11年前のGWに「笹ヶ峰」(土佐町)に登った時、山頂一帯は黄色のツツジが満開であった。
これまでヒカゲツツジと思ってきたが、当時の画像を見直してみると、葉の特徴からレンゲツツジではないかと思い始めた。
平成20(2008)年5月
まだ「弁財天沼」へは行けずじまい
令和元(2019)年5月
田んぼは畑になっている
平成20(2008)年5月
以前はほんの麓にあったが
令和元(2019)年5月
棚田を見下ろせる高台に移転
平成20(2008)年5月
先輩は友人家族とここで大宴会を
令和元(2019)年5月
たまたまこの時季はオフと思いたい
平成20(2008)年5月
当時の山歩きは麦藁帽子とスニーカー
リュックも今と比べると大きめで
杖に頼るなど思いもしなかった
令和元(2019)年5月
ヨレヨレのゴルフキャップに
ダウンサイジングした片掛けリュック
今や山歩きには必ず携行する杖
黄色いツツジには、ヒカゲツツジ(日蔭躑躅)とキレンゲツツジ(黄蓮華躑躅)とがあるようで、両者の違いは主に葉の違いにあるらしい。
ヒカゲツツジは、ツツジとシャクナゲの中間あたりに位置するそうで、葉がシャクナゲのように大きいとのこと。
平成20年に「笹ヶ峰」山頂で初めて見た黄色いツツジの大群生、これまでヒカゲツツジと思い込んできたが、当時の画像を見ると葉肉が薄く花が大きい、ここはひとつキレンゲツツジということにしておこう。
平成20(2008)年5月
「笹ヶ峰」山頂周辺のキレンゲツツジ
当時は絶壁の上を歩けたし
下を覗き込むこともできた
絶壁の突端に座り昼飯も食べられた
『れいほくネイチャーハント』もまだ新しい
麓にはたくさんの鯉のぼりが泳いでいた
11年前の5月4日は、濃い春霞に加えて、大陸からの黄砂やPM2.5により、「嶺北地方」全体が黄色がかった曇天であったことを覚えているが、このようにキレンゲツツジの画像がセピア色になっているのはいかなる摂理のなす業か?
デジタルのデータなので経年劣化ということではないだろうから、当日の気象状況によるものか、あるいは当時使っていたコンデジのスペックによるものか。
ものぐさな性格のため、撮影モードはいつも「おまかせ」や「らくらく」モード。にもかかわらず、「セピア」モードで撮影したわけではないのに、実際の記憶よりも良い塩梅にセピアな雰囲気でパソコンに残っていた。