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茶凡遊山記

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無農薬稲作農業(四万十町)


 ここ十年来、知人の稲作農業のお手伝いをしている。
 今年は長雨だったが、稲刈りシーズンを迎えてもなお、お天道様の御機嫌やや斜め。
 おりしも台風16号が接近中、四万十町の高南台地は、天気予報と首っ引きの収穫の秋が続いている。


無農薬の稲作農業ならでは
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福神漬に使われるタチワキ
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ゴーヤと朝顔
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ピーカン待ちにポット作り
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庭先はミニ植物園
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ゴーヤの花
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(新種の朝顔ではありません)
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収穫祭の始まり始まり
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これぞまさしく焼きキビ
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四万十の鮎
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 田おこし、苗代作り、田植え、草取り、稲刈り、この他にも多くの手間をかけて作られるお米。
 実際にお手伝いをしてみると、なるほど八十八の人の手間とはこういうことかと実感、米粒一つたりとも到底無駄には扱えなくなった。
 無農薬とあわせて、知人は古式ゆかしい農法も守っていて、親戚一同による手植えを始め、唐蓑(とうみ)による種籾の選別など、毎年毎年新鮮な驚きを体感させてもらっている。


by ky_kochi | 2014-09-20 12:00 | 番外編 | Trackback | Comments(0)

梶ケ森周辺(大豊町)

 高校の卒業遠足は、大豊町の梶ケ森であった。その日の登山コースは、高知駅で始発の普通列車に乗り豊永駅で下車、4時間近くかけて登頂し、大田口駅へと下山するという、高知の山屋に伝わる古式ゆかしいものであった。

 その後も何度かこの山には登ったが、日本の滝百選「龍王の滝」から登ったり、山頂直下の山荘梶ケ森まで車で行ったり、カブで頂上まで登ったりと、登山というよりはドライブが多くなってしまった。

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 現在、嶺北地方、とりわけ霊峰梶ケ森の周辺には大切なご縁を二ついただき、かれこれ20年近く、春と秋のお彼岸には必ず出かけている。どういう偶然か、この二つのご縁は微妙に繋がっていた。袖振り合うも他生の縁、躓く石も縁の端、合掌。


新吉野川橋から見る旧吉野川橋、
穴内川にかかる見事なトラス橋は、
現在は通行不可。
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対岸の大杉駅に見慣れぬ車両を発見!
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今夏の台風で崩落していた土讃線の、
線路復旧作業のための車両か?
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ううむ、渋過ぎる。
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鉄道マニアならずとも、
相当にそそられるパーツ。
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幼少期にこの地で交通事故にあった、
美空ひばり嬢に由来する店名。

名物のカツ丼を食べたいけれども、
この時間はまだ準備中、残念。
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いくつかある梶ケ森へのルートから、
本日は八畝(やうね)コースを選択。

別れの一本杉を左へ。
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最近になって道標がリニューアル!
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八畝の乳銀杏も寄る年波には勝てず、
幹を支えるつっかい棒の手助けが必要。
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梶ケ森山頂
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蛇行する吉野川
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眼前の天狗の鼻にも、
大きな雲の影。
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キャンプ場と、すぐふもとにある
山荘梶ケ森と梶ケ森天文台。
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知る人ぞ知る松尾峠の向こうは、
谷合林道を経て旧香北町。
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午後から急に出てきた雲で、
遠くの山肌にもまだら模様が。
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頂上までの急勾配、
メタボ親父を運んできた
リトルカブは息も絶え絶え。

山頂の冷気でしっかり空冷、
休養を取っていざ下山。

下山途中で見る稲木(いなき)。
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日本の原風景。
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国道32号線、
新吉野川橋まで戻り着く。
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振り返れば、
梶ケ森(左)山頂のレーダー群。
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道の駅大杉で旧国道に分岐し、
土讃線の遺構へ道草。
土讃線の歴史は、
豪雨との闘いの歴史。
特にこの大杉地区には、
軌道変更のために
廃線となった箇所が多い。
なかでも最もシュールなものが
この廃線鉄橋。



赤い鉄骨の上には、
かつては線路が敷設。
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存外高く、
足が震える。
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コンクリート板の部分は、
対岸に一軒だけ残る家に
お住いのかたのための生活道。
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この先には、
田園地帯を緩やかに曲がる軌道カーブ。
昭和40年頃に土讃線に乗った
ことがあるかたなら、
記憶のどこかに残って
いるかもしれない場所がある。
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この先にある民家のさらに先には、
廃線上にあったロックシェードと、
新軌道のトンネルとが並ぶ
ナイスポイントがあるが、
残念ながら本日は時間切れ。
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 思えば、リトルカブを買った頃、土讃線の廃線軌道や、県内に残る森林鉄道や鉱山鉄道を探索していた時期があった。さらに以前は、滝にも相当に夢中になっていた時期もあった。

 どうも年齢とともに活性が下がり、近頃は全く遊山が足りていない。

 まがりなりにも『遊山記』と名を付けたブログを書いている、ここはもう一回原点に帰らねばと感じた秋の彼岸であった。


by ky_kochi | 2014-09-14 17:44 | リトルカブ | Trackback | Comments(0)