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茶凡遊山記

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樫山越え(高知市側)

 人馬の行き来が盛んだった頃の「樫山峠」には、狸や狐に騙されたという伝説が数多く残っている。

 狸は男で、狐は女。昔から、「狐と狸の化かし合い」と狐を先に言うけれども、もちろん狐の方が賢いこともあるが、狸の方が簡単に騙されることからきた順列ではあるまいか。

 この地の伝説では、騙されて滑稽な仕儀と相成っているのは、きまって男の方である。


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「黒滝峰」から「樫山峠」へ下る途中に「赤良木峠」の方向へと延びる横道があり、地図にある「黒滝峰」の真下まで行ってみたが、それらしい断崖絶壁には辿り着けなかった。

 次回の遊山は、今回の周回コースとは逆に、「赤滝登山口」から「樫山峠」へと半時計回りに入山し、断崖絶壁への横道を探してみるが、年内ならば早く行かねば県道が凍結する、嗚呼。


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「樫山峠」の番人が見えて来た
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ここにも奇岩が
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岩の割れ目に根付くヒメシャラ
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木の根が大岩のベルトがわり
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こらっ驚(おど)かすなっ
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下りの勾配が早くなってきた先に
白骨樹の岩場への踏み後がある
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ただただご立派でご誠実で
このエリアでは一押し
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 左に伸びている大きな短い枝の付け根、やや盛り上がっているあたりが、角度によって「木に登る鹿」に見えることを、下山してからネットで知った。

 アップされている画像をよく見ると、ちゃんと長い角も2本あり、かのレオナルド・ダ・ピンチも脱帽の彫塑、次回は必ず忘れずに撮影をしてこよう。

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あなたは岩それとも木?
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ほぉっ~
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鹿らしき影も見えてはいるが・・

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横道が「赤良木峠」方向へと延びている
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この先に目指す岩場があるに違いない
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 しばらく歩き、地図では「黒滝峰」の真下まで来たが、断崖絶壁が見当たらない。ちょうどその時、前方の「赤良木峠」から歩いてきたという男性に遭遇したが、その岩場はもう一段下ではないかとのこと。

 稜線の道草をしている間に、太陽もやや西に傾きかけている。断崖絶壁は次回のお楽しみ、ということにして元の分岐へ引き返すことにした。

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先ほどの分岐まで戻り
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木々のトンネルを抜け振り返ると
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見るところ白骨樹は3本あった
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広いススキの原に降り立つと
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ここがかつて店屋(てんや)もあった峠
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上空は民間機の航路にあたるらしい
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県道16号線「赤滝登山口」へと下山開始
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よく踏まれている
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やがて植林の中へ
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水場に来た
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ほぉっ~
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馬も通ったというわりには狭い
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おぉの嫌(い)やちや
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このテープは伐採用か?
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わずかに残る紅葉
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右へならえっ!
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ネット上でもよく登場する丸太橋
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手前はロープで補強されている
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「丸太橋が腐っています」とある
登って来る人には見えるが
下りて来る人には見えない
飛び込んだら踏み抜きますぞ
要注意!
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ここは「鏡川」の源流域の一つ
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 前方に、道に被さる大岩が現れる。あそこなら雨露は凌げるし、飲み水もある。赤は「血」で岩は「タキ」、してみれば「赤滝」とは、ここはもしや姥捨山か?

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県道16号線「赤滝登山口」へ出た
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登山客の忘れ物あり
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不法採取禁止の看板の下にも
小さく「三辻山」登山口の表示
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県道を10分ほど歩く
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ネット上で
「野原」と呼ばれる広場を振り返る
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路肩のコンクリート吹付も
年季が入れば立派な岩に見える
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X'masカラーの南天
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「青少年の家」まで戻って来た
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 このエリアのベースキャンプ、「工石山直売所」の山菜うどんを早く食べたいが、今朝借りてきた杖を登山口へ返しに行かねばならぬ。
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「青少年センター」の裏にある
「三辻山」への本来の登山道入口
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蛇を踏みそうでとても入る気にならぬ
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「工石山登山口」へ戻り杖を返却
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「三辻山」直下の「東屋」前の岩場から
「黒滝峰」へと続いている稜線
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あの断崖絶壁は次回のお楽しみに
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 高知市への帰路、県道16号線のヘアピンカーブで、「黒滝峰」山頂の岩塊を見上げる。

 中央手前の三角形の岩山と、右端の山との鞍部が「樫山峠」である。

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「黒滝峰」の断崖絶壁を攀じ登るのが今日の目的の一つであったが、尾根道を歩いたためか、つづまり行き着くことはできなかった。それでも、噂通りの変化に富んだ稜線歩きに、近年久々の満足の山行となった。

