まで下りてきた
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園内には木彫りのオブジェがいくつもある
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「オンちゃんは階段のほうを行きよ」
「ふぇいふぇい」
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一度来たような気もするが
思い出せない
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ワゴン車のセカンドシートにしては
少し長いぞ、と
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 展望台から振りかえると、「カブト嶽」がちょこんと見えていた。

 「鎖場の1つは厳しい」「鎖場がありました?」「ちゃんと巻き道もあります」等々、この山行の前に先輩諸氏のホームページを読むと、「カブト嶽」についてさまざまな表現があった。

 巻き道もあるというし、「四国のみち」の一部でもある、まずは行ってみるかと出かけてみたのが幸い。「第2の鎖」はスルーしたが、無事に「かむと嶽石鎚神社」に立つことができた。百聞は一見に如かず、これである。

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越知町の街並み
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「黒森山」から「五在所山」への稜線
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「仁淀ブルー」の流れ
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越知町の中心部
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「虹色の里」越知町の横畠集落
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「横倉山案内図」
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パラパラ漫画の要領でどうぞ
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「第1駐車場」登山口に到着、どこかで見たことがあると思ったらそれもそのはず、今朝はここから登っている。
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「第1駐車場」から見上げると、右から順に「カブト嶽」「横倉山」「畝傍山」と、本日歩いた「南遊歩道」の稜線が見えている。

 周回コースなので見えている部分が半分。この倍を歩いているのだから、明後日の健診は完璧のハズだったが、過ぎたるは及ばざるが如し、あらゆる数値が疲労を現し壊滅状態であった。

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この晴天が今朝あれば・・
いやいや贅沢は言うまい
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 最近もっぱら、名のある山から、隠れ名山へとシフトしている。登山口から片道3時間もかかる高山はそろそろしんどい年齢になったことと、リトルカブでの林道巡りが昂じ、山頂直下までバイクで行けて、そのまま短時間で登頂できる山を狙い出したためである。

 しかし、実際のところは、この少子化の時代、今の若いお父さんお母さんに、子供と一緒に気軽なハイキング気分で登れる山を紹介したいというのが最大の理由。

 偶然にもこのブログをご覧いただいている子育て真っ最中のお父さんお母さん、登山に行くならお弁当などと思わずに、途中のコンビニでお茶とオニギリとお菓子を買って、先ずは家の近くの里山へお出かけ下さい。

 初めからキツイ山には連れて行かないこと、記憶に残りそうなオブジェがある山に行くこと、老爺心ながら、特に若いお父さんに申し上げておきたい。


by ky_kochi | 2016-02-06 12:00 | 登山 | Trackback | Comments(0)

横倉山(4/5)【杉原神社】(越知町)

 ただでさえ鬱蒼とした「横倉山」の北斜面が、だんだんと陽が西に傾くにつれ寂しくなってきた。

 下山口となる「第2駐車場」から、車を停めてきた「第1駐車場」までは車道を約20分とある。途中にある「織田公園」から見下ろす越知町に陽が射しているうちにと、下り道でもあり次第に早足となるが・・


「杉原神社」本殿に到着
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境内に聳え立つ2本の巨木
「北株」(中央)と「南株」(右)
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細いながらも横綱
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かなりごと高い
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地元有志の皆さんが建立
「平家の宮」とある
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帝の随行者80余名の名がある
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これまた立派な本殿
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「南株」樹齢500年
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「北株」樹齢600年
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正面に遊歩道があるが
表参道石段へと右折する
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「杉原神社への近道」とある
たしかに近いが
この石段は膝に厳しい
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「御手洗(みたらし)跡」
参拝時の浄めの水だったという
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「夫婦杉」に到着
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仲良きことは美しき哉
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標柱の方が先に朽ちている
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下りの石段が脛にこたえる
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笑われているような気が
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いろんな木がある
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鳥居まで続く「龍頭の鎖」
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ここで遊歩道とクロスする
「龍頭の鎖」は石段へ
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やはり石段のほうを行きたい
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表参道の鳥居に到着
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「三嶽古道」の案内あり
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「第2駐車場」の地図
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無料貸出の杖がある
杖がないとなかなかきつい
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バイク乗りには厳しいと思うが
注意書きがあるのは
乗っていた組があったからこそ
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木と岩のがっぷり四つ
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両者とも譲らず
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「八坂神社」もよく県内で見かける
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道を拡げたらしい
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杉を乗せたままで
地べたごと滑りこけやせんかの?
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故事来歴は不明だが
ミカンがお祀りされている
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「上峠」集落へと続く林道合流点
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 下りの北回り表参道は楽勝と、タカを括っていたのが大間違い。自他ともに認める短足とはいえ、数百年前の日本人の歩幅とはどうもピッチが合わぬ。

