連日続く猛暑、近場でどこか涼しい所はないかと考えていて思い出したのが、土佐市の「石土の森」にあるパラグライダーのテイクオフ基地。
四国八十八ケ所第35番霊場「清滝寺」から基地へと続く、「ミニ八十八ケ所」の石像が立ち並ぶ林道は、たしか植林が良い塩梅の木陰のトンネルになっていたはず。
テイクオフ基地からの土佐市の風景も素晴らしいが、太陽に431mも近いとはいえ、下界とは違った涼風がそよいでいるはず、どりゃ、ちょっこり行ってみよう。

「石土の森パラグライダー基地」は、地形図の左でログがググッと切り返した終点、標高431mの地点にある。
ログの右上、「清滝寺」の北東から稜線の登山道に入り、「清滝山」と「石土の森」を経て、パラグライダー基地まで歩いたことがあったが、途中のミニ八十八ケ所の石像や、いくつかの社などを楽しんだ後に、眼前に突然現れたテイクオフポイントは実に新鮮な眺めだった。

「仁淀川大橋」を渡り「土佐市」へ

まもなく「仁淀ブルー」は太平洋に出る

上流側右手に「清滝山」の稜線
画像左奥の稜線は
「虚空蔵山」から「蟠蛇森」

山影の奥に「鳥形山」が見える
石灰石の採掘が始まる前は
きさぞかし秀逸な三角錐だったはず

中央の芝生の黄緑色がテイクオフ地点

四国八十八ケ所第36番霊場
「青龍寺」(土佐市宇佐町竜)は左折南進

四国八十八ケ所第35番霊場
「清滝寺」(土佐市清滝)は右折北進

外国映画に出てくるようなトラック

「高知自動車道」
「土佐IC」の進入路を潜る

最近は特に道端に外来植物が多い

早くも稲刈りを迎えた田んぼ
今年は台風が来る前で良かった
テイクオフ地点は
高速道路の土台に黒く見える橋脚の
8つの穴の真ん中あたりから
真上に伸ばした線と稜線の交点付近で
良く見るとそこだけ植林が途切れて
滑走路の芝生で黄緑色に見える

「清滝寺」を目指し直進

ん?この辺りも「思地」というらしい
高知県内で「思地」という地名は
旧「吾北村」だけかと思っていた
「吾北」の「思地」は「おもいじ」だが
「土佐市」は何と読むのだろう?

「高知自動車道」の本線を潜る

「清滝寺」道標から急に道幅が狭まる

「清滝寺」への入口

二基の石塔が建てられている

こちらには
「四国第三十五番霊場醫王山清瀧寺」

こちらには
「平城天皇第三皇子真如法親王」の御名

常夜燈は左右で一対かと思えば
集落入口には一基だけだったり
たしか日燈と月燈と聞いたが
上部の穴は太陽と月の一対
かと思っていたが・・

向かって右の常夜燈は
「奉月燈」と読めたが

左のほうは
「日」とも「月」とも読み切れなかった
字は書けもしないが読めもしない
字をきちんと習わなかったことは
あまたある後悔の筆頭である

「昭和六年五月一日」の日付が見える

「ご本尊ろくじぞうさん」

いたるところに道標がある

柑橘系の果樹園の中を登る

「津野神社」境内の寄進者碑には
おおぜいの「津野」姓のお名前が

だんだん高度が上がって来た

このあたりから道がうねり始める

民間機の航路下にあたるらしい

搬出用モノレールが山上へと伸びる

こんな日なたでしかも水もなかろうに
我が世の「夏」を謳歌している

こちらは昼過ぎには木陰になりそう

「清滝寺」に到着

「本堂」(右)と「大師堂」
四国霊場では
「本堂」と「大師堂」とがペア―
したがって賽銭箱が2つある

境内から南への展望が素晴らしい
渡って来た「仁淀川大橋」が見える

「仁淀川」を
東(左岸)へと渡る「高知自動車道」
トンネルを3つ抜けた先が高知市になる
「柏尾山」山頂にテレビ塔が見えている

それではテイクオフ基地へ向けて
「清滝寺」からテイク・オフ!
「高丘親王塔」を左に見て

右手に「観音堂」を見て西に進む

「土佐市」へは左下
「パラグライダー基地」へは右上

思惑通りの木陰の林道

路傍に「ミニ八十八ケ所」の石像

三差路に到着

ここで大きくレフトターン
「基地」へはとにかく西へ西へ

右手の山肌に立つ木に

「パラ ハング テイクオフ 3K」の案内板

南に開けた場所を通過

巣箱の周りは蜜蜂だらけ

一休みするのに丁度良い木陰

二本の木を額縁に見立てた借景

画像の中央左が「仁淀川大橋」で
画像の中央右が「仁淀川河口大橋」
その先は太平洋で
そのまた先はアメリカという地理になる

「ミニ八十八か所」のコースは
ここから右上の山中に駆け上がる

風はないが木陰で涼しい

大岩を削って道をつけている

シダが増え始めた
イノシシに注意!

