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茶凡遊山記

chabon.exblog.jp

カテゴリ:登山( 127 )

平家ノ森(旧物部村)

 国道195号線を徳島県方面へと東進すると、「アンパンマンミュージアム」を過ぎ、「永瀬ダム」湖畔の「大栃」(旧物部村)に入る手前、「臼杵トンネル」を抜けたあたりから、「平家ノ森」のピラミダルな円錐形の山頂が見えてくる。

 土佐と阿波の県境「奥物部の里」に行くたびに、一度は是非登ってみたいと思ってきた「平家ノ森」(=天王ノ森)に初めて挑戦してみた。

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「物部(ものべ)川」は「永瀬ダム湖」で、北の「上韮生(かみにろう)川」と南の「物部川」とに分かれ、旧「物部村」は、北側の「上韮生村」と、南側の国道195号線沿線の「槇山村」とが合併してできた村であったが、その後「香美市物部町」となった。

 登山口は、「大栃橋」東詰めを紅葉の名所「別府(べふ)渓谷」や、徳島県との県境「四ツ足峠」方向へと右折したすぐの場所にある、赤い吊り橋「明石橋」になる。

 大まかな位置図としてはこんな感じで、「天王ノ森」山頂への途中には「天王」、山頂から「大平山」へと続く稜線には「熊押」、ともに現在は無人となった集落跡が残っている。

「熊押」は「くまおし」あるいは「くまおす」と読むかと思ったていたら、地元の皆さんの発音は「くもうす」または「くもおす」であっり、どちらかというと「くもーす」に近かった。

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少し拡大するとこんな感じ
山頂の「須賀神社」までには
現在は無人となった「天王」集落がある

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さらに拡大するとこんな感じ

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 ゼンリン社の住宅地図を見ると、「天王」集落跡まで狭い車道があるように見え、通称「バイク道」と呼ばれていたそうだが、現在はリトルカブでも駆け上がるのはチト躊躇われる。

「天王」集落跡から、地図の左手へは何本かの里道が見えていて、そこにはちょうど、「明神橋」、「東高尾」バス停前の鉄橋、「高宮橋」などが架かっているので、西側からも登れそうな気がする。
 
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「天王」集落跡の概略図

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「臼杵トンネル」東口の
「塩の道」入口辺りから
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右前方に実にそそられる山塊が現れる
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春野公麻呂氏の著作で
「土佐のマッターホルン三座」として
紹介されている「平家ノ森」である
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「JAとさかみ柚子センター」の右にも
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橋名がわからないが
「東高尾」バス停前の鉄橋からも見える
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橋の上流に「JAとさかみ柚子センター」と
赤い吊橋「高宮橋」
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下流には赤い鉄橋「明神橋」
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「大栃橋」手前の「ライダーズイン奥物部」
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架け替え工事中の「大栃橋」
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「明石橋」のたもとには
国道195号線沿いに広い駐車場がある
せっかちな小生は
水色部分をダム湖と見誤ったが
水色は自然公園内のエリア区分とのこと
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トイレも完備されている
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「明石橋」は昭和30年竣工とあるが
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橋名プレートは無くなっている
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「橋」の「端」はスケルトン
「真ん中」を歩こう
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「物部川」左手上流に「山崎橋」を遠望
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右手下流には「大栃橋」
アーチ部分がまもなく連結する
左手正面は「大比山」
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ひいっ!
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南岸(左岸)に辿り着いたら
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左にも道が伸びているが
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ドン突きをライト・ターン
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ううむ、堪らん・・
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ダム湖を右下に見ながら登攀して行く
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通称「バイク道」
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柚子畑へのモノレールか?
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んっ、これはいかんぞ・・
きっと何ぞがおるに違いない
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いったい何があったんです?
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 初めて見る植物に、どなたさんかな?と尋ねるまでは良かったが、このすぐ先でヤマカガシに遭遇。

 カエルか何かを食べた後と見えて満腹の様子、まるでツチノコのようなボディで悠然と匍匐前進していた。

 毎度のことながら、とてもカメラを向ける気にはならず、ただただ息萎えて、すっかり折れた気持ちを立て直すのに精いっぱい。

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高度を上げていくうちに
日陰の里道も少しずつ乾いて来た
全神経を足元のヘビに集中しひたすら前へ
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ホワット・イズ・ジス?
それにしても
どなたさんの食い散らかしですかの?
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再び「天王」集落跡の概略図

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ここで里道が崩落消失している
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左手山側のヘリを歩こうかと思ったが
自重でさらに崩壊が進みそうで断念
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眼下を見下ろすと
先人の皆さんのHPで見たことがある鉄橋
ここにはかつて集落があったということは
里道はいくつもあるはず・・
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 ネット上に分岐崩落の記事があったことを思い出し、予習ノートを取り出しておさらいすると、先人の皆さんはここでいったん北に引き返してから、地理院地図にもある里道を歩いておられる。

 画像の右上にある折り返し点までそこそこ距離があり、一度はあきらめたが、ヤマカガシに遭っても何とかここまで登って来られたことを思うと諦めきれず、そのあと二度目にして何とか「天王」集落跡への里道に乗ることができた。


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このヘアピンカーブで南に折り返す

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集落近しを感じさせる石積み
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少し開けた場所に出たら
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栗の実がわんさか
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右下への分岐が気になったが
道なりに直進して行くと
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背丈ほどに繁った夏草に阻まれた
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 路傍の電柱には「テンノウ」の文字も見え、この道をそのまま直進したいのはヤマヤマなれど、藪はちっとも平気だが、どうにも足元が気になって次の一歩がどうしても出ない。

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 もはやこれまでかと、振り返り振り返り引き返していると、捨てる神あれば拾う神あり、「天王」集落の最大の見所、ネット上で見覚えのある廃屋とその石垣が目に留まった。

 ここまで全く目にして来なかったが、そうですか、そこにおいでましたか。

 石垣の足元には立派な里道も見えている、斜面を転がるように下っても構わないが、きっと里道があるはず、ここはひとまず落ち着こうと自らを戒める。

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立派な石垣に沿って
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廃屋の北から南側へと廻り込む
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電柱脇のボブスレー道を下ると
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立派な里道が現れた
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やがて里道は直角に左に曲がり
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角にはリヤカーの部品であろうか
まるでポツンと置き忘れられたかのよう
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しばらくの間真っ直ぐ進むと
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見事な石段が左に現れ
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 左下の道を登って来て振り返ると、石段の上にはもう一本集落のメイン道路(中央)があり、そこから右上にはもう一本の小径が上へと延びていた。

 下山時には、緑の草の絨毯の真ん中の道を歩いたが、なんとその先は、先ほど夏草の藪に行く手を阻まれた所へと繋がっていた。

 とても行けそうにないと思う道が、反対から見ると難なく歩けることはしばしばあるが、今回は往きに阻まれたことで周辺の里道の事情がよく解った、全くもって何が幸いするやらわからない。

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3つの道が合流した先は
緩やかな右カーブとなり
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竹藪をしばらく進むと
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イノシシの運動場の先に
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お宮さんと思われる建物があり
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すぐ傍らには石の祠がある
何やら竹藪の中に踏み跡も見える
きっとこれが参道にやあらむと
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途中から踏み跡は薄れて行ったが
委細構わず猪突猛進して行くと
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植林の先に大岩の翳
もしや山頂直下の絶壁かと思ったが
時間的にまだそこには到達していないと
思いながら進んでいると
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急に視界が開けて里道に再び飛び出た
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赤テープよりは青テープが多いが
この辺りから
テープを見かけるようになる
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登山道というよりは
山頂の「須賀神社」への
参道が正しいと思うが
ジグザグに切られているので
高度差のわりには
ここまでは足に優しい
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山頂直下の大岩に着いた
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見事に枝打ちされた植林の
右端に大岩の巻き道がある
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細いロープが一本括り付けられている

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はるか右下にダム湖を見ながら
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滑りやすい山肌を這い上がると
大岩の突端部分を左に見ながら
とても勾配のきつい参道に入る
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山頂らしき眺めの手前に
木製の鳥居が見え始める
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 ズリッと滑ったのではなく、どうもコンデジの寿命が来たらしく、静止してシャッターを押してもこんな画像が多くなってきた。

 今日もナイスな被写体が沢山あったのに残念至極、単Ⅲ電池タイプのコンデジをずっと愛用してきたけれど、最近はもう生産されていないのか家電店でも見かけなくなった、はてさてどうしたものか・・