「杉原神社」の下から延々と続く石段は、ここまでのべ3時間以上歩いてきた膝にはいささか酷。

 表参道というからには、昔の人々はこの道を登って参拝したと思うが、いやはやその強靭な足腰にはただただ恐れ入るのみ。

by ky_kochi | 2016-02-06 11:30 | 登山 | Trackback | Comments(0)

横倉山(3/5)【安徳天皇】(越知町)

 ここからは、初めての山歩きとなる。「馬鹿試し」の大岩が正面に見える「畝傍山展望所」を目指し、さらに西に進む。

 途中には、宮内庁が日本で数か所認定しているという、安徳天皇の御陵参考地があり、これまた最近気になっている「三嶽古道」への分岐もあるという。

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「横倉宮」の向かって右(=北)から
「畝傍山展望所」へと向かう
「空池」と「住吉神社」は本日スルー
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施設が充実している
陽があたらないせいか
看板の文字も色褪せない
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「平家の穴」は帰りに寄ろう
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いいね!
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宮内庁の直轄地という
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安徳天皇御陵参考地への石段
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さすがは宮内庁
塀は二重の構造となっている
御陵参考地の傍らには
帝が蹴鞠りに興じたという広場がある
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 このあたりから、やや道が荒れている。前方の三差路を右に取ると、「三嶽古道」と思われる。

 旧仁淀村の谷山から、越知町の横倉までを結ぶいにしえの道、次回の散策候補に即決。

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中身がすっかりなくなっている
よう立てっちょれること
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まだ雪が残っている
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展望所の北の広場に到着
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対岸に「馬鹿試し」の巨岩が屹立
天辺には「横倉宮」
真下には「平家の穴」
あの巨岩の突端に立てれということが
どだい無理というもの
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上に向って伸びているのは
枝ではなく根っこ
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「畝傍山展望所」から
「御陵参考地」前まで戻り
「平家の穴」へは右(=南)へと降りる
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大岩を過ぎ
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倒木の根の先に「岩屋神社」
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「馬鹿試し」の巨岩の下には、そこそこ広い岩屋があり、雨露は十分に凌げそうである。

 小生は、この岩屋は、かつての姥捨て山ではなかろうかと想像する。

 岩屋の上部、「馬鹿試し」の傍らには「横倉宮」があるため、よもや年寄りをダキ(崖)から突き落としたとは思えぬが、今では考えられないが、一定の年齢に達した年寄りをこの岩屋に置き去りにした時代もあったのでは。
 
 岩屋の片隅には立派な神社が祀られている、故事来歴の説明がないところがこういった場所の特色でもある。

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手入れの行き届いた祠
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ひと1人が何とか入れる
「平家の穴」の入口
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中は4階層になっていて
かなり広い空間があるらしい
画像中央やや左奥が入口
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あの岩が「馬鹿試し」の先端か
「アシはイヤぜよ、あんな所(く)に
立ちっておるこたあ」
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なかなか迫力がある倒木根
ここもやがて名所になるろう
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帰りは北回りの表参道へ
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表参道の鳥居の横に
アカガシの巨木
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安徳天皇はこの在所で
政(まつりごと)をしていた
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お見事イナバウワー 10.0!
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なるほど大木が倒(かや)ってきましたか
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ほー!
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宮崎駿ワールド その1
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宮崎駿ワールド その2
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自由に利用できるバンガロー
炊飯施設も併設されている
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ちょっとメタボですな
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「安徳水」の水場
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 池の端、この岩の下から湧き出ているが、帝が実際に飲用に用いた水は、在所近くの「供御水」の水といわれている。
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 下山したら、その日の山行ルートのおさらいを欠かさないが、この予習復習の習慣が、学生時代に備わっていたら、きっと我が人生は別のものになっていたであろう。