 「工石も良(え)いけんど、まあ隣りの三辻から樫山峠へ下りてみて」

 もう二昔も前になる、食堂の大将が、と言ってくれていたのが懐かしい。

by ky_kochi | 2015-11-28 14:00 | 登山 | Trackback | Comments(0)

樫山峠(高知市~土佐町)

「黒滝峰」の南回りの小道から尾根道に戻り、「樫山峠」を目指す。

 北には土佐町、南には高知市を遠望しながらの、生命力溢れるブナや数本の大杉が絡みついた大岩などが続く稜線歩きはなかなかに楽しく、あちらこちらに道草ばかり。


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 海抜1,056mの表示の先から、登山道が南にグッと曲がるあたりにある「白骨樹」までの稜線沿いは、本日の周回ルートの中でも見所の一つ。

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「樫山峠」まではゆるやかな下り
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再び北斜面の登山道
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北に土佐町が見える
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どれがどの幹の根ですぞ?
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オマさんらあ一体どうなっちゅうがぜ?
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スモール・X'masツリー
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下腹がメタボですな
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なかなか良(え)いですやいか
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かろうじて「本山営林署」と読める
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要所要所に親切な道標
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あれに見えるは「黒滝峰」か?
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もしやあの看板こそが
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名物「←ピストン→」の道しるべ
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迷わず右上へと駆け上る
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高知市が見える
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雲の下は太平洋
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「工石山」の山塊
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この落し物はどなたさんかな?
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赤い実も緑の葉に支えられてこそ
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ブナの林にさしかかる
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春の新緑が待ち遠しい
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溢れる生命力
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岩を跨いで前へ前へ
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登って来た道を振り返る
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見るからに毒がありそう
キノコばかりは
素人判断は厳禁
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貼り付いている君は誰?
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ありゃっ
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高度が下がると人工林になる
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「樫山峠」の番人がお出迎え
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 やぁ、そこにおいでましたか。本日のもう一人のお目当てが、「樫山峠」の番人、通称「木に登る鹿」がいる白骨樹。その威風堂々たる姿にすっかり脱帽、早く近くに行かねば。


by ky_kochi | 2015-11-28 13:00 | 登山 | Trackback | Comments(0)

黒滝峰(高知市~土佐町)

「三辻山」の山頂で晴れ間を待っていたが、北は晴れているのに南は曇天、ついにあきらめて「黒滝峰」へと向かう。

 初めてのアングルで見る「工石山」も楽しみだが、念願の断崖に近づけると思うと気もそぞろ。オニギリをお茶で流し込み、山頂を後にした。


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「三辻山」から、地図上に海抜1,056mと表示されている岩峰「黒滝峰」を目指す。この稜線歩きは四季折々の植生を楽しむことができる上に、あちこち目を惹くオブジェが盛り沢山。普通に歩けば半時間程度だが、寄り道の時間が必要となる。

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いざ「黒滝峰」へ
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このコケにも輝く雪が
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風雪に耐えかねて
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♪落ち葉が雪に
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ヒメシャラがグッド
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東屋の前の広場に大きな樅ノ木
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右手に岩の影
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もしやこれが第一の展望岩か?
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南に一気に視界が広がる
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珍しい地層
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「工石山」の山塊
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この画像では判りづらいが
顕微鏡で見るぐらいの小ささの
赤い花が岩の上に数個咲いている
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停めてきた車が見える
V字の切り返しが
「工石山」の登山口
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「赤良木峠」のドロマイト採掘跡
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クリスマス・カラー
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随所に白地に赤のテープ
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 この標石ではないが、地面と同じ色の標石に気付かず、向う脛をしたたか打ってしまった。悲鳴とともにその場にうずくまったが、頭に来て右手に握った木の杖で標石を叩いたら、跳ね返った木の杖が顔の方に跳ね返り、これは何とかかわしたが、今度はのけ反った背中が後ろの木に当たって2度目の悲鳴。

 子供の頃は階段などでよく弁慶の泣き所を打ったものだが、動きが緩慢になったのか、あるいは知恵がついたというものか、長じてからはしばらくなかった。久しぶりの痛さに目の前に星がチカチカ飛んだが、どこか懐かしい痛さであった。