ところどころコンクリート舗装

南西への作業道との分岐を
右に大きく旋回する

一本道とはいえ
要所要所に道標がある

今日は気付かなかったが
このほかにも
ハート型などが路面に刻まれている

おっ!
思わずその先を期待する雰囲気

「石土の森パラグライダー基地」に到着

「石土の森」(467.3m)山頂からだと
約600mで右上から降りて来る

手作り感満載の基地

南から順に反時計回りに




画像の中央左(東)には
高知市の街並みが見えている

「仁淀川」は緩やかに蛇行しながら

太平洋へと注ぎ込む

眼下には「土佐公園」

画像左端に吹き流しが見える

お気に入りのアングル

空が澄んだ日は
はるか西に「足摺岬」まで見渡せる

只今の時刻はほぼ無風で
一般的な吹き流しは
風速3~5mで約45゜になり
風速10m以上になると90°を越える

「仁淀川河口大橋」

「仁淀川大橋」

「義盛山」の稜線

名残り惜しいが

さすがに暑くなってきた

下界へ帰ろう

どの山にも印象的な木がある

食卓代わりの三角点標柱が近くにない
西へと伸びる作業道との分岐点
大きなU字カーブの木陰で遊山定食

美味しかった、よしっ行こう!

天然の屋根付き道路を下って行く

蜜蜂の巣箱の広場まで降りて来た

今朝よりは数が少ないが
女王蜂にかしずく働きバチが
わんさか飛び回っている

やぁ、こんにちは
お変わりないようで何よりです

「清滝寺」の裏手まで戻ってきたが
「清滝山」の登山口を見に行こう

手前の登山口は遠慮したいし

奥の登山口前まで行ってみたが
この画像の左手からの登山道も
手前の登山道と似たりよったり
秋になるまで夏山は遠慮しよう

帰り道で一か所だけ東に展望が広がる峠

モノレールの終点であり起点でもある

こちらはイノシシ捕獲のための檻

前回はこの位置から
基地を飛び立ったパラグライダーを
数機ほど仰ぎ見たことだった

風雨で落ちた笹の葉の濡れ落ち葉

古木と水のある所には

キノコの仲間が自生する

竹には寄生しないところが不思議
ツルツルして滑り落ちるからか
竹が美味しくないかだろうが
きっと美味しくないのだろう

古木にはこのようにキノコが密生する

「観音堂」まで戻り着いた

「薬師如来立像」の台座は
「厄除け戒壇巡り」になっている

せっかくなので
真っ暗闇の回廊を一周してこよう

無意識のうちに右から入り
反時計回りに回るのはなぜだろう

麓まで降りて来たら
折しも黄色のパラグライダーが着陸中

両手でロープを下に引く動作とともに
見事に目標地点に着地

画像の稜線のほぼ中央
植林が切れ黄緑色に見える所が
テイクオフポイント

次のパラグライダーが離陸した

赤いパラグライダーが
「清滝山」の山肌を伝うように降下

「皆様この飛行機は最終の着陸態勢に・・」
CAさんの声が聞こえて来そう

一つ前のパラグライダーもそうだったが
間もなく着地というと高さで急降下
いわゆる錐揉み状態になりヒヤッとする

続いて着地する黄色のパラグライダー

今日は良く晴れて、「石土の森パラグライダー基地」からの眺めがとても良かった。
到着時にはほぼ無風だったものの、途中までの林道は天然の屋根付き、そしてなんといっても海抜430mならではの涼風が実に心地良かった。
いまだに、ワシ、タカ、トンビの区別がつかないが、すぐ目の前で、大きな鳥が気持ち良さそうに真っ青な大空を飛んでいた。
背の高い人と低い人とでは、同じ街に住んでいても毎日の眺めはきっと違うにちがいない。飛べる鳥は、飛べない人間には見えない眺めを毎日見ている、きっと物の考え方が違うにちがいない。
パラグライダーで飛び立つ準備をしている、鳥に最も近い人たちの話を聞いてみたかったのだが、山上の駐車場には県外ナンバーの車がズラリ、、
新型コロナウイルスは、およそ三密とは無縁の山上にさえ、微妙な翳を落としている。
【清滝山】2018年2月
【石土の森】2018年2月