 後の後悔先に立たず、嗚呼。


by ky_kochi | 2016-02-06 11:00 | 登山 | Trackback | Comments(0)

横倉山(2/5)【南遊歩道】(越知町)

「かむと嶽石鎚神社」でしばしの休憩を取った後、通称「南遊歩道」を、「横倉山」の三角点を目指し西進する。

「カブト嶽」までの修験の道とはうってかわり、稜線に沿ったアカガシの道となる。広葉樹林の落陽を踏みしめながら、かつて赤道直下に位置した名残りの、石灰岩が残るミニカルスト台地のハイキングコースとなる。


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ホッとする道に変わる
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「黒森山」もまた印象的な山容の秀峰
足元には「仁淀ブルー」が横たわる
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「石鎚神社まで約五十米」とあるが
この日は辿り着けなかった
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たぶんこの方角が石鎚山系
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高知県内では
愛媛県の「石鎚信仰」が根強い
「石鎚遥拝所」が随所にある
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「黒森山」の左(=東)に連なる、安徳天皇の妹の墓所がある「五在所山」は、特に北に広がる石鎚連峰の絶景ポイント。

 小生のSNSの師匠が、この日「五在所山」に登っておられたことを、後刻師匠のSNS上で知った。

 記事によると、桑薮(くやぶ)からの林道というより作業道を車で行かれたようで、普段が普段の師匠だけに驚きにはあたらないが、林野庁長官からの表彰状か、地元警察からの警告書が届きそうである。

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「ほうっ」
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実に歩きやすい
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道標が充実している
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日本で初めて商業用に採掘されたという
「土佐桜石灰岩」の石切り場
石灰岩が薄い桜色をしているという
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シブい分水嶺が続く
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まことに絶妙な間隔にベンチ
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4番ガルボに代わりまして
代打キットカット背番号3
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君はなかなか武骨な顔をしておる
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あれ?
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おや?
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捩じくれた木が多い
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ほぉー!
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ところどころ階段がある
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「三角点」に到達
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 これまでも、県内各地で良く見て来た「SONIA」の看板。

 佐川町のS、越知町のO、仁淀村のN、池川町のI、吾川村のA、5か町村の頭文字をとって「SONIA」であったが、市町村合併の結果、「SON」だけになってしまった。

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森の哲人
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枝分かれならぬ幹分かれ
あるいは
合枝もしくは合幹か?
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ほぼ中間点にいる
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腹が減っては戦は出来ぬ
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足に優しい
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ここ数年あちこちに倒木
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新しい道標が登場
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麓の集落への古道があるらしい
行けなくはないが
先達を頼るようにとある
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「田口社」へのショートカット
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折れたかの?
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「横倉宮」が見えて来た
こんな山頂まで
資材を運ぶだけでも大変
昔の人は偉いっ!
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「馬鹿試し」への案内板
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立派な社殿
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こんな山中にもかかわらず
信仰の深さを感じさせる
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「馬鹿試し」先端へと続く巨石群
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風が強いのでこの辺りでやめよう
馬鹿ではあるが
とても先端まで行けぬ
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出雲大社を彷彿させる社殿
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牧野博士の命名による
「ヨコグラの木」
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洞(うろ)の中に巨大なキノコ
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帝は西から入山したらしい
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 土佐では、子供などが高い場所にいて落ちそうな場面を見た時、「目の腹が痛くなる」という。