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踏み跡を辿っているうち東屋に戻る
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ここはしっかり「おさらい」を
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東屋の前に立つ案内板の先
苔むした倒木のガードレールの右に
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最前は気づかなかった踏み跡があった
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さっきはこの先の
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この枝道の
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「B-26」の木から入っていた
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尾根道に戻り先へと進む
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倒(か)やって根っこが丸見え
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天然のガードレール
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歯周病は恐い
歯茎がずり落ちている
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巨大な岩が鎮座
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たかで聳えちょる
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いいね!
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振り返り見る
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再び雪道へ戻る
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いたるところに大岩がゴロゴロ
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その大岩に根ざす木々
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あなたは根それとも幹?
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陽が当たる南斜面に出た
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「樫山峠」へ向け降下を開始
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 あるべきはずの断崖絶壁がなかったがと、疑問に思いながら地図を見ると、「樫山峠」から西に延びる横道が見てとれる。

 なるほど、崖下から登ればよいのかと一人合点し、横道への分岐へと急ぐ。

by ky_kochi | 2015-11-28 12:00 | 登山 | Trackback | Comments(0)

三辻山(土佐町)

 静かな山歩きが楽しめる「三辻山」は、植生の豊かな山としてもファンが多い。この日、「杖塚」から「樫山峠」の周回ルートに約半日いたが、出会った登山者は男性ただ一人であった。

 「工石山」へ登ることが多い子育て中のお父さんお母さんに申し上げる。豊かな植生、奇岩、白骨樹、古道や峠、産業遺構と、見所満載のこの周回ルートへ、3回に1回是非どうぞ。


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「赤良木峠」登山口から「三辻山」への登りはさほどきつくないが、短時間で山頂に立とうと思えば、「三辻山」山頂の北西のアンテナまで「町道三辻山線」(未舗装)があり、10分ほどで山頂に行くことができる。

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右前方に「黒滝峰」
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作業道を下る
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セメント舗装のUカーブ
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山積みの鉄製ゴミかごの奥に登山口
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いざ「三辻山」へ
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緑の短パン
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周辺は岩が多い
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岩から木が
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道標が見えてきた
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「樫山峠」への横道があるらしい
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「赤良木」は「赤裸木」
ヒメシャラの木が混ざり始める
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手入れされた明るい植林
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ケルンがある
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明るい登山道
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苔むした倒木
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お馴染みの赤と緑
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メタボ気味
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蔓状の杉
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やや鬱蒼としてきたが
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すぐに明るくなる
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道標が見えて来た
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山頂直下の四阿(あずまや)
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水晶が混じる石
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ナイスな登山道を登ると
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あっと言う間に山頂
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2基のアンテナはすぐ先
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先生に聞かれている感じ
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西に「小石鎚」が見えている
(画像中央の小さな尖がり)
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南には土佐湾が見えているが
この日はあいにく北晴南曇
空と海との境が判りづらい
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「黒滝峰」のピークか?
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「浦戸湾」が見える
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アンテナ2基
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腹が減っては戦ができぬ
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現在地は「三辻山」山頂
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「樫山峠」へと稜線を歩く
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はてこの三脚は?
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三等三角点
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東屋(あずまや)へ戻る道
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屋根に残る雪
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「黒滝峰」へ
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 四阿から「黒滝峰」への稜線は、ヒメシャラ、ブナ、シャクナゲをはじめとする植生の宝庫であり、愛媛県の「赤石山系」で見かける赤岩や巨岩もある。

 そして、途中の見晴らしの良い大岩の展望台からは、これまで何度となく見てきた「工石山」をまったく違ったアングルで見られるはず。

 それでは次の目的地、岩峰「黒滝峰」へ。



by ky_kochi | 2015-11-28 11:00 | 登山 | Trackback | Comments(0)

赤良木峠(高知市~土佐町)

「赤良木(あからぎ)峠」を挟み、県民の森「工石山」の北東に立つ「三辻山(みつじやま)」は、知名度の低さが幸いした隠れ名山の一つ。

 この「三辻山」と稜線続きにあるのが、「工石山」へ登るたびに気になっていた岩峰「黒滝峰」と、巨大な白骨樹が残る「樫山峠」。

 前々日の雪が残る稜線歩きは見所満載、今回の「赤良木峠」の後、「三辻山」、「黒滝峰」、「樫山峠」の4回に分けて、高知市と土佐町の分水嶺をご案内します。

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地図の青線の左端が駐車場
「杖塚」に寄り道して
「赤良木峠」を目指す