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まだまだ続く頂上への参道
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ここまで大きいと
さすがにヘビには見えないが
♪何を見ても貴方様を
お慕い申し候~♪
ならぬ
♪何を見ても貴方様に
怯え申し候~♪
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「須賀神社」山頂社殿の
破風板が見えて来た
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「須賀神社」社殿奥の山頂には
小さな祠が鎮座している
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頂上付近の稜線
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や、やぁ
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「永瀬ダム湖」側(東)にも
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「舞川」側(西)にも急勾配の稜線
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「須賀神社」社殿の南に
「舞川」側への眺望が良い
エッジ上の岩があると聞き捜したが
見つけられなかった
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わかりづらいが
木々の隙間の白い部分は
「永瀬ダム」湖畔の「大栃」集落
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あのキツイ参道をよくぞここまで
昔の人は偉いとしか言いようがない
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反対側から見ると
つっかい棒で支えられている鳥居
登って来たものは降りねばならぬ
そろそろおいとまいたしましょう
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中央の隙間には
「御在所山」が見えているのだが
画像にはうまく映せていない
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大岩の突端を右に見ながら下山
断崖絶壁となっていて少し怖い
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どちらさんかな?
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這うように登って来た急坂
ジグザグの道が下へと続く
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岩場の細いロープは
この木に括り付けられている
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僅か数メートルだが
ロープがあるとないとでは
格段に安心感が違う
ピンボケが残念
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黄色のペンキも多かった
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ボブスレーみたいなコースを
下りて行くと
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建物跡地のような広場の手前で
道が左右に分かれている

登って来た時は左手からだったので
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帰りは右へ行ってみよう
違った景色があるに違いない
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何となくこちらの道が広い気がする
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小さな谷をぐるりと左旋回すると
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左下にさっき進んで行った
3つの道の合流地点が見えている
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おや、人里の雰囲気が
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ネット上にあった
「唯一視界が広がる場所」に出た
「御在所山」が見えている
ほおぉっ!
さっきの道はここに繋がっているのか
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ここもネット上でよく見る場所
民家跡の石垣の前からは
3つの道が分岐している
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お茶の木と石段の間を下りて来た
左の石段は墓所に繋がっているらしい
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お茶の木の下の段には水場がある
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水場へと下る道の先は藪が深く
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先ほどの民家跡へと戻ることにした
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建物を撮影するのは控えたが
お住まいだったかたが
ずっと大切に過ごされてきた
手入れが行き届いた佇まいであった
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石垣の前から
石畳を左へと下って行くと
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少しの間だけ藪となっているが
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3つの道の合流点に下り着いた
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先ほどはこの先を緩やかに右へ
竹藪の先のお宮さんへと
進んでいたことになる
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左下の道を登って来たことを忘れ
右上の道を無意識に進んだところ
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ちょっとした藪に入ったが
通り抜けてから振り返ってびっくり
何と一番最初に前進を断念した場所であった
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登って来た時には
左下に見えている廃屋の
さらに向こう側の道に活路を見出し
画像左奥に歩いていたことになる
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間違いない
あの電信柱に戻って来た
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今にして思えばだが
「天王」集落の入口に
左下に下る小径があった
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登りを再現したとすると
先ず左上に廃屋が見え
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植林の中を抜け
集落跡手前で視界が開けた時に
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この特徴のある枝の所で
右下に下っていたなら
お宮さんまでは簡単に行けた
ということになる
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おさらいが済んだところで
ゆるゆると下山を開始
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2本の巨木が倒れている箇所が
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里道の崩落消失個所で
左上方向へも
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右下方向へも寸断されていたが
ここへは来ずに
ここに来る手前の三叉路で
一度北に大きく戻ってから
地理院地図にもある里道に乗ればOK
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ここで左下へと小径が分岐するが
崩落個所の眼下に見えていた
鉄製の橋へと繋がっているのだろうか?
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ここまで肥やしてきたのに残念無念
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ミーン、ミン、ミン、ミイーン、、
急に蝉の声がし始めた
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思わずしゃがみ込んで眺めていると
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おや、そこにおられましたかの
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さっ、さようなら
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高さ制限2m頭上注意
いえいえ全くノープロブレムです
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どうぞあのお方に再会しませんように
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モノレールまで下りて来た
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柚子畑行きであろうか?
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ダム湖の水面が左下に近付く
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いいね!
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「明石橋」の南詰に戻って来た
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右側の橋柱に「昭和」?の文字
「明石」かと思ったが多分「昭和」
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北岸の橋柱にも
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「昭和30年」と刻まれてはいたが
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橋名プレートはなかった
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近くの「山崎神社」で小休止
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「平家ノ森」の別名は「天王ノ森」
平家伝説の残る地で
「天王」の地名はよく見かけるが
なぜか「山崎」という呼称も多い
要調査項目に追加しておこう
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「明神橋」から見上げる「平家ケ森」
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頂上直下に白く閃く物体が見えるが
あそこに何ぞあったろうか・・
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「東高尾橋」のアーチとのコラボ
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この鉄橋には橋名プレートがなく
住宅地図にも橋名の記載がない

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「高宮橋」もなかなか趣き深い
 (平成21年4月撮影)
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「舞川」(東)上流の
「明改」集落付近から見る山頂
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ユリの一輪咲きはどこか寂しそう
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 春野公麻呂氏が、「土佐のマッターホルン三座」として挙げておられるのが、この「天王ノ森」(530m/香美市)と、「剣ケ岳」(972m/土佐町)と「大登岐山」(1477m/本山町・土佐町)の三座。

「剣ケ岳」は3度目にしてようやく登頂に成功、残るは「大登岐山」一つとなったが、なかなか手強い山と聞いている。果たしてこの先、見事登頂できるかどうか、夢だけは捨てないでいようと思っている。
















by ky_kochi | 2019-09-11 11:00 | 登山 | Trackback | Comments(3)

三方山(旧仁淀村)

「越知町」の神秘スポット「聖神社」入口前から、「大タヲ山登山道」への分岐前を通り、「風の里公園」(津野町)へ「半山越え」をした時、なんとも気になる山容の山があった。

 国土地理院の1/25000地図を矯めつ眇めつしてみても、我が貧弱な読図能力では、烏帽子のような形の山塊になんとしても辿り着けない。

 現地にお住いのかたに情報提供をお願いしつつ、どうしても山名を知りたくて、一週間後に伊能忠敬老翁よろしく測量の旅に出かけてみた。

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「堂林の滝」を見て
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「小日浦」集落を右後方に見ながら登攀
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「聖神社」入口前を通過
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「大タヲ山登山道」の分岐前を通過
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ナイスな切り通し
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林道支線の三叉路を右へ進むと
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一気に北西に視界が開け
中央に気になる山塊を遠望できる
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画像中央の「中津明神山」の左に
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烏帽子のような形をした気になる山
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そしてそのすぐ左には「鳥形山」がある
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さらに進むと牧場跡のような峠に着くが
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気になる山塊が見られるのはこの峠まで
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 もう一度おさらいしておくと、画像の右が「中津明神山」で、山頂にはアメダスのレーダーが見えている。

 気になる山塊は画像中央で、烏帽子のような形をしている。

 さらにそのすぐ左には、「鳥形山」が遠く小さく見え隠れしている。

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 この展望が開けた場所は、地図では白色の☆印付近で、そこには山荘のような建物があり、この日はオーナーご夫妻がたまたまおられ、お話を聞くことができた。

 正面右手に見えている山は「中津明神山」で、遠く左手に見えている山は「鳥形山」で間違いない事、中央の山の名前は知らないがそのあたりに夕日が沈むので、今見ている方角は「西」であると教えていただいた。 

 ここで初めて、自分が大きな思い違いをしていたことに気付いた。

「中津明神山」には何度か登ったが、頂上からの大パノラマはほぼ南向きだった記憶が強過ぎて、「中津明神山」がこちらから見えているということは、南から「北」を見ていると早合点をしてしまっていた。

 iPhoneにコンパスがあったことを思い出し、さっそく方位磁石をあててみると、

「中津明神山」が307度「北西」
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気になる山塊は290度「西」
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「鳥形山」は280度「西」
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 真西は270度なので、真北だと思って眺めていた「中津明神山」は「西北西」、つまりほぼ「西」ということになる。

