1987年に開業した「グリーンピア土佐横浪」は、全国に13あった大規模年金保養基地「グリーンピア」の中でおそらく唯一、基地の施設が2か所に分かれて建設され、「竜(りゅう)基地」は土佐市の宇佐町に、「光松(みつまつ)基地」は須崎市の浦ノ内にあった。
2000年に明徳義塾中学高等学校が買い取った「竜基地」は、通称「横波スカイライン」の沿道にあったことや、四国八十八ケ所霊場第36番札所「青龍寺」の入口にあることもあってしばしば目にしていたが、「光松基地」は普段あまり行き来しない場所にあり、すっかりご無沙汰していた。
前回の「久通漁港」についての拙文に、この「光松基地」周辺に関する貴重な情報をいただき、思わず懐かしさこみ上げ、本日の遊山となった次第だが、「光松基地」では思わぬ事態が・・

画像右「宇佐大橋」から西に向けて
東西に細長い内海
通称「横波三里」(浦ノ内湾)がある
入り江の北岸は県道23号線で
南の横浪半島の稜線にあるのが
通称「横波スカイライン」
県道47号線(横浪公園線)である


高知市内から南へ一直線
太平洋に突き当たったら西へと右折
「春野海岸」のはるか前方に
「横波半島」の東端が見えて来た

山上の白い建物が旧「国民宿舎土佐」で
右手の山が「宇都賀山」
「竜基地」はその山麓にある

海亀が産卵のため上陸する


「仁淀川」の河口を
その名も「仁淀川河口大橋」で渡る

「萩の岬」の「イカの一日干し」

ネイティブ土佐人はこれを
「いちにちぼし」ではなく
「ひいといぼし」と発音する

「萩漁港」に寄り道する
30年前には梯子だけだった気がする

この波止には釣りに来たことがある
突端の灯台が赤色だったことから
「赤突堤」と呼んでいたように思う

どうも高齢者の足取りになってきた

「宇佐しおかぜ公園」

クジラの親子や夫婦は仲が良い

ホエールウォッチング船が出航

「宇佐漁港」から見る「宇都賀山」(右)と
「白ノ鼻灯台」がある「崎山」(左)

「宇佐大橋」を渡る


「一文字突堤」の先に「萩の岬」

♪あ~あ~川の流れのように~♪
まるで川のような引き潮の流れ

錨が三つも落ちていると思ったら
取水管固定用の錨だった
ここ土佐市井尻には
高知大学の海洋研究施設がある

ここが「グリーンピア土佐横浪」の
「竜基地」のかつての正門ゲート
一部は当時の建物が利用されている
ここからでは全景が見渡せないので
頭上に見える旧「国民宿舎土佐」跡へ

「五色ノ浜」を左手に見ながら登攀

旧国民宿舎「土佐」は
地中海風の宿泊施設
「ヴィラ・サントリーニ」に


「グリーンピア土佐横浪」の「竜基地」跡は
現在は
「明徳義塾中学高等学校竜キャンパス」

懐かしい「蟹ケ池」を見たらUターン
「光松基地」へ向かうために
再び「宇佐大橋」を渡り
「横波三里」の北岸へ

「白ノ鼻灯台」が立つ「崎山」

ヘリポート「りゅう(竜)」

四国八十八ケ所第36番札所「青龍寺」入口

無料の「足湯」がある

「宇佐」の町によく似合う星条旗
「宇佐」「うさ」「ウサ」・・
なるほど「USA」か

トロピカル

再び「宇佐大橋」を渡る
ここから左奥に
「横波三里」(浦ノ内湾)が始まる

んっ、これまた懐かしい景色

土佐でアサリ掘りといえば「天皇州」
このわずかな距離を
渡し舟に乗って中州に上陸した

春の大潮の頃には
この駐車場に車が溢れていた
ずいぶん長い間閉鎖されているが
なかなか貝は増えてこないとのこと
無理もない
貝の数より人の数がはるかに多かった

ここから乗船し
「天皇州」までほんの1分少々
カップヌードルも仕上がらない

歩き遍路さんのための休憩所


「とさでん交通」の「宇佐バスのりば」
ここから先は須崎市になる

「須崎市営巡航船」の「埋立」乗船場は
この水産会社の建物の左手から入る

自販機の右に巡航船のりばの案内

堤防にも案内表示あり

出航を待つ巡航船

出航すると船は右に大きく旋回
「横浪三里」を西に進む

この巡航船の航路は
歩き遍路さんの海上の遍路道

巡航船は「横浪三里」(浦ノ内湾)の最奥
「鳴無(おとなし)」まで
「浦ノ内湾」の北岸と南岸を
ジグザクに航行して行く

いったい何があったんです?

山肌に白百合がいっぱい

もう春の海ではないが
「ひねもすのたりのたりかな」

この標識も

この標識も
良く見ると直進の先の細い道は
後付けの板が張られている
もとは何と書かれていたのだろう

「天壌無窮」の「天」が欠けている
もしや空襲の跡か

もし人が渡っていた橋だとすると
手前の穴は何のために?

年季の入った良心市場



さていよいよ
「グリーンピア土佐横浪」の
「光松基地」を目指し
県道23号線から旧道へと分岐
この旧道は
いったん海岸線に降りたあと
四等三角点「塩屋」を巻くように
「浦ノ内湾」に出て
その先さらに「光松基地」前を通り
県道23号線に戻れる気配

たしかに海岸線に出るには出たが
害獣の威嚇のためと思われるが
ここを通りかかると同時に
まるで見られていたかのように
二発続けて大きな発砲音が轟き渡り
猿と間違われて撃たれたかと思った
来た道の景色を思い返すと
どうも私有地内の気がする

「光松基地」へは
この先の県道から専用道があったはず
ここはもう引き返すよりないと
一目散に退散
かろうじて手前の峠の切り通しを撮影

県道23号線に戻り左折した先に
3つの関係団体の連名による
「関係者以外立入禁止」の看板
全く気付きませんでした
誠に申し訳ありません

「浦ノ内隧道」へ進入
たしかこのトンネルを抜けたら左に
「光松基地」への専用道があったはず

地図の左上
県道23号線から山越えする道は
現在は沿道一帯が私有地と思われ
関係者以外は立入禁止
「浦ノ内トンネル」を抜け
地図の左下で県道23号線から分岐
「光松トンネル」を抜けた先が
「光松基地」のはずだったが
なんと・・

こちら側からも
「光松基地」行けないことはわかったが
せめて遠くからでも見ておきたい
こうなったらいたしかたない
「浦ノ内湾」の対岸から見てやろう
いったん「横浪三里」を西の奥まで行き
県道47号線(横浪スカイライン)を
ぐるりと反時計回りに周回し
「光松基地」の対岸にあたる
南岸へと向かうことにした

「須崎市営巡航船」の「埋立」乗船場に立ち寄ると、船長さんが別の船の点検をしておられ、お話を聞くことができた。
前回、「横浪三里」(浦ノ内湾)の最奥、終点の「鳴無(おとなし)」乗船場まで載せてもらった時のGPSでの航跡が、往きと帰りとでほぼ寸分たがわず一致していたことと、その航跡は地理院地図の航路とほぼ一致し驚いたことをお伝えした。
自動操縦装置で航海していますかとの問いに、「(ヤマを)立てているだけです」とのことだった。
山や岬や小島を目印に、舵を切って行くだけだという、おそるべしはその操船技術、脱帽ッ、敬礼ッ。
『グリーンピア土佐横浪(2/2)
「光松基地」』に続く