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県道16号線の
「赤良木トンネル」手前で
岩峰「黒滝峰」が見えて来た
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「工石山(くいしやま)」ファンには
お馴染みのゲートを通過
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本日の周回ルートのゴール
「赤滝登山口」
「樫山峠」への古道もここから入る
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「青少年の家」の南側駐車場は
法面崩壊のため現在閉鎖中
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「赤良木トンネル」の
高知市側入口を左折
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「工石山」登山口より入山し
まずは「杖塚」を目指す
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「ドロマイト採石場跡」へと続く
作業道をしばらく進み
ゲート手前で左手の登山道に入る
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コケに残る雪が朝日に輝く
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せっかく買ったステッキを
持ってくるのを忘れてきたので
無料貸出の木製の杖を借りる
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準備体操を兼ねて「杖塚」へ
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「工石山」ならではの巨岩
この明るさなら人工林もOK
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前々日の雪がまだ残っている
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「工石山南回りコース」との合流点
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「杖塚」に到着
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雪の「杖塚」もグッド
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2086年に開封されるタイムカプセル
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次の水場の「賽の河原」は
オオサンショウウオのお住まい処
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「赤良木峠」へは、「杖塚」の前の道を北東に下って行く。

 初めて「工石山」へ来た時に、「杖塚」を過ぎ登りに入った直後のV字カーブを間違えて直進、偶然この「赤良木峠」に降り立ったことがあった。

 かつてドロマイトの採掘をしていた遺構がそれはそれはシュールで、「工石山」へ登れなかった残念さをすっかり忘れたことであった。


元からあったのか最近の落石か?
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しばらく行くと視界が広がり
「三辻山」の稜線が現れ
見覚えある2本のアンテナが立っている
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北に視界が開けた見事な掘り切り
このあたりが海抜948m「赤良木峠」
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散水設備であろうか
渋すぎる
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『稲叢山(いなむらやま)」か
「東門山(ひがしかどや)」あたりか?
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 2本のアンテナの下までは、いったん「赤良木トンネル」を土佐町側へ抜け、北側からリトルカブで「町道三辻山線」を走ってきたことがある。

 何とその時の林道巡りこそが、相棒『銀号』の林道ファーストランであった。購入してからすでに7年になるが、リトルカブとウォシュレット、この2つが小生がこれまで最も重宝している買物の双璧である。


アンテナが立つ広場は
「三辻山」の山頂ではなく
アンテナ広場から
もう少し東が山頂
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電波中継塔であろうか
赤錆びていく遺構の中で
新しさが際立っている
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ホッパーの遺構
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錆びた橋は渡ることができる
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もう動くことはないベルトコンベア
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来るたびに錆びていくダンプカー
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「安全第一」の文字も消えつつあるが
「柴折祈願」をして「三辻山」へと向かう
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はるか先で
「黒滝峰」が手招きをしている
今日は是非その絶壁を見てみたい
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 曇った日のこの地は実にシュールな雰囲気だが、晴れた日だと「火曜サスペンス」のラスト・シーンに出てきそうな塩梅となる。

 ドロマイト採掘の遺構の前をゆるやかに下る作業道を、次の経由地「三辻山」へと向かう。



by ky_kochi | 2015-11-28 10:00 | 登山 | Trackback | Comments(0)

焼野の森(旧鏡村)

「新宮の森」から、いったん鏡ダムへと下山し、「新宮の森」山頂から西に見えていた「焼野(やけの)の森」へと向かう。

 県下の紅葉の名所はどこも大変な人出と思われ、いつも単独山行の身としてはどうも人混みが苦手。

 一人でゆっくり歩ける場所として思い出したのが「焼野の森」、落ち着いた良い雰囲気の山なのだが、意外と知られていない。

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 地図左上、いったん南に下って二手に分かれているうち、西が「焼野の森」で、東が「まるみえ峠」である。

 また地図左上、ループ状の部分が「林道岩ヤガサコ線」で、路面も良く締まったフラットなダート。大きな淵穴や松の巨木、そして見事な堀り切りもある掘り出しの林道、時計回りの走行をお勧めしておきたい。

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鏡ダム下流「川口橋」で県道6号線に合流
「的渕(まとぶち)川」に沿って遡上する
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「吉原川」と「的渕川」の合流点
「小川口橋」で県道33号線に分岐
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「草峰」地区の
大雨による大崩落跡も
徐々に修復が進んでいる
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「鏡的渕の乳銀杏」と鈴なりの柿
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「竹奈路」での伊野町への分岐
ここでも「的渕川」に沿って直進遡上
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道案内に「坂口」が登場し始める
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人造物の存在を打ち消す自然の赤
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「平家の滝」へ寄り道(左下)する前に
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2つのカーブミラーの中間で
左の植林の中を見ると
良さげな雰囲気が漂っている
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少し藪漕ぎをすると
「的渕川」の左岸に屹立する
巨岩の天辺に立つことができる
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巨岩の突端は相当に高い
「的渕川」の河原は遥か下
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この手の岩によく生えている植物
蘭の仲間であろうか?
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このあたりだけ
巨岩がゴロゴロしている
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あらためて「平家の滝」を目指す
少し上流にある
「八畳大橋」の先で左折してもよいが
こちらの旧道の方をお勧めしたい
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これは「平家の滝」ではない
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滝は二段になっている
逆光が残念
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 この分岐を直進し林道を高度を上げると、険峰「雪光山」への最短登山道の入口に着く。

 乗物で走る林道部分こそ長いが、厳しい登山道で知られる「雪光山」へわずか10分ほどで登頂できる。

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 かつての「県交通バス」の行先表示板に、見覚えのあるかたもあるのでは?