 山荘のある場所はA地点だが、ここから気になる山の方位は290度とある。

 周辺の三角点を調べてみると、先ず目にとまったのが地図の左上、その名も「鳥頸」(とりくび)、「泉」三角点から「鳥頸」までの稜線ではないかと思ったが、等高線をみても「鳥頸」山頂付近は烏帽子のような山塊になりそうにない。

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 さらに周囲をくまなく探すと、周辺では最も標高の高い、「三方山」(1146.8m)という山に気付いた。

「三方山」とは三方からよく見えるの意ではあるまいか、ここは地理院地図の3D機能を使わねばといやがうえにも高まる期待。

方位角度といいも標高1146.8mといい
ほぼ問題ない
たぶん間違いない
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「三方山」(点名:徳光山)にズームイン
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3D化していこう
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ググッと「西北西」の逆
「東南東」に傾ける
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さらに立体化していくと
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B地点がC、D地点の背後に隠れ
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変わってE地点がA地点の左に登場
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C→D→Eの稜線と
「三方山」Aとの2本立ての眺めでは?
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うんうん、そうに違いない
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そういうことにしよう
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 地図の中央下の白い☆印付近から、地図の左中央の「三方山」を見ていたものと思われる。

 ネット上にも情報が少なく、「三方山」の読み方がわからない。

 県道18号線は、地図の右上「いの町出来地」から「越知町」を経由して左下「仁淀川町長者」までだが、今日はそのうち「越知町」からの西半分しか走っていない。

 折しも、山名の調査が宿題となってしまっている、こればかりは現地のかたに教えていただかねばならぬ、全線完走を兼ねてまた行くことにしよう。

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 今日は現地で、お二人の地元のかたのお話を聞くことができた。

 まずは、「三方山」が見渡せる山荘のある場所から少し登った先、ミツバチの養蜂用の巣に居付いた、スズメバチを駆除に来ているというかた。

 ミツバチの巣は父上様が残されたものとのことで、気になる山の画像を印刷した紙を見てもらったが、「隣町に住んでいるので山名は解らない、父なら知っていたかもしれない」とのことであった。


 そして、「中津明神山」「三方山」「鳥形山」の方位測量後の帰路には、「聖神社入口前」におられた「聖神社」を復元されたレジェンドご本人にお目にかかることができた。

 レジェンドは、独特の山容の山が見えていることは御存知だったが、山名は知っていそうな人にあたってみて、わかったら連絡を下さるということになった。 

「聖神社」が、『絶壁建築めぐり』の「秘境に建つ懸(かけ)造り100選」に選ばれ、本に載ることになったとも教えてもらったが、いただいたパンフレットを見てさらに驚いた。

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 パンフレットの誌面は、2015年5月に同じ越知町『虹色の里横畠』で偶然立ち寄った「大山袛神社」社殿におられた、越知町のもう一人のレジェンドとのツーショット構成になっていた。

 県内では類を見ない荘厳さと緻密さとに溢れた、長州大工によって建立されたという「大山衹神社」の社殿、拝殿の天井に描かれている三十六歌仙、花鳥図、十二支の絵、など、貴重な意匠を解説いただいたことであった。

 安徳天皇陵と伝えられる「横倉山」をはじめ、「越知町」は実に神秘的な町である。

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「聖神社」と「大タヲ山」



「虹色の里横畠」



「横倉山」















by ky_kochi | 2019-08-18 10:00 | 登山 | Trackback | Comments(0)

笹ヶ峰(土佐町) ~ キレンゲツツジ / 2008年5月 ~

 11年前のGWに「笹ヶ峰」(土佐町)に登った時、山頂一帯は黄色のツツジが満開であった。

 これまでヒカゲツツジと思ってきたが、当時の画像を見直してみると、葉の特徴からレンゲツツジではないかと思い始めた。

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平成20(2008)年5月
まだ「弁財天沼」へは行けずじまい
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令和元(2019)年5月
 田んぼは畑になっている
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平成20(2008)年5月
 以前はほんの麓にあったが
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令和元(2019)年5月
 棚田を見下ろせる高台に移転
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平成20(2008)年5月
 先輩は友人家族とここで大宴会を
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令和元(2019)年5月
 たまたまこの時季はオフと思いたい
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平成20(2008)年5月
 当時の山歩きは麦藁帽子とスニーカー
 リュックも今と比べると大きめで
 杖に頼るなど思いもしなかった
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令和元(2019)年5月
 ヨレヨレのゴルフキャップに
 ダウンサイジングした片掛けリュック
 今や山歩きには必ず携行する杖
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 黄色いツツジには、ヒカゲツツジ(日蔭躑躅)とキレンゲツツジ(黄蓮華躑躅)とがあるようで、両者の違いは主に葉の違いにあるらしい。

 ヒカゲツツジは、ツツジとシャクナゲの中間あたりに位置するそうで、葉がシャクナゲのように大きいとのこと。

 平成20年に「笹ヶ峰」山頂で初めて見た黄色いツツジの大群生、これまでヒカゲツツジと思い込んできたが、当時の画像を見ると葉肉が薄く花が大きい、ここはひとつキレンゲツツジということにしておこう。


平成20(2008)年5月
「笹ヶ峰」山頂周辺のキレンゲツツジ
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当時は絶壁の上を歩けたし
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下を覗き込むこともできた
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絶壁の突端に座り昼飯も食べられた
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『れいほくネイチャーハント』もまだ新しい
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麓にはたくさんの鯉のぼりが泳いでいた
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 11年前の5月4日は、濃い春霞に加えて、大陸からの黄砂やPM2.5により、「嶺北地方」全体が黄色がかった曇天であったことを覚えているが、このようにキレンゲツツジの画像がセピア色になっているのはいかなる摂理のなす業か?

 デジタルのデータなので経年劣化ということではないだろうから、当日の気象状況によるものか、あるいは当時使っていたコンデジのスペックによるものか。

 ものぐさな性格のため、撮影モードはいつも「おまかせ」や「らくらく」モード。にもかかわらず、「セピア」モードで撮影したわけではないのに、実際の記憶よりも良い塩梅にセピアな雰囲気でパソコンに残っていた。




by ky_kochi | 2019-05-16 22:01 | 登山 | Trackback | Comments(0)

笹ケ峰(土佐町)~復路~

 山頂南に広がる「笹原」を、蛇を踏みやしないかとオドオドと歩き渡り終え、ゆるゆると下山を開始。

 この「笹ヶ峰」の名にし負わばの「笹」は、なかなか葉も太く、かつ背丈も高い。ほったらかしにしていたら、登山道のいたるところで藪漕ぎならぬ笹漕ぎを強いられるはず。

 登山道や山頂広場はもとより、「笹原」も良く刈り払われているが、いったいどなたのご尽力によるものであろうか。

 他の2つの「笹ヶ峰」と比べると、入山者もかなり少ないはずなのに、実に良く整備されている。

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山頂手前にあった「笹原」分岐から下山
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さっきよりは太平洋がクリアに見える
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何かがもぞもぞ揺れている
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蝶々か蛾の幼虫と思われる