 高い所が平気な息子が、「馬鹿試し」の先端に立って麓の撮影を始めた時、「コケるきに早う戻(も)んてこい」と叫んだことであった。

 学生時代には実家の手伝いで、家建ちの日のまだユラユラ揺れている2階のケタを、材を担(かた)いで歩けたものだが、寄る年波とともに、近頃は滅法高い所が怖くなった。まっ、落ちたら痛いという知恵が付いたものと喜んでおこう。


by ky_kochi | 2016-02-06 10:30 | 登山 | Trackback | Comments(0)

横倉山(1/5)【カブト嶽】(越知町)

 国道33号線を高知から松山へ向かう途中、越知町に入り正面に見えてくる「横倉山」は、明らかに周辺の山容とは異なる異彩を放っている。

 植物学の巨星「牧野富太郎翁が幼少の頃、ドウランを肩に野草の観察に駆け回った山の東端、近くに来るたび気になっていた「カブト嶽」に初めて登って来た。

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南麓「遊行寺」集落から見上げる「横倉山」
画像右端から登り始め
中央の「カブト嶽」を経由して
左に見えるピーク
「畝傍山展望所」で折り返す
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源平の戦いに敗れ
この地に落ち延びた
安徳天皇の伝説の残る山
わずか3歳で即位し
23歳でこの地で亡くなったという
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本日のルートは
「四国のみち」のひとつ
「横倉修験のみち」にあたる
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中央の尖がりが「カブト嶽」
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「いえ、免許は提げちょりませんが
子供の頃に南天の実をエサに
コブテで百舌鳥を獲りよりました」
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「第1駐車場」から登り
「第2駐車場」に下山する
時計回りの周回ルート
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距離の表示は実に有り難い
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日なたに茂るキノコ
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階段が整備されている
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ここ最近にできた風倒木
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言われるままに一休み
ちっとも逆らわぬ
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須崎市の勝森(中央)の両肩には
蟠蛇森(右=西)と虚空蔵山(左=東)
山頂アンテナ群の目視はできる
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「桐見ダム」が見える
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今朝見上げてきた「遊行寺」集落
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「カブト嶽」が眼前に迫って来た
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程良い間隔にベンチが整備
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距離表示に重ねて感謝
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この油は使えまいか?
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稜線沿いに岩が散在し始める
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こういう案内板も心強い
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大岩に突き当たる
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左側はひ弱者を寄せ付けない絶壁
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「第1の鎖」
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「安心して下さい、途中に足場があります」
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「第1の鎖」はこの木に
丈夫に括りつけられている
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「桐見ダム」がますます下に
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「越知町」の中心部を遠望
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「黒森山」の印象的な山容
右下には「虹色の里」越知町横畠
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手招きする「カブト嶽」
「いっ、行けるかの?」
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集落もますます下に
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「第2の鎖」へ
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「輪っか」がいかにも修験の山
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この鎖場はちょっと手強い
「安心して下さい、巻き道があります」
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「どなたさんの落し物かな?」
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「はい、わかりました」
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巻き道は2段階になっている
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ここで折り返すが・・
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こっちの方が怖い
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おそらく「横倉山」からでは
ピカイチの越知町の俯瞰場所
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「なかなか良(え)いですやいか」
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「第3の鎖」へ
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あと少しで「かむと嶽石鎚神社」
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神社前広場に這い上がる
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蛇行する「仁淀川」
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神社前の1坪ほどの広場には
南向きなのに氷が残っている
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まことに立派な錠前
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これほど曲っている割には
河川の氾濫を聞いた事がない
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「かむと嶽」頂上に
しっかりと杭打ちされた「第3の鎖」
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 いつも国道から見上げるだけだった「カブト嶽」に、今日初めて立つことができた。

 正午あたりから晴天と予想、意図的に陽嵩(ひだ)けてから登り始めたが、1時間ほど予想が外れた。

 晴天だったら文句なし、であったが、まあ欲を言うまい。この先、「横倉宮」あたりではピカ晴れになることであろう、今日の山歩きはまだこの先が長い。


by ky_kochi | 2016-02-06 10:00 | 登山 | Trackback | Comments(0)