 ここ「柿ノ又」で、「焼野森林公園」へと左折する。

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ナイスな花街道
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やがて「坂口」集落の
一本松の三差路に着く
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偶然にも今日の帰りは
右の道へと下りてきたが
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「鏡川」流域によくある
親切な道案内に従いレフト・ターン
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良く手入れされた植林の中を進む
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右へご機嫌な林道が延びている
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「林道岩ヤガサコ線」とある
どこまで続いているのか判らないが
帰りの寄り道の第一候補に決定
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気合の入った標柱
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公園敷地内へのアプローチ
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園内案内図の前は
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広大な広場となっている
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見事な楓の赤
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丸太の輪切りのベンチも
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このベンチも最近の新調か?
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防火用水を兼ねる池
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何と
「まるみえ峠ハイキングコース」
とな?
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水は何よりも貴重
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「まるみえ」と聞けば
行っておかねば沽券に関わる
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シブい林道の始まり
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エクセレント!
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なかなか良(え)いですやいか
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「まるみえ峠」に着いたが・・
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高知市街は見えないが
なるほど土佐弁でいう
「明(あ)っから」として
「雪光山」や「工石山」は丸見え
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「その他林道オオモト線」とある
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はるか北の峰々を遠望
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♪俺は河原の枯れすすき~
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「焼野の森」への登山口
登山口はいくつかあるが
ここからが700mと最短
近頃はラクばかり追いかけている
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隠れた紅葉の穴場
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黄色がメインだが
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整備された遊歩道は実に快適
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植生も非常に豊か
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最初の三差路を左へ
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いいね!
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捻りも入れてお見事!
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緩やかに続く登り
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 2番目の三差路もまた左へと進むが、ここでマウンテン・バイクで頂上から下りてきた2人連れと出会った。

 最近は比叡山の千日回峰よろしく、登山道を峰伝いに走る組に遭遇し、その気力体力にすっかり脱帽するが、今日は初めてマウンテン・バイク乗りに遭遇した。
 
「この道を漕ぎ上がってきましたか?」と聞けば、「いえいえ上りはバイクを担ぎます」とのことだった。そもそも担いで登ることからしてビックリ・ポン、いやはや山には超人的な人々がいる。

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頂上直下の最後の上り
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先ほどのMTBのブレーキ痕
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四国電力の№51鉄塔が頂上
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三角点それとも基準点?
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海抜790mのさらに上空
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頼むきに驚かさんとってくれっ
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トグロを巻いた物は嫌いじゃきに
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上の段の三差路まで戻る
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「焼野森林公園」の池が見えている
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道端に鳥に似た古木が
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頭の部分が解り辛いのが残念
この枝にこうして
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手袋を履かせると
鳥にみえませんかの?
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登山口が見えて来た
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お洒落な落葉のアクセサリー
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それではいざ「林道岩ヤガサコ線」へ
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早々に松の巨木がお出迎え
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高知市街が見えて来た
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頂上の峠付近で舗装が切れる
その先の怪しげな雰囲気に
思わず踵を返す銀号
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 最近すっかり臆病になって、地図にない林道であることにも怯みきり引き返そうとしたが、ここまでどの林道も実に良く手入れされていたことを思い出し、行けるところまで行ってみようと一念発起。
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道端の路肩に早速
巨大な釜が出現
大きさは五右衛門風呂なみ
落ちたら大怪我をする
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いいね!
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堀り切りは
林道マニアの愉しみの1つ
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実に良く手入れされている
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再び舗装道になる
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人里も近い
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林道終点に到着
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散髪された茶畑
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おっと!
一本松の三差路に下りてきた
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「六畳大橋」の赤鉄橋
橋の手前を右に入り
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再び「平家の滝」へ立ち寄ったが
すでに辺りは暮色の風情
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滝つぼからの霧がかかる椿
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 午前中に突端に立ってきた巨岩が、画像中央に小さく見えている。この角度から見ると相当に高い、あんなところに立っていたとは、「初めて自分で自分を褒めてあげたい」
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この色が赤で
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この色が黄色
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稲刈りが終わった田圃
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県道6号線まで戻って来た
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 単独行での、奥山の林道巡りや無名山の山行は徐々に控えているが、自由気ままに遊山をしたいために、今回も紅葉の隠れスポットを訪ねてみた。

