土佐市「竜」地区へは、「五色の浜」「グリーンピア土佐横浪(竜基地)」「蟹ケ池」「四国霊場第36番札所青龍寺」「国民宿舎土佐」など、以前からたびたび出かけていた。
東西に長い「横浪半島」の東端に位置する「崎山」の南麓には、以前から気になっている「白ノ鼻灯台」がひっそりと立っている。
灯台というからには保守管理道があるはず、冬の晴天の今日、ついに挑戦することにした。

「崎山」登頂後に東進するも・・

ログの拡大図を元に
歩行ルートを現在解析中

「塚地峠」から見えていた「宇佐港」
東には「萩岬」

西には「崎山」(左端)

「崎山」にズーム・イン!
本日はいたって波静か

「宇佐大橋」ができるまで
「横浪三里」と呼ばれる半島は
「陸の孤島」といわれていた

「横浪三里」はこちらのリンクをどうぞ
「宇佐大橋」を渡る

土佐落語に、こんな話がある。宇佐から井尻(いのしり)への渡し舟に乗ったオンちゃん、タバコの灰を捨てようとキセルを船べりにトントンと叩いた時、手元が狂ってキセルを海中に落としてしまった。
「キセルを拾いたいケに舟を停めとうせ」と船頭に頼んだが、他に急ぎの乗合客もあり断られてしまう。
するとこのオンちゃん、「行きは諦めるが、帰りは必ず船を停めてくれ」とあらためて船頭に頼んだそうな。「帰りに船を停めるチ、落とした場所が判るかの?」と船頭が聞くと、「キセルを舟べりから落とした時に、舟のへりに目印を付けたケに大丈夫じゃ」と真顔で答えたそうな。正面に「崎山」が近付く

駐車場に1台の車あり
「五色の浜」への先客か?
よもや灯台見物の物好きではあるまい

駐車場の少し上
「ヴィラサントリーニ」から見おろす
「崎山」の先端に
「白ノ鼻灯台」の白い点

太平洋は鏡のような静けさ

北には「蟹ケ池」が見えている。上から見ると蟹に見えるというが、凡人の目にはカニには見えづらい。
かつてここにあったのが「グリーンピア土佐横浪(竜基地)」で、現在は明徳義塾中学高等学校の「竜キャンパス」となっている。
正面左手に見えているのが「宇佐」の町並みで、画像中央の対岸の突端が「萩岬」となる。

「蟹ケ池」の左の道を手前へ進むと
横綱朝青龍の四股名の由縁でもある
四国霊場第36番札所「青龍寺」

先客は帰られたもよう

駐車場の隅に登山口がある

海岸沿いでもよく見かける木

何やら植生が違う

マムシグサの枯れ花か?

左手へと遊歩道が続く

蔓と木が複雑に絡み合っている
それぞれに御事情があるようで

手摺のある三差路の尾根に突き当たる

右はすぐに行止り

三差路のすぐ左にある分岐
右に海岸沿いの細い道
左に整備された遊歩道

今に思えば
「白ノ鼻灯台」だけ行くなら
右の細い道でも行くことができたが

せっかくなので
「崎山」の山頂へも行っておこう

ヘアピングカーブに
「魚つき保安林」の杭

この辺りは良く整備されている

次のヘアピングカーブにも杭

そなたもメタボかな?
同病相憐のひととき

さまざまな色のテープ

カゴノキのこのパターンは初めて

痛々しい木皮

表情豊かな根っ子

早くも山頂らしいが・・

ここが山頂への入口か?

四等三角点「崎山」114.4m

「四」の文字が消えている

山頂の周囲はこんな感じ
山名板も見当たらなかった
それにしても草木のバラが痛い

荒川静香女史も脱帽の
イナバウワー

山頂を過ぎてもそこそこの道が続く

「崎山」の東端へと続くのか?

この枯れ枝は帰りの道標
右(太平洋側)が枝のモト
覚えておこう

この印象的な木も
覚えておこう

ありゃ、行き止まりか?
灯台に辿り着くには
一旦右下崖を下りて
再び登らねばならぬようである
こりゃあ日が暮れる
麓にあった分岐へ戻ろう
海岸線沿いの道が
灯台への道だったに違いない

引き返したら正面に鎮座
なかなか武骨な顔をしておる
やあ、はじめまして

こちらは面白い形をしている

赤いテープもある

左手に海があるのだが
雑木がほこって(繁って)視界無し

栄養を蓄えているのか?

左(太平洋側)がモトになっている
真ん中に別の木の緑も葉もある
先ほどの枯れ枝と思ってよかろう

山頂広場を右に見て通過

これはこれは

仲睦まじくて何より何より

分岐点の上の
遊歩道まで戻って来た

ここを左(登ってきた時には右)
だったに違いない

岩肌にへばりついた細い道が
東の灯台方向へと続いている
黄色の派手なテープもある
おそらく間違いなかろう

赤テープの先は広い道では?