「小天狗岩」コース(右下)への分岐
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「天狗岩」を目指し
左正面の稜線歩きの道を進む
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笹の枯れ葉がとても大きい
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山頂から300m下りて来た
「天狗岩」へはここで右に寄り道
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岩は「小天狗岩」より若干大きいが
視界はさほど良くない
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このイタドリは食べられそう
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ほぼフラットな稜線歩きが続く
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左下に道標が立っている
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山頂からほぼフラットな道を
600m下りて来て
「笹越峠」に着いた
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登山口はここを右折(北)降下だが
左折(南)降下は「高知方面」とあり
地理院地図に残る古道は
「高尻木山」(高知市)へと続いている
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山頂から稜線を下って来て
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「笹越峠」で北側に直角に右折すると
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突き当りには水溜りがある
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左下へ川原と間違いそうな登山道が続く
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いつまでも川原を下ってはいけない
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右手に現れる登山道の踏み跡を見つけ
川原を渡るイメージで登山道を下って行く
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作業道が左下に見えてきたらOK
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「小天狗岩」経由と「天狗岩」経由の
2つのコースの分岐点に到着
ここにはトイレも設置されている
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見覚えのある道標の前を過ぎ
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植林の中を下って行くと
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最上段の交差に着く
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登山道は下っているが
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林道はさらにまだ左上へと続き
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右下へは下っている
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すぐ下に中断の交差が見えるので
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ひと先ずショートカットをしたが
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中断の交差から右上へと登る林道は
先程の最上段の交差へと続いているはず
何やら一風変わった松の木も立っている
試しに行っておこう
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ほぉぉ
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やあ、お膝元を失礼しますぞよ
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2本目の松の木の先で
林道は右上へUターンしている
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このヘアピングカーブで切り返して
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最上段の交差へと続いているに違いない
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あ痛っ!
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想像通り再び最上段の交差に着いた
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さっきはあっちから下りて来て
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こっちへと下りたらしい
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解ったところで来た道を帰ろう
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ありゃ?あの木だけ幹が削がれちょる
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何か理由があってのことと思うが・・
それにしても見事な削り跡
宮大工も脱帽の仕事ぶり
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登っているように見えるが
実際には中断の交差へ向け降下中
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足元の丸太が重いのか
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老松が身を捩らせている
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この辺りの岩には収斂の痕跡がある
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土木関係者はどなたも達筆
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ここからしばらくの間「地学」の時間
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地球の皺ですな
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中段の交差に戻って来た
登山道は左上から下りて来て
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右下へと下るが
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すぐ真下に林道が見えるということは
この林道も前方で
大きく手前にUターンしているに違いない
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想像通りのヘアピングカーブ
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なるほどそういうことか
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最下段の交差に着いた
右上から下りて来て
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左下へと下ると登山口だが
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そのまま林道を直進すると
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またまたヘアピングカーブとなり
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登山口前の駐車場に戻ってきた
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【ご注意】

「ふれあい牧場交流館」からのダートは、4WDに越したことはないが、普通車でも走行可能。

 ただし、路面を斜めに横切る溝状の段差が何ケ所かあるので、そのままの速度で正面から乗り上げると、車のお腹、というより車の胸を擦るので注意が必要。

 いろんな走り方があると思うけれども、段差付近ではとにかく速度を落とすことが大事、それでは、小生の走り方をご参考までに。

  
説明のためオーバーな画像になっているが
左から右前方への斜めの段差が現れたら
先ずは何よりも速度を落とし
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いったん道路の左に寄り
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右前方斜めの溝に沿うように
右へとハンドルを切り
緩やかにハンドルを左に戻し
意識してゆっくりと直進に戻る
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「酪農センター」の施設群に入った
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牧草を食む「土佐あかうし」
黒牛の姿も何頭か見える
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こりゃあなんぼか気持ちが良かろ
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どの辺りから稜線に取り付いたのか
山容がさっぱり読めない
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県道16号線に戻り
「相川小学校」を右に見ながら高知市へ
小学校の校庭に立つ
「正木の宮の鳥井杉」(左)の樹高は約40m
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間もなく田植えが始まる
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心なしか棚田の枚数が減ったような・・
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一番高いピークがおそらく「笹ヶ峰」
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「赤良木トンネル」南口
このエリアのベースキャンプ
「工石山直売所」で遅い昼食
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 前回「笹ヶ峰」に登った時には、「剣山」(徳島県)を勧進したという山頂のもう一つの祠、その祠の近くの東屋、山頂直下の「笹原」、「小天狗岩」や「天狗岩」等々、この山の名所にほとんど気付いていなかったものと思われる。

 ただ、満開の「ヒカゲツツジ」の黄色と、土佐町の山裾の風景が今日よりはもう少しクリアに見えたことしか記憶にない。

 というのも、その日は山頂で巨大な蛇を見たためすっかり意気消沈、どこに寄り道する気も起らず、転がり逃げるほどの速さはもとより出せず、ひたすら足元ばかりを凝視、右足で一歩進めばすぐさま左足を一歩進めるという感じで、地に足が付かぬとはまさにこのこと。

 他の2つの「笹ヶ峰」に比べて人気がないと聞くけれども、今日こうしてゆっくり「笹ヶ峰」を歩いてみると、なかなかどうして変化に富んだ楽しい山であり、牧場の眺めも新鮮であった。

 そして何よりも、登山口から約30分で登頂できるというのも素晴らしかった。




 





by ky_kochi | 2019-05-11 14:00 | 登山 | Trackback | Comments(2)

笹ケ峰(土佐町)~往路~

 四国には、「笹ヶ峰」と名が付く山が3つある。

 最も良く知られている旧本川村の石鎚山系の秀峰は「笹ヶ峰」、大豊町の高知自動車道「笹ケ峰トンネル」の真上は「大豊笹ヶ峰」、そして土佐町と南国市との境は「前笹ヶ峰」と呼ばれている。

 今日は「大豊笹ヶ峰」を目指したが、愛媛県新宮市へと越える県道5号線、通称「北山街道」が災害復旧工事中で通行止めにつき、平成20年5月4日以来となる「前笹ヶ峰」へ登ることにした。

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「小天狗岩」コースを登り
「天狗岩」コースを下山することに

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高知市から
県道16号線(赤良木越え)で来ると
「高須」集落の「JAとされいほく」前に
「早期着工樫山トンネル」の看板がある
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「土佐町堆肥センター」へ向け右折
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「笹ヶ峰」の案内板もある
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高知自動車道「大豊IC」から
酷道439号線を経由して来ると
こんな眺めになるので左折する
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昭和41年の石碑
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「右」と刻まれた石が道標が多い
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「町営牧場」を目指し遡上する
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田植えを待つ田圃に逆さ「三辻山」
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スイッチを押すと
「土佐柴刈りの唄」が流れる
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変則的な4差路に着く
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登山口は「酪農センター」方向
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正面に牧場と「笹ヶ峰」が見えて来る
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サイロが現れる
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「ふれあい牧場交流館」
以前は宿泊できたが・・
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やがて舗装が切れる
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いいね!
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随所に「笹ケ峰」の案内板
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作業道の突き当りが登山口
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作業道と交差する林道延伸工事中の御触書
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最下段の交差
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左下から登って来た林道を
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右上へと見送る
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登山道は正面突破
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中段の交差で
左上へと登る林道は
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1番目の交差の先でUターンして
右下から登って来た林道らしい
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ここでも登山道は正面突破
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手入れされた植林の中を進む
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最上段の交差に着いた
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ここも登山道は正面突破
先を急ごう!
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登山道の分岐
「→天狗岩850m」
「←小天狗岩650m」
距離が短い「小天狗岩」コースを即決
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ケルン
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苔生した雰囲気の良いエリア
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これは「小天狗岩」ではない
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「小天狗岩」はここを左に寄り道
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「小天狗岩」が近付いてくる
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「小天狗岩」からのナイスビュー
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「石鎚山系」(西)
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「赤石山系」(北北西)
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「早明浦ダム」「北」
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ダム湖の北に「鎌滝山」
画像右奥には
「奥工石山」(大豊町)
「奥白髪山」(本山町)
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どちらさんのお住まいですかの?
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次第に笹が増えてきた
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稜線に取り付いたもよう
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稜線の三叉路に到着
手前が「小天狗岩」コース
右が「天狗岩」コース
左が「笹ヶ峰」山頂方向になる
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「小天狗岩」コースを登って来たので
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帰りは「天狗岩」コースを帰ろう
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それでは山頂へ
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南に一瞬視界が広がる
「浦戸湾」(高知市)が見えているが
スペックもスキルも不足、残念
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白骨樹ならぬ黒骨樹
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「笹原」と「山頂」への分岐
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「笹ヶ峰」山頂の祠が見えた
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「石鎚蔵王権現」なのだが
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なぜか「石鎚山」(愛媛県)に背中を向けて
「剣山」(徳島県)の方向を向いている
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山頂からの眺めは「小天狗岩」とほぼ同じ
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春霞がか少し晴れてきたところで
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「早明浦ダム」にズームイン!
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こちらは南側
太平洋は春霞で残念
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ガルボを買い忘れたのでオニギリのみ
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ヤマツツジの先にもう一つ祠が・・
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屋根が残念なことになっている
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「剣山」を勧進したものらしいが
なぜか「石鎚山」の方角を向いている
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「剣山」を勧進した祠のすぐ下に東屋
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頑丈な普請になっている
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イタドリを採った跡がある
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「笹原」の中へ進入する
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昔はここにお宮さまがあったらしい
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記念碑と間違えた笹原の南西隅の大岩
なぜか山頂に近付くほど大岩がある
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それでは「天狗岩」コースを下山しよう
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 前回は平成20年5月4日に登っているが、その時の山頂付近は、黄色のヒカゲツツジが満開であった。