 休日は1人のんびり過ごしたいというかたに、今回の「新宮の森」を経由し「焼野の森」へのコースはお勧めです。


by ky_kochi | 2015-11-21 12:34 | 登山 | Trackback | Comments(0)

新宮の森(旧鏡村)

 高知市の円行寺から、旧鏡村大利へと越える途中に、よく整備された「新宮の森」がある。

 新宮神社の祠の建つ山頂からは、白骨林の隙間に、三角錐の秀峰「雪光山」や、県民の森「工石山」が指呼の間。

 太刀踊りで有名な鏡ダム南岸「大利」集落へと下る途中からは、新鮮な角度で高知市の水瓶「鏡ダム」を俯瞰できる。

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「新宮の森」は、地図右下、高知市柴巻からダム湖へと越える途中、峠から西に寄り道しているあたり。


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お城の温泉前を北上
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路線バス廃止から久しい
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この温泉をご存知のかたは
よほどのご年輩のかたか
あるいは
男女を問わず斯道の大先達
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印象的な大カーブを左に分岐
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坂本龍馬ゆかりの地へ
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柴巻の名水
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「田中良助邸」本日はスルー
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柴巻のモニュメント
「八畳岩」はここで左の農道へ
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「八畳岩」への分岐を越えて
二度目の分岐も左
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「鏡ダム」を目指す
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杉の植林の中を進む
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すぐに峠が見えて来る
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この案内図も
なかなか年季が入って来た
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旧鏡村の地形は美女の横顔
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広場から鳥居をくぐり山頂へ
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白骨林に囲まれた山頂の鳥居
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祠の扉には銀の鈴
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白骨林の隙間から
「雪光山」を覗き見る
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本数は少ないが白骨林がシブい
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本日の最終目的地
「焼野の森」方向を遠望する
はるか眼下に「鏡ダム」
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「大利」集落の見事な柿
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板が外れた掲示板の枠を
絵描きのキャンバスに見立てる
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自分でも信じられないが
テニスをしていた時期もある
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「鏡ダム」の左岸
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ダムの堰堤を渡り右岸へ
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ダム湖に映る峰々
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堰堤から下を覗き込む
存外と高い
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ダムの下は公園になっている
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その名も「ちょっとみ広場」
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「鏡文化ステーションRIO」には
旧鏡村「梅ノ木」出身の孤高の書家
川崎白雲翁のギャラリーがある
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的淵川と鏡川の合流地点
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 高知市に隣接していた旧鏡村や旧土佐山村は、バーベキュー、滝巡り、山登り、林道巡りと、若い頃の遊山のメイン・ステージ。春夏秋冬、飽きもせず遊び回り、現地の皆さんにも随分とよくしてもらった。

「集落の飲み水じゃけに、本当は他所の者には言われんことになっちょるが・・と。まあ、兄(にい)やんには教えちゃろう、付いて来てんよ、ふぇっふぇっ」と笑いながら、ガイドブックには載っていない秘瀑へ案内してくれたタオルで頬被りした古老が懐かしい。

 何年か前からとんと見かけなくなり、その後の消息を尋ねたいのだが、当時すでに一軒家となっていた古老の家に人影はない。



by ky_kochi | 2015-11-21 10:00 | 登山 | Trackback | Comments(0)

豊楽寺(大豊町)

 大豊町の大田口に、四国最古といわれる建造物がある。聖武天皇の勅命を受け、名僧行基が724(神亀元)年に開山したと伝えられる、日本三大薬師の1つ、豊楽寺の柴折薬師である。

 薬師本願経説の中、「資求豊足身心安楽」の「豊」と「楽」をとって豊楽寺と書き、「ぶらくじ」と読む。単層入母屋造りの杮(こけら)葺きの薬師堂は、四国の法隆寺と言われている。