委細構わず駆け上がる

良さげな道が前方へと延びる

テープも増えて来た

色とりどりのテープ

これだと迷うこともない

歩きやすい道が続く

右後方に
「五色の浜」の西がチラチラと

ずっとこんな調子だと良いが・・
と思った次の瞬間

ネットで見ていた電柱と
黄色のカバーが出現
この電柱で道は左右に分かれるが・・

灯台への送電か?

左に見えた黄色いカバーに目を取られ
迷わず左に進んでしまったが

木に沢山のテープが巻かれている
右に分かれる道に全く気付かず
左の道をひたすら突き進んでいた

豊かな植生と

正面に見え始めた
海の青さに引き寄せられ東進

気が付いた時には
右下に下りる道があやふや

下りられなくはないが
眼下はかなり寂しげな谷間

数少ない赤テープを頼りに
下るというよりは滑り落ちる

GPSで見ると方向は正しいが・・

いかにも寂しい場所に降り立った

暗い谷間に降り立って
東に進めば絶壁となっており

何やら意味深な標石がポツリ

上手く写っていないが
前方(東)は真っ青な海

灯台への道もなさそうだし
これは1人で帰られるかしらんと
思っていたら

ひいぃ!

さらに、ひいぃっ!

無気味な壕の南に
一際明るい配色のテープ

さらにその先には
灯台へと続くと思われる
階段を発見!

長くきつい階段が続いているが
ようやく見つけた灯台への道
欣喜雀躍走り寄る

それでも半分ぐらい登ったら
息があがって小休止

そして登り切った先で
ついに「白ノ鼻灯台」と面会

プレートも渋い

海上保安庁の御触書

灯りの部分は見えなかった

何かの基準点が

正面の左右に一対ある

北西も

北東も

南東も

南西も
視界無し

暗い谷間へと続く長い階段のみ

おやっ?
海側に獣道がある
行っておこう

おおぉっ!

「白碆」が真下に見える

画像中央の緑の葉の下は
絶壁になっている

灯台周囲の視界はなかったが
「白碆」は見ることができた
良しとしよう

ここからの帰りが大事と
周囲をじっくりと見回す

階段を降りたら
いったん右手に

次の赤テープを見たら
海岸線に沿って西へと向かう

ところどころで
足元に磯を見ながら進む

冬の磯は良く澄んでいる

見た目は暗いが
明瞭な踏み跡がある

なかなか楽しませてくれる

足の長い蜘蛛が歩いている感じ

テープもいたるところにある

こちらを来れば早かったのだが
そうはいかないのが山歩き

こんな大きい木もある

南斜面だけに木漏れ日も

前方に遊歩道らしき道が・・

先ほどの電柱の先を
左に進んだところの黄色のカバー

さっき左に進んだところを

右側に進んでおけば良かったと
気付いた時には後の祭り
右側の道に目をやれば
沢山のテープに気付いただろうに・・

どりゃ、ここまで来れば安心
この辺りで昼飯にしよう

それではそろそろ出立いたそう

覚えのある倒木

右に道らしき雰囲気があるが

左手に進む

あとはテープに従って

この木を見て

この大きな蔓をくぐり

どなたかの家の玄関先を過ぎると

突然前方に遊歩道が現れる

二本の門のような木の
赤テープを出ると

仲睦まじい木の辺りに出る

遊歩道側から見るとこんな感じ
門のような二本の木の
赤テープに気付けば
一段下の「崎山」への分岐で
細い海岸線沿いの道を行かずとも
もっと歩きやすい道を通って
灯台まで行くことができることになる

ヘアピングカーブまで戻って来た

木々の隙間から西に見えるのは

入山前に立ち寄っていた
「ヴィラサントリーニ」の
地中海風の白い建物

「崎山」と「灯台」への最初の分岐

ここを真っ直ぐ行けば灯台だが
途中に一か所だけ
ロープが張られた場所があった

白ヘビのような木は
先っぽが四つに分かれている
「ヤマタノオロチ」ならぬ「四又ノオロチ」

もう一度おさらいをしておくと
「崎山」との分岐を右に行くと
「白ノ鼻灯台」だが
少し上の遊歩道右手の
二本の門構えの赤テープからも
灯台に行くことができる

倒木にぐるぐると巻き付いている

ホワット・カインド・オブ・キノコ?

駐車場の裏手はやや荒れている

無事に下山したが
一時はどうなることかと・・

「崎山」を振り返る
右のピークが山頂かと思われる

左端が「ヴィラサントリーニ」
右端が「崎山」

「宇佐」の町並みの遠景
鞍部のどれかが「塚地峠」

今日の「崎山」と「白ノ鼻灯台」はネット上にも情報が少なく、動画サイトにアップされていた動画と、地理院地図上に残る自分の足跡をスマートフォンで辿りながらの山行であった。
電柱で道が左右に分かれていたが、左の道の普請が良かったこともあるけれども、真っ先に眼に入った左前方の黄色のカバーに完全に気を取られ、右の道に全く意識が向くことがなかった。右の道には、赤、青、黄色と、色とりどりのテープがあり、灯台のある海岸線にも近く、気付きさえしたら右に進んだことであろう。
今に始まったことではないが、迷ったら慌てず騒がず落ち着いて、一度立ち止まる習慣をつけなければと、大いに学んだ一日であった。