 今日はまだ5月11日、きっとあの見事な黄色の花畑の先に、田植えを待つ土佐町の棚田や、四国山脈の峰々を遠望できると期待していたが、こういう時に日頃の行いの良し悪しが現れる、なんとか目にできたのは2本のヤマツツジのみ。

 帰りに立ち寄った「工石山直売所」で教わったところによると、ヒカゲツツジは早くに咲いて早くに終まうとのこと。

 もしかしたら来週当たりヒカゲツツジに合えるかもしれない、との不確かな期待はすっかり雲散霧消、いたしかたない来年はもう少し早く来てみよう。




by ky_kochi | 2019-05-11 12:00 | 登山 | Trackback | Comments(0)

経ケ森(愛媛県松山市)

 四国霊場第52番札所「太山寺(たいさんじ)」の、「奥の院」がある「経ケ森(きょうがもり)」へ登ってきた。

 山頂からの視界は、雑木に阻まれ360度の大パノラマとはいかなかったが、この時期にありがちな瀬戸内海の春霞も一瞬消え去り、木々の隙間からは、「興居島」「松山観光港」「堀江湾」、そして攀じ登った木の上からは「松山城」も見ることができた。

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松山市中心街からは北になり
対岸には「興居島」がある
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納経所だけが麓にあるので要注意
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四国八十八か所では第52番札所
伊予十三仏霊場では第3番霊場
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平成30年7月豪雨の爪痕
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「経ケ森自然遊歩道」が整備されている
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「太山寺」には三つの山門があり
こちらは「三ノ門」になる
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「本堂」向かって右に「聖徳太子堂」
ここから「本堂」の裏手へと左に進む
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「本堂」の北裏
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「高浜」「奥之院」へは通行止とあるが
行けるところまで行ってみよう
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左上へと進みたいが
右の道を進む
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木製の階段の横に立つ道標
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「しよう」が「しょう」となっている
そう書いた時代があったかもしれない
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どうやら雨量計のようだ
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ここが土砂崩れ現場
慎重に山際を歩く
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なかなか大規模に滑りこけちょる
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変則的な五叉路に着いた
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右手に木製の道標
左手には石塔が立つ
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「高浜町」から登って来た遍路道の峠
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南側から見ているので
右(東)が「太山寺」
左(西)が「高浜町」
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地理院地図で見ると
右が「高浜町(五)」
左が「高浜町(三)」
へと続く里道
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左(「高浜町(三)」)へと進むとすぐに
左上へと切り返す登山道が分岐
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これも南から見ているので
左(北)からこちらに来て
ここで右上(北)へと切り返す
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もう少し太ったら通れない道幅
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ボブスレー競技コースのような
おへそを擦りそうな溝道を過ぎると
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一転して雰囲気の良い里道に変わる
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フワフワの落ち葉で実に滑りやすく
登り坂なのに2度も滑って
しゃがみ込んでしまった
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ヘアピング・カーブ
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なぜか山頂に近づくほど岩が増える
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「太山寺奥の院」に到着
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「十一面観音像」
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 元々ここに建っていた石像「十一面観音像」は、平成13年の芸予地震で倒れたが、その後修復されて、現在は「本堂」裏手に「身代わり観音」として建っている。

「経ケ森」山頂203m 
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木々の隙間に「松山観光港」
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北東に「堀江湾」
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「堀江湾」から南へと続く「堀江町」
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対岸の「興居島」への定期船か?
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山頂の東南「護摩ケ森」へ行っておこう
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山頂広場から登山道を南へと下る
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道標が立つ三叉路を左(東)へ

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通り過ぎてみているので右になる
うっすらと「護摩ケ森」の文字
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竹藪前の広場に着いたら右へ
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複雑な事情があるらしい
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「護摩ケ森」に到着
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フル・オープン
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南の松山市街地の展望はほとんどない
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先ほど立っていた「経ケ森」と思うが
「十一面観音像」の姿がない
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祠の傍らの木が目に入る
あれに登れば
松山市街地が見れるはず・・
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よっこいしょっ、と
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ありゃっ
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枝が脆(はそ)いが折れんかの?
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南西の独立標高点189mの左に
「松山港」の突堤
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中央やや右の山に「松山城」

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かなり上まで攀じ登ったが
木々に遮られ展望はイマイチ
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ううむ
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これ以上登ると枝が折れる
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いつまでも仲良くお暮し下さい
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電線も山を越えている
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竹藪前の広場に戻り左折
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「経ケ森」に戻って来た
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合掌
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礼拝
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「興居島」北端を正面に見ながら下山
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いつか隣りの巨木のように
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ボブスレー・コースに進入
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「経ケ森」登山道の切り返しに戻り右
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変則的な五叉路に戻り右
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石塔の指示に従い「太山寺」へ
と、なるはずが・・
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正面にも道が見える
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「勝岡」と鳥居のマーク
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三等三角点「太山寺」172.03m
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本日は昼食を済ませているので
三角点のテーブルは不要
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滑りやすい下り坂
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おおのっ、誰かと思うたぢゃいかっ
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高見山にほしかった強靭な下半身
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変則的な五叉路を北から見下ろす
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さてと、ゆらゆらと往(い)ぬろうか
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崖崩れ現場を通過
「へんろ道」の文字が「白」
反対側は「赤」
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見るからに脆そうな土
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雨の多い土地というよりは
雨に弱い土地というところか
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休憩所の奥の
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23番石像から始まり
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24番石像
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25番石像
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26番石像
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27番石像
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「本堂」裏に降りてきた
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28番石像
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29番石像
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30番石像
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31番石像
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32番石像
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33番石像と続く
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「摩尼車」(転経器)
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一回廻すと一回お経を読んだことになる
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運んで来たリヤカーがそのまま商品棚
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「経ケ森は」登山口からわずか10分ほどで山頂に着き、「護摩ケ森」も目と鼻の先。散歩にちょうどの里山なので、近くを通ったらちょこっと登られることをお勧めしたい。やや雑木が茂って視界がイマイチだが、瀬戸内海や松山平野の眺めを楽しむことができる。

 本堂境内には登山口の案内板がなく、初めて行くと登山口が判りづらいと思われるが、登山口は本堂の裏手にあるのでこの点だけご注意を!




by ky_kochi | 2019-04-20 13:00 | 登山 | Trackback | Comments(0)

鳥形山(旧仁淀村)