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奥大田渓谷(地図上部)からの帰り道
突き当りの三差路を東へ左折
国道32号線から100mほど上の
山肌に建っている
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「吉野川橋」を渡ると
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霊峰「梶ケ森」が見えてくる
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大田口交番の先で旧国道に入ると
すぐに「国宝薬師堂」の道案内
幹線林道「下名大田口線」へと進む
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左折し「奥大田三谷線」へ入ると
「奥大田渓谷」や「黒滝山」
「豊楽寺」へはこの三差路を直進する
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徐々に高度を上げていく
遙か眼下に「四国三郎吉野川」
豊楽寺のある場所は
この高さよりまだ高い
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嶺北地方でよくみかける光景
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瑠璃光殿の美しい庭の前には
広大な駐車場が完備
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広い境内には見所満載
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本堂前の広場
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見事な杮葺き
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吉野川から2年かけて
引き上げてきたという手水石
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シブいマツカサ
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鐘楼もシブい
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苔むした鐘突き棒
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「星神社」
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「若一王子宮」
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 鳥居の手前で、睨みを利かす大小2組の狛犬。狛犬にも、「阿(あ)」と「吽(うん)」がある。「阿」はサンスクリット語の最初の音で、「吽」は最後の音。「阿吽」とは、始めから終わりまで、つまり「すべて」を表す。

 学生時代に、「アルファでありオメガである」、との一文を読んだが、なるほど「阿吽」のギリシャ語版であったのか、いつもながら気付きが遅い。

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かたや「阿」
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こなた「吽」
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輪切りの檜に故事来歴
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出雲大社に似ている
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椿と・・ええと
そちらの色白さんは
どちらさんかな?
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年中咲いている気がする紫陽花
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平成23年には苔むした切り株だったが
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見事な天然の盆栽になっている
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 高知自動車道を走っていると、高知市や瀬戸内は晴れていても、四国山地の真っただ中の大豊町は雨が降ったり曇っていたりすることが多い。

 高校のお別れ遠足で「梶ケ森」へ登った時も、登山口では曇天であった。登山道脇の畑にいた御夫人にその日の天気をたずねると、「兄(にい)やんよ、この辺りでは朝曇りには坊主が泣くといいますぞね」とのご託宣。頂上に着く頃にははたしてその通りとなり、帽子を持ってなくてタオルを被ったことであった。

 境内で竹箒を振っていた別の御婦人からは、「ここな辺りは降るか吹くかのどっちかですけに」と教わった。そのせいもあろう、大豊町の古刹には紫陽花が良く似合う。梅雨の大豊町へも是非お出かけ下さい、紅葉シーズンとは一味違った趣があります。



by ky_kochi | 2015-11-15 14:00 | 登山 | Trackback | Comments(0)

定福寺(大豊町)

 高知の登山愛好者の登竜門の一つ、大豊町「梶ケ森(かじがもり)」の麓に、名僧行基の開山といわれる古刹、「定福寺(じょうふくじ)」がある。

 平成21年の今日、何回目かの登山の際に、背中に鮮やかな紅葉を背負い、緑の茶畑の参道の先の仁王門に見事な五色幕を垂らした「定福寺」を偶然に見て以来、この時季を狙って足しげく通っている。

「梶ケ森」は「加持ケ森」、秘仏「粟生聖天」の御油浴祈祷が行われる11月10日~16日の山行が特にお勧めです。

【ご注意】 前半の画像は、平成21年11月のものです。
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国道32号線のJR豊永駅付近で
酷道439号線へと分岐
定福寺は粟生(あおう)集落にある
(地図の国道番号439の左付近)
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「吉野川橋」(高知市方面)を振り返る
現在は通行禁止となっているが
この橋の少し上流に残る
「旧吉野川橋」もお勧め
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 霊峰「梶ケ森」の山頂アンテナ群の左に、「天狗の鼻」が見えている。高校のお別れ遠足が、夜明けとともにJR豊永駅から登り、昼下がりにJR大田口駅へと降りるという、この山の伝説的な登山ルートであった。

 希望するいくつかのクラスの合同編成で、女子生徒も何人かいた。上り4時間下り3時間ほどの日帰り登山、これまた伝説的な担任の先生の発案であったが、今に思えばよく行ったものと感心する。

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チベットを彷彿させる五色幕
「レオマワールド」を思い出す
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車道から仁王門へと
茶畑の中を延びる参道
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「おまんの家はどこぜ?」
「あの灯りじゃ」
「星かと思うた」

山肌高くに点在する民家は
夜来た時には星に見える
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それでは見事な紅葉の境内へ
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境内で出迎えてくれる
いろいろなキャラクター
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「梶ケ森」山麓のエリアでよく見かける住宅地図、無数の細い道がまるで毛細血管のように張り巡らされている。

