四国霊場第52番札所「太山寺(たいさんじ)」の、「奥の院」がある「経ケ森(きょうがもり)」へ登ってきた。
山頂からの視界は、雑木に阻まれ360度の大パノラマとはいかなかったが、この時期にありがちな瀬戸内海の春霞も一瞬消え去り、木々の隙間からは、「興居島」「松山観光港」「堀江湾」、そして攀じ登った木の上からは「松山城」も見ることができた。
松山市中心街からは北になり
対岸には「興居島」がある
納経所だけが麓にあるので要注意
四国八十八か所では第52番札所
伊予十三仏霊場では第3番霊場
平成30年7月豪雨の爪痕
「経ケ森自然遊歩道」が整備されている
「太山寺」には三つの山門があり
こちらは「三ノ門」になる
「本堂」向かって右に「聖徳太子堂」
ここから「本堂」の裏手へと左に進む
「本堂」の北裏
「高浜」「奥之院」へは通行止とあるが
行けるところまで行ってみよう
左上へと進みたいが
右の道を進む
木製の階段の横に立つ道標
「しよう」が「しょう」となっている
そう書いた時代があったかもしれない
どうやら雨量計のようだ
ここが土砂崩れ現場
慎重に山際を歩く
なかなか大規模に滑りこけちょる
変則的な五叉路に着いた
右手に木製の道標
左手には石塔が立つ
「高浜町」から登って来た遍路道の峠
南側から見ているので
右(東)が「太山寺」
左(西)が「高浜町」
地理院地図で見ると
右が「高浜町(五)」
左が「高浜町(三)」
へと続く里道
左(「高浜町(三)」)へと進むとすぐに
左上へと切り返す登山道が分岐
これも南から見ているので
左(北)からこちらに来て
ここで右上(北)へと切り返す
もう少し太ったら通れない道幅
ボブスレー競技コースのような
おへそを擦りそうな溝道を過ぎると
一転して雰囲気の良い里道に変わる
フワフワの落ち葉で実に滑りやすく
登り坂なのに2度も滑って
しゃがみ込んでしまった
ヘアピング・カーブ
なぜか山頂に近づくほど岩が増える
「太山寺奥の院」に到着
「十一面観音像」
元々ここに建っていた石像「十一面観音像」は、平成13年の芸予地震で倒れたが、その後修復されて、現在は「本堂」裏手に「身代わり観音」として建っている。
「経ケ森」山頂203m
木々の隙間に「松山観光港」
北東に「堀江湾」
「堀江湾」から南へと続く「堀江町」
対岸の「興居島」への定期船か?
山頂の東南「護摩ケ森」へ行っておこう
山頂広場から登山道を南へと下る
道標が立つ三叉路を左(東)へ
通り過ぎてみているので右になる
うっすらと「護摩ケ森」の文字
竹藪前の広場に着いたら右へ
複雑な事情があるらしい
「護摩ケ森」に到着
フル・オープン
南の松山市街地の展望はほとんどない
先ほど立っていた「経ケ森」と思うが
「十一面観音像」の姿がない
祠の傍らの木が目に入る
あれに登れば
松山市街地が見れるはず・・
よっこいしょっ、と
ありゃっ
枝が脆(はそ)いが折れんかの?
南西の独立標高点189mの左に
「松山港」の突堤
中央やや右の山に「松山城」
かなり上まで攀じ登ったが
木々に遮られ展望はイマイチ
ううむ
これ以上登ると枝が折れる
いつまでも仲良くお暮し下さい
電線も山を越えている
竹藪前の広場に戻り左折
「経ケ森」に戻って来た
合掌
礼拝
「興居島」北端を正面に見ながら下山
いつか隣りの巨木のように
ボブスレー・コースに進入
「経ケ森」登山道の切り返しに戻り右
変則的な五叉路に戻り右
石塔の指示に従い「太山寺」へ
と、なるはずが・・
正面にも道が見える
「勝岡」と鳥居のマーク
三等三角点「太山寺」172.03m
本日は昼食を済ませているので
三角点のテーブルは不要
滑りやすい下り坂
おおのっ、誰かと思うたぢゃいかっ
高見山にほしかった強靭な下半身
変則的な五叉路を北から見下ろす
さてと、ゆらゆらと往(い)ぬろうか
崖崩れ現場を通過
「へんろ道」の文字が「白」
反対側は「赤」
見るからに脆そうな土
雨の多い土地というよりは
雨に弱い土地というところか
休憩所の奥の
23番石像から始まり
24番石像
25番石像
26番石像
27番石像
「本堂」裏に降りてきた
28番石像
29番石像
30番石像
31番石像
32番石像
33番石像と続く
「摩尼車」(転経器)
一回廻すと一回お経を読んだことになる
運んで来たリヤカーがそのまま商品棚
「経ケ森は」登山口からわずか10分ほどで山頂に着き、「護摩ケ森」も目と鼻の先。散歩にちょうどの里山なので、近くを通ったらちょこっと登られることをお勧めしたい。やや雑木が茂って視界がイマイチだが、瀬戸内海や松山平野の眺めを楽しむことができる。
本堂境内には登山口の案内板がなく、初めて行くと登山口が判りづらいと思われるが、登山口は本堂の裏手にあるのでこの点だけご注意を!