 自給率100%といわれる地下資源「石灰石」の、国内最大規模を誇る石灰石の鉱業所が「鳥形山」(旧仁淀村)にある。

 かつては鳥が翼を広げたように見えたという秀麗な円錐状の山頂部分は、掘削が進むとともにスパッと真横に切られ痛々しくもある。

 昭和46年の生産開始後、現在その切羽(きりは)の広さは、高知空港がすっぽり収まるほどの広さになっている。

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酷道439号線から「泉」集落へと分岐
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「鳥形山森林植物公園」へは
駐車場まで車で行くことができる
「展望台(東)」はGoogleMapにも
小さな白い点として写っている
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展望台までは遊歩道をわずか15分ほど
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そしてなんと「鳥形山」のすぐ西には
地球の割れ目「大引割・小引割」を挟んで
四国カルスト「天狗高原」へと連なっている
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国道33号線「引地橋」は
かつて松山と高知を結んでいた
国鉄バスの休憩所であった
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国道33号線から酷道439号線へ分岐
「旧仁淀村」の「長者川」に沿って遡上
「刑部」集落で「鳥形山」へとさらに分岐
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「泉」集落を通り「鳥形山」を目指す
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鉱山トンネル「鳥形山隧道」北口に到着
なんとこの鉱山トンネルは
途中で直角に曲がっている
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さらに登攀を続けて行く
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北に見える気にかかる山塊は
四等三角点「石神峠」1058.09mか?
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「石神峠」が見えてきた
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「林道西谷石神峠線」が北に分岐している
ここから「大渡ダム湖」南岸に抜けられるが
「石神峠」からだとかなりごと遠い
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おなじみ白と緑のSONIAの案内板
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右下の西の方角「別枝」方面への分岐
途中には「都」という雅びな地名がある
ご記憶のあるかたも多くあろう
国道33号線「越知」にあった
「ドライブイン都」とゆかりがある
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「日鉄鉱業鳥形山鉱業所」正面入口
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時速35キロメートルとは小刻み
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「鳥形山森林植物公園」駐車場に到着
国内最大の石灰石鉱業所だけあって
「工事関係者以外立入禁止」が
途中にいくつかあって少し怯むが
ここまでは車で来ることができる
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満開の蕗の薹で足の踏み場がない
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「中津明神山」(北)
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高知市方向(東)
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印象に残る遊歩道案内図の先
U字カーブを曲がると
すぐに右手に登山口がある
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しかしお互いに年齢を取りましたな
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この先(東)にも鳥居の立つ登山口があるが
手前(西)の登山口からの入山がおススメ
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ありゃありゃ
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別々の木なのだが
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しっかり仲が宜しい
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西の展望台への分岐を右上に進むと
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こらっ、びっくりするじゃいかっ
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小さなテラス状の展望台がある
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南に「切羽」の西半分が見える
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西の展望
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展望台から東への道を探したくなるが
先ほどの分岐まで戻るのが正解
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ま、まだそこにおったかね
早(はよ)うお家へ帰りなさい
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西の展望台から下りてきたら
先ほどの分岐を今度は右折東進
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どこまでが岩で
どこからが木か
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右手に二股の大木を見たら右上へ進む
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左手には「サルナシ」があり
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大木の根元には古木のベンチがある
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この木も目印になる
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ヒメシャラの大木であろうか?
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遊歩道は右上へと続いていて
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左上へのショートカットもあるが
道なりに右上の遊歩道がおススメ
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逆光で真っ黒だが
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葉の裏側が白い樅の木なので
ウラジロモミ
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わずかだがクマザサの道もある
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「鳥形神社」はもうまもなく
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人の子に生まれたことの幸せは
合わす手のあるありがたさ
合掌
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神社の南は崖になっていて
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大岩が切り立っている
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神社のすぐ先に東の展望台がある
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この広さで「切羽」の西半分
180トントラックが1台
点のように見えているが
平日は巨大な重機が走り回っている
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地図の白い部分は「仁淀川町」
老「爺」心ながら
「切羽」ではないので念のため
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こちらは「切羽」の北端にあたる
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この先に三等三角点「黒滝」があるが
ここから東は「関係者以外立入禁止」
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春霞と雲混じりが残念だが

北北西に「中津明神山」
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北に「石鎚山」「筒上山」「手箱山」
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東北東に「黒森山」
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南に「不入山」
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南西に「黒滝山」
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西北西に「笠取山」
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こんなところで雷に遭ったらアウト
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この広さで約半分だが
「切羽」全体では
東京ドーム20個以上の広さと聞いた
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雲に切れ間が見えたので
もう一度「中津明神山」から時計回りに
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南西に延びる稜線を登ってきたことになる
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土佐は山国
ここもなかなか谷が深い
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貸切レストランで昼飯にしよう
今日もテーブルがしっかり広い
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「中津明神山」の位置からすると
手前の谷は「秋葉祭り」で有名な
「岩屋川渓谷」ではありますまいか
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今日は存外と風が冷(ひ)やい
さてぼちぼち帰ろうか
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階下はテラスになっている
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丸太の椅子には背もたれもある
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せっかくなので少し東にある三角点に
こっそり行っておきたいが
やめておこう
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クロコダイルのような樹皮
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マンサクの木
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マンサクの花
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九十九折れの遊歩道
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生命感溢れるブナの木
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「オオカミノキ」
 ではなく
「オオカメノキ」
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印象的な木のある分岐まで下りてきた
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多分この三差路を右下に下ると
鳥居の立つ東の登山口
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じっくり見直すと趣き深いベンチ
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久し振りに杉や檜のない道を歩く
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西の展望台まで戻ってきた
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「オトコヨウズミ」
 ではなく
「オトコヨウゾメ」
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西の登山口に下りてきた
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現在は使われていないようだが
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何かの貯蔵庫の跡らしい
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おさらいをしておこう
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駐車場をスタートし
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車道Uカーブの右手
西の登山口から遊歩道に
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西の展望台に立ち寄り
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「鳥形神社」へと分岐し
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東の展望台に登頂する
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まるでジオラマのように
木がはみ出ていてリアル
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下山すると車が2台増えていた
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「中津明神山」には雲がかかっている
このエリアでは
なかなか晴天に恵まれない
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 平成20年12月に「中津明神山」に登った時には、真っ青な冬空の下、樹氷に逢う幸運に恵まれた。



車道をもう少し上に登ると
鳥居が立つ東の登山口がある
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さらに直進すると立入禁止のゲートがある
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へし折れたシュールな電柱
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昇るにはやや危険そうな鉄製の梯子
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「泉」集落への下山途中にある良心市
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冬は凍るので扉付きのこちらへ収納
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「泉」のトマトとジャガイモの広告
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「鳥形山」の東麓
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遠く南には「風の里公園」が見えている
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「鳥形山」は、よく晴れた日には、高知市、いの町、土佐市の市街地からもよく見えるが、石灰石の鉱山なので遠目には山頂に残雪が残っているように見える。

 この「鳥形山」を正面に見られて、その痛々しさを目の当たりにできる場所としては、風車群が並び立つ「風の里公園」が真っ先に思い浮かぶ。

 平成27年夏と平成20年冬の過去記事の中の、掘削が進む「鳥形山」の画像をどうぞ。



路肩の花を楽しみながら下山を続ける
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酷道439号線「川渡」(旧仁淀村)
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国道33号線「蕨谷」(旧吾川村)
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国道33号線「寺村」
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「切羽詰まる」の「切羽」は「せっぱ」と読み、日本刀の鍔(つば)が、柄(つか)と鞘(さや)とに接する部分に添えられる薄い金物の部品のことだが、土木用語では「きりは」と読み、鉱石や石炭を掘り取る現場のことをいう。

 これまで何度かこの公園の駐車場までは来たことがあり、掘削現場を見下ろせる展望台があることも知ってはいたが、いつもながら「百尺竿頭一歩を進む」という気概に欠け、あともう一歩がなかった。

 今日初めて間近で見た「鳥形山」の光景は、「中津明神山」や「風の里公園」からの遠望とは全く違った光景であった。 




 




by ky_kochi | 2019-03-31 10:00 | 登山 | Trackback | Comments(0)

梶ケ森(大豊町)~復路~

 下山は「山荘梶ケ森」から「ゴロゴロ八丁」を経由、投入堂の佇まいの「御影堂」を見て「定福寺奥之院」へと戻る予定であったが、「ゴロゴロ八丁」のあまりの荒れようと残雪とに阻まれ、あえなくルートを変更。

 弘法大師の修行の跡といわれる「御影堂」は「ゴロゴロ八丁」の崖の上にあるが、寄る年波のせいであろうか、最近は高いところだけでなく、足場の悪いところまでからきし意気地なしになってしまった。

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下山は、
「梶ケ森の霊水」→「山荘梶ケ森」
→「ゴロゴロ八丁」→「定福寺奥之院」
→「龍王の滝」→「駐車場」の予定

なお山荘の北東にある「ふたりの丘」は
単独登山者には癪に障るので立ち寄らない
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 下山は、「山荘梶ケ森」から「ゴロゴロ八丁」を経由、案内図のBコース(青線)を下る予定だったが、「ゴロゴロ八丁」を下ることができず大きく東に迂回、この案内図でいうと「ヤマアジサイ群生地」を反時計回りに遠回りすることになった。

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山頂広場で昼食を済ませ
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アンテナ群の中を通り下山開始
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山頂の西に昔から気になっている稜線
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北西に延びる稜線にはピークが3つ
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土阿(=土佐と阿波)県境の方向にナイスビュー
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山頂西の稜線への作業道入口
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四国電力の鉄塔番号であろうか
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林道マニアにはゲートの光景がたまらない
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ファンタスティック
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エクセレント
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キャンプ場への入口を過ぎると
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左手に「梶ケ森の霊水」
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昔からの光景だが
利用方法がずっと解らずにいる
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車道に戻ろう
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霊水の少し下に「ゆかし豊永」の碑
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ここにもシカの食害の跡
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「山荘梶ケ森」に到着
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3月いっぱいは休業中
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山荘駐車場の西隅の
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「文殊菩薩」の前を山荘の裏に回り込み
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「ゴロゴロ八丁」への登山道に入る
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「白髪山」(旧物部村)でもよく見かける
シカの食害対策用のネット
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若葉の季節が待ち遠しいブナ
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はてどちらに行ったものか・・
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「定福寺奥之院」まで
右上は距離が長く(790m)
踏み跡が少ない
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右下は距離が短く(370m)
踏み跡も多い
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距離的に見て残り370mが
「ゴロゴロ八丁」最上部に違いない
右下へ進むとこの分岐に着くので
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ここを右下へと分岐すると
残り270mで「ゴロゴロ八丁」だが
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試しに直進してみると
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北に展望が開けた場所がある
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先ほどの分岐に戻り左折すると
「ゴロゴロ八丁」へはあと270m
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「ゴロゴロ八丁」は絶壁に挟まれた谷で
イメージ的には分岐から横に進み
突き当りを左に直角に曲がり
絶壁の間を落ちて行く感じ