 これは大豊町全体を表した地図ではなく、町内のごく一部、「東豊永」地区だけの住宅地図で、鋼板には一軒一軒の家の名前が記されている。

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ここからは本日の画像

「御縁坂」ということを初めて知った
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卒業した小学校には無かった
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「裏を見せ表を見せて散る紅葉」
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岩に根付く楓
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仏寺では左側通行
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持佛堂玄関
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手入れされた木々
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手前から初七日、二七日、三七日・・
七日七日の四十九日
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ユースホステルとして
利用された方も多いのでは
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どちらさんかな?
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こんなところにも「高知家」
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 この日「梶が森」には登頂しなかったが、山頂まで続く車道の途中、八畝(ようね)にある「八畝観音堂」に寄り道をしてきた。

「定福寺」の観音堂は、山麓のいたるところにあって、この地の信仰深さを物語っているが、この「八畝観音堂」は「八畝の乳銀杏」で有名。樹齢500年と言われる巨木の傍らには、これまた見事な鹿子(カゴ)の木やカヤ、椋(ムク)の木などの古木がある。

 昭和50年、心無い者たちの手によって、垂れ下がる乳銀杏の乳胴が切り取られたが、樹齢500年の驚異的な回復力で見事に樹勢を取り戻したと聞いた。

 そして、観音堂のすぐそばには、登山者に隠れファンの多いヤギが一頭、のんびりと草を食んでいる。最近白ヤギの姿が見えなかったが、今日は薄茶色のヤギに会えた。

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 近くこの「定福寺」の境内に、「大豊郷民俗資料館」がリニューアルオープンする。1万2千点以上の民具を保有するという「定福寺」、熊本県玉名郡南関町にある豊永という地の小笠原氏と御縁があるという、この地の歴史にふれられる日を楽しみにしている。
by ky_kochi | 2015-11-15 11:00 | 登山 | Trackback | Comments(0)

奥大田渓谷(大豊町)

 「乙女の滝」ならぬ「音女(おとめ)の滝」を、大豊町「奥大田渓谷」に訪ねてきた。

 「野鹿池山」のはるか南麓にあるこの渓谷は、滝としては大雨の後が見ごたえがあるが、最近になってよく知られるようになった紅葉ポイントでもある。

【ご注意】 掲載している画像は、平成19年11月の画像です。



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国道32号線「大田口」より北上
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「国宝薬師堂」や「黒滝山」を目指し
幹線林道「下名大田口線」へ
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右へ直進すれば「国宝薬師堂」だが
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幹線林道「奥大田三谷線」へと左折し
「黒滝山」方面へ
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舗装された林道を進む
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路面が流失したところには
鉄板が敷かれている
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次第にそれらしい雰囲気に
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11時の方角に渓谷の全景が現れる
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「音女(おとめ)の滝」
本日は水量わずか
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ナイスな紅葉
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遊歩道を下り河原へ
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「奥大田川」に「小法師」からの谷が合流
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古木に密生した茸
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岩には優雅な曲線
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碧の流れに映える落葉
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河原の紅葉もまた見事
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河原まではほんのわずか
お弁当は是非とも河原で
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 この日はあいにくの曇り空、ここまでは平成19年11月18日の画像を掲載したが、曲がりなりにもブログ、ライブ情報も掲載しておかねば。


「今年は紅葉が早かった模様
見頃は終わっていた」
と勝手に思っていたら
「まだこれからでは?」
と先輩から連絡をいただいた

紅葉のビフォーアフターについて
もっと研究をしなければ
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近年の大雨被害は
県内各地で甚大
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これはもしや発破工事?
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来るたびにそそられる
北東へと上る枝道
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 ここで番外編を一つご紹介したい。幹線林道「奥太田三谷線」に入ってすぐ、左下に下っていく道を少し進むと「琴平神社」の鳥居があり、その先には小高い山の頂上にある神社へと続く参道がある。

 大豊町非公認という「地域おこし協力隊」のパンフレット、『なんじゃ?こりゃ!!遺産』vol.2に、「ズリずる坂参道」と紹介された傾斜40度近いこの参道、階段ではなく木を伐採しただけのきつい参道を滑りながら山頂へ辿り着くと、帰りは上りよりもっと怖い下りが待っている。

 勾配の早さが上手く撮れていないが、なかなかの急坂。百聞は一見に如かず、是非この参道へも寄り道を。


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 大豊町は、網の目状に張り巡らされた林道の宝庫。国土地理院の2万5千分の1地図にも載っていない、ナイスな林道が沢山あります。

 そして、この地に住まう人々の心映えというものか、通行止や道路の崩落や消失の情報が実に丁寧に案内されています。

 四季を通じて楽しめる「嶺北」エリアへ是非おでかけ下さい、思いがけない光景に出合えることうけあいです。


by ky_kochi | 2015-11-15 10:00 | 登山 | Trackback | Comments(0)