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ブナの巨木の左を一段下りて
正面の突き当りで左下に直角に曲がる
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まずはこの鉄筋の階段で一段下へ
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「御影堂」は右の絶壁の上の方
岩の影で黒くなっている部分の下に
投入れられたように建っている
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この突き当りで左下におりて行く
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この画像からは上手くお伝えできないが
「ゴロゴロ八丁」はかなり先まで続いている
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 行って行けないことはなさそうだが、「ゴロゴロ八丁」というだけに大小の岩がゴロゴロしている上に、登山道というよりは滝に近い踏み跡はすっかり薄れ、しかも日陰なので雪が解けずにまだ残っている。

 何年か前に「ゴロゴロ八丁」経由で山頂に登った時と比べると、大雨の影響なのか相当に荒れている。GPSで見ると、「定福寺奥之院」はほんの目と鼻の先。かりにズルズルと滑りこけたとしても、そのまま転がり着くことはできるのだが、、、

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今日はもうこのルートを通る人もあるまい
滑落して頭を打って意識を失いでもしたら
皆さんに多大なご迷惑をおかけする・・
臆病者の敵前逃亡なのに
勇気ある撤退と一人勝手にこじつけて
先ほどの鉄筋製の階段を逃げるように登る
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「定福寺奥之院まで270m」の分岐まで戻り
ここを左折して
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「定福寺奥之院まで790m」の分岐に戻り
今度は右上のトラバース道を行く
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頼もしい先行者の踏み跡に安堵する
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ここでいったん登りになるので
つい左下に行きたくなるが
ここは道なりに右へと進む
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いつもながら赤テープにはホッとする
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フォークというよりは三つ鍬ですな
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こ、こんにちは
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随分と仲がよろしい二人だが
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よく見ると隙間がある
誰かに恋路を邪魔されたらしい
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右の倒木に身を任す左のへし折れた枝
世の中は持ちつ持たれつ
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いったい何があったんです?
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樹相が変わってきた
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「定福寺奥之院」へと下る作業道に合流
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ここから登っても「梶ケ森」は面白そう
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作業道を反対に少し登ると車道に合流
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麓から車で登って来るとこんな眺め
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車道から西を覗き込むと
作業道が右上へも延びている
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♪笹の葉さ~らさら~
夏は涼しそうなベンチ
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右上に駆け上がる作業道の先は
四等三角点「鎌滝」(1130.1m)か?
「定福寺奥之院」へは左下へと下る
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簡易舗装が施されているが
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落石と倒木で現在は車では無理
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作業道の終点
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間伐の大切さを説いている
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杉の植林の中を少し下ると
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「定福寺奥之院」の東側に到着
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「通夜堂」の東に下りてくることになる
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昼過ぎなのにまだ2度を指している
どうも壊れているらしい
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「護摩堂」の背後に回り込むと
幻想的な苔の岩場が広がっている
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「ゴロゴロ八丁」はたしかここからかと・・
最近は歩く人も少ないのか
かなり荒れていて踏み跡も消えている
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よくお見かけしますが・・
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「護摩堂」の西に戻り
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「定福寺奥之院」を後にして下山開始
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やあ、そこにおいでましたか
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この谷岸は随分前からえぐれたまま
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水流が岸をえぐることを
「ほぐる」と言う年配者がおられる
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蛇嫌いにはこれさえ蛇の頭に見える
「幽霊の正体見たり枯れ尾花」
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今朝のベンチの雪は消えている
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「龍王の滝」の滝壺の真上に来た
雪も解けていて今なら行けそう
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こ、これは高い
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ここまで覗きこむのが精一杯
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「龍王の滝」を後にする
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ケルンがある
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ベンチの雪はすっかり消えても
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握り締めるためか雪だるまは残る
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この道標の素材にある
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この印は
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何ですろう?
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駐車場へは上の横道をトラバースする
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旧登山道は現在通行止め
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駐車場には展望台がある
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先客はみんなもう帰ってしまった
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「ようこそ!大豊」だったような記憶あり
なお、大豊は「おおとよ」と読む
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登っておこう
変わったものが見えるかもしれない
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「天狗の鼻」が見えている
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手摺の影に沿って雪が残っている
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雪の粒がザラメのように大きい
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ここもお気に入りの場所の一つ
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コーヒー・ミルク・バーベキュー
一度は行ってみたい
農家民宿&カフェ「レーベン」
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「レーベン」から北を見ると、画像中央に見える水色が四国三郎「吉野川」(JR豊永駅付近)で、白色は北岸の大崩落の跡。画像右奥が下流となり、上流の「早明浦ダム」でいったん堰き止められた水は、この先徳島県の「大歩危小歩危峡」を通り、河口のある徳島市へとつながっている。

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「梶ケ森へ登る時には、豊永駅のネキ(=そば)にある食堂に寄ってみて。僕の名前を言うてもろうたらタダになるき」

 先輩のご実家かご親戚とお聞きしていたが、豊永駅の近くにあった食堂に数年前に立ち寄ってみたところ、すでに閉まっている様子であった。


「豊永」出身の職場の後輩は、学生時代に都会から実家に遊びに来た友達が梶ケ森の麓から夜空を見上げた時に、「あれは星?」と聞かれて「あれは僕の家の灯り」と答えたとのこと。

「大田口」出身の中学高校の後輩の実家には、高校の夏休みに旧窪川町(現在の四万十町)の実家から、本山町までサイクリングに行った時に一泊させていただいた。

 二人の後輩はともに若くして星になってしまったが、初めて登った梶ケ森が「豊永発大田口コース」であったことは、何かのご縁だったように思えてならない。

 高知自動車道から高知に帰る夜、立川PAから見上げる星空もそれはそれは見事で、つい見とれてしまう。営林署のOBのかたが、月夜の雪の梶ケ森へ誘ってくれたことがあった。
雪山に登らない小生は深謝して辞退したことだったが、今になってとても残念に思っている。




by ky_kochi | 2019-03-24 12:00 | 登山 | Trackback | Comments(0)

梶ケ森(大豊町)~往路~

 高校のお別れ遠足は、大豊町の霊峰「梶ケ森(かじがもり)」であった。男女共学で全7クラスあったが、このコースを選択したのはそのうち2クラスのみ。理系で女子が少なく、総勢約120名のうち女子は10名足らず。

 一行は夜も明けきらぬ高知駅発の始発普通列車に乗り、登山口のある豊永駅で下車。4時間近くかけて登頂し、大田口駅に下山するという、この山の古典的なルートを辿った。

 この山にはいくつもの登山ルートがあり、その後も何度となく登ったが、「定福寺奥之院」の南西にある「真名井の滝」までは行ったことはあったけれども、その先の「天狗の鼻」を経由して山頂へ登ったことはなかったことをふと思い出し、本日の山行となった次第。

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往路は駐車場から
「龍王の滝」→「定福寺奥之院」
→「真名井の滝」→「天狗の鼻」
→「梶ケ森山頂」
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「龍王の滝」駐車場あたりから
前日に降ったと思われる雪が残る
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先客があるので雪道でも踏み跡を追える
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樹氷が見られそうな予感
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これを渡れということですかな?
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日本の滝百選の一つ「龍王の滝」に到着
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「ゴロゴロ八丁」にある「御影堂」も
本日のメインエベントの一つだったが・・
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あの先が滝壺の上部だが
右側が絶壁であるうえに雪もあり
とてもこの先へは進めない
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こんな小さい谷にアマゴがいるとは
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こちらは植生保護の説明書き
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こちらはシカ食害の説明書き
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「定福寺奥之院」の境内に入った
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おいたわしい
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奥之院というからには麓には



いつの間にか新調されている
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「真名井の滝」と「天狗の鼻」を経由して
山頂へと向かうAコース(緑色)を行く
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山中のいたるところに道標がある
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「通夜堂」の離れにはお風呂も
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「通夜堂」から見上げる「護摩堂」
と書いてはみたが
「護摩堂」を「観音堂」と
「御影堂」を「護摩堂」と
表現している記述も時折みかける
どちらが正しいのかわからない

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零度を指しているがそれほど寒くない
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「頂上に至るゆるやかな道」とある
期せずしてこの道を下山してくることに
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「護摩堂」にて安全祈願
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「十一面観音菩薩」様がござっしゃる
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「通夜堂」への内階段
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それではいざ登攀開始
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「真名井の滝」に到着
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「不動明王」が鎮座
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「不動明王」の先に鉄製の階段が見える
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あの赤い階段だけなら簡単だが
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昔はこの鎖を頼りに攀じ登っていたという
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中間の踊り場がないと少し怖い
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登り切ると小さな滝がある
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苦手な人は振り返ってはいけない
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まだまだ鉄製の階段は続く
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階段が付く前の梯子が残っている
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北に視界が広がる
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「シャクナゲの森」に到着
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立派な東屋がある
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この雪は払いのける気にならない
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トイレもある
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伝説上の生き物が
山頂を案内してくれているように見える
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700段目
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こちらは2匹のリスに見える
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800段目
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シカの食害はますます深刻
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徳島との県境「剣山系」とは地続き
シカがここまで遠征してきても
不思議はないが・・
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900段目
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「山荘梶ケ森」が見え始める
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1000段目
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「天狗の鼻」から見る「梶ケ森」山頂
鎮座するのは「大日如来像」
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この時期に樹氷とはラッキー
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手をのばせば届く距離
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眼福をありがとうございます
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判りづらいがここは「天狗の鼻」の突端
切り立った絶壁になっていて足が竦む
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地理院地図にはないがこの基準点は?
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「大日如来像」の向いている先は
四国霊場第28番札所「大日寺」よりは
やや東に思える
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キャンプ場を見下ろす
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台座の下に鳥の卵かと思ったら
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子安貝の貝殻が埋め込まれている
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いいね!
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越えてきた「天狗の鼻」
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1200段目
(1100段目は撮り損ねた)
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登山道は車道と2度交差する
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「天狗の鼻」(左)とキャンプ場
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1250段目
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ひっきりなしに航空機が通過する
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2度目の車道との交差
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1300段目
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シカのフンはビー玉ぐらい
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1350段目
山頂へのカウントダウン開始
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「梶ケ森」山頂に到着
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雪だるまの出迎えを受ける
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山頂から西の展望
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「虚空蔵菩薩」が鎮座
須崎市・土佐市・佐川町の境界に立つ
「虚空蔵山」を向いているかと思ったが
「石鎚山」(愛媛県)の方角に近い
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錠前代わりの木の枝
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それでは北から時計回りに
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一等三角点「大兀森」1399.81m
貸切状態の山頂広場
今日は広いテーブルで昼食
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 変わった葉の形が特徴である「梶の木」に由来する山名かと思い、登山道で行き会った地元の御夫人に「この山には梶の木が多いがですか?」とお聞きすると、

「弘法大師さんが修行をなさったお山ですきに、加持ケ峰と言いよったがですと。この辺りは定福寺を中心に昔から神信心に篤い土地ですけに、加持祈祷の加持の当て字が梶とも聞いちょります」

とのことであった。

 今日初めて「真名井の滝」経由で登ってみたが、「定福寺奥之院」や「御影堂」、「真名井の滝」や「天狗の鼻」に鎮座する石像、「梶ケ森」はたしかに「加持ケ森」であった。



by ky_kochi | 2019-03-24 10:00 | 登山 | Trackback | Comments(0)

義盛山(土佐市)~終結編~

「横浪半島」にある「帷子崎」(須崎市)からの帰り道、土佐市宇佐町から県道39号線を北上中、「塚地坂トンネル」を抜けたあたりで、かねてより気になっている「義盛山」稜線の巨木が視界に入ってきた。

 適当に写真を撮って帰って来たが、3か所の撮影地点と巨木をGoogleMapの距離測定機能で繋げてみると、先日2回目の現地調査で見当をつけていた場所であることの確信が高まったので、これをもって現地調査を終結することにした。

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「仁淀川大橋」を土佐市方向に進むと
「義盛山」の山頂南の稜線に
巨木のシルエットが見えてくる
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見たことがある方には
きっとご理解いただけると思うが
それは存外と太く
小さなピークぐらいは優にある
(中央やや右の稜線上の尖がり)
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2018年11月には「大谷」集落から
C→D→E→F→G
2019年3月にも「大谷」集落から
C→B→A→B→C→D→Eを歩いたが
巨木の特定にはいたらなかった
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「大谷(土佐市用石)」集落側から見る巨木
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「猿喰(土佐市塚地)」集落側から見る巨木
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2018年11月の1回目の稜線歩きでは
気付かなかったが
2019年3月の2回目の稜線歩きで
「大谷」集落から見上げる巨木は
「天照神明宮」と
「砂防ダム」とを結んだ延長線上
竹藪の上端にあたるD地点にあり
それは単独1本の大木ではなく
複数本の大木群ではないかと思われた
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これまで巨木を遠望していた
「仁淀川大橋」の西詰と
生コン工場とを結んだ延長線と
「天照神明宮」と
砂防ダムとを結んだ延長線が
D地点で交わることからも
ほぼ間違いないと見当を付けていた
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「仁淀川大橋」の西詰からの視線と
「天照神明宮」からの視線との交点が
D地点という山タテになる
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「横浪三里」の「帷子崎」からの帰り道
県道39号線で土佐市宇佐町から
土佐市高岡へと抜ける通称「塚地越」
青い屋根の石材店の先
北東の方向に「義盛山」の巨木が現れた
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塚地側から見るとやや葉影が薄い
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さらに県道39号線を北上して行くと
「研ケ谷」集落分岐点の東北東にも
稜線上に巨木の樹影が見えている
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ここから見ると1本の巨木ではなく
はっきりと3本の木の塊りに見える
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葉は木の上方に集中している模様
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引き続き北上を続けて行くと
「塚地集会所」からは東の方向
「猿喰」集落の真上にも見えている
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してみればD地点は
「仁淀川大橋」
「天照神明宮」
「塚地集会所」
「研ケ谷分岐」
「石材店」
の5地点からの延長線の交点にあり
これまで2回の現地調査では
このD地点には稜線でここだけ
アカマツの大木が群生していた
ことになる
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 のべ2回の現地調査と通称「塚地越」(県道39号線)からの眺望とから、「義盛山」稜線の巨木は「義盛山」山頂から南へ約400メートルの独立標高点164mの一つ南の小ピークにあり、どうやらそれは、1本のクスノキのような大木ではなく、複数のアカマツの塊りと思われる。


地図上のD地点
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倒木も巨大なら
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松ボックリも巨大で
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iPhone7よりも大きい
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稜線沿いでは群を抜く胴回りの
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アカマツがこのピークにだけ群生
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そして1本1本が聳え立っている
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遠くから巨木の葉の形が
こんもり丸く見えるのは
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複数本ある巨木群の
上の方にだけ葉が
あるからではあるまいか
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GPSもD地点を指している
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しかもこのピークにだけ
東の「大谷」集落側に竹藪もある・・

気になって仕方がなかった巨木は
D地点のアカマツの群生とし
この辺りで調査終了としよう
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 花にも草にもまったく疎いが、木にいたってはサカキとシキビの見分けも自信がなく、かろうじてスギとヒノキの違いがわかるぐらい。それゆえ、この巨木が何の木なのか、麓から枝ぶりを見上げても皆目見当すら付かない。

 今回、アカマツの群生ということにしたが、遠くから球状に見えるということは、中央のアカマツの高さが図抜けていて、左右にほぼ同じ高さのアカマツが、あたかも太刀持ちと露払いのように並んでいる必要がある。

 はたしてそのような偶然があるものか、そもそも松といえば横に広がる五葉松のイメージが強く、3本の1本1本それぞれがこのように直上に並立するものであろうか。

 あれこれ疑問は尽きないが、3回目の調査に出向くとなると、かれこれ我が天敵の蛇が山道を匍匐前進する季節。ここは熟慮の結果、深謝してご辞退申し上げることと致したい。




by ky_kochi | 2019-03-19 12:34 | 登山 | Trackback | Comments(2)