ブログトップ

茶凡遊山記

chabon.exblog.jp

鉢ケ森(旧香北町~大豊町)


 全国的な寒波襲来となった11月20日には、思いがけない降雪に阻まれた「鉢ケ森」だったが、今朝は真っ青な秋の高い空。この日をおいて他にないと欣喜雀躍、迷わず再挑戦してきた。

 これまで、冬山は完全な食わず嫌い、夏山は蛇に怯えて近寄らずで、秋の晴天の山行がほとんど。普通の秋山登山のいでたちで登山口に立ったものの、雪山というほどではないが、思いがけない雪踏みの山行となった。

f0308898_20151574.jpg

旧香北町から大豊町へと越える
「谷相(たにあい)林道」の「松尾峠」から
「松尾越」「ゴトゴト岩」を経由するルート
f0308898_19192874.jpg

左(西)良し、右(東)も良し!
f0308898_19500914.jpg
(11月20日寒波襲来時)
f0308898_16385658.jpg

西も晴天
f0308898_19505910.jpg
東も晴天
f0308898_19511369.jpg
「暁美(ぎょうみ)橋」を
「日ノ御子」へと渡る
上流の「剣山系(徳島県)」方向も快晴
f0308898_19514288.jpg
右後方に「御在所山」を見ながら
高度を稼いで行く
f0308898_19520432.jpg
日陰には雪が残る
f0308898_19521308.jpg
鞍部が香美市と大豊町の境界
「松尾峠」
そこそこの距離があるが全線舗装
f0308898_19522281.jpg

「松尾峠」までの道のりと
「松尾無線中継所」は
『松尾峠(旧香北町~大豊町)』をご覧下さい。


「松尾無線中継所」跡
f0308898_19523604.jpg
「松尾峠」からは正面に
霊峰「梶ケ森」を見ることができる
逆もまた真なり
「梶ケ森」に行かれた時は是非
南に見える「松尾峠」にご注目!
f0308898_19524903.jpg
目指す「鉢ケ森」
ほとんどフラットなルートと聞いたが
存外距離も高さもありそう
f0308898_19530826.jpg
峠から北に進んだ先の
ヘアピンカーブが登山口
f0308898_19534782.jpg
このエリアに独特の案内板
f0308898_19542605.jpg
「ゴトゴト」とは
人気スポット「ゴトゴト岩」
f0308898_19544059.jpg
雰囲気の良い登山道
f0308898_19545034.jpg
綿帽子を被っている
f0308898_19545751.jpg
少しの間だけ植林の中を行く
f0308898_19554914.jpg
こらっ、驚かすなと言うちゅうろうがね
f0308898_19555957.jpg
視界が上に開ける
f0308898_19561471.jpg
心なしか「梶ケ森」が近付いたような
f0308898_19562826.jpg
前方に「鉢ケ森」が見えてきた
ここから見ると近く見える
f0308898_19563976.jpg
あちこちに標石がある
f0308898_19565300.jpg
美人がいつどこで見ても綺麗なように
ブナはいつどこで見ても麗しい
f0308898_19571475.jpg
短い急坂を下りると
「松尾越」の広場に到着
f0308898_19572351.jpg
帰りにおさらいをするが
北の方向にある赤テープに従い
右へと進むのがポイント

直進する道が見えているが
その先にある四差路へと戻らず
「難路」コースに入りやすい
f0308898_19573156.jpg
植林がなく晴空(あっから)としている
f0308898_19574334.jpg
なかなか良(え)いですやいか
f0308898_19580479.jpg
たいへん歩きやすい
f0308898_19581409.jpg
右手に洋菓子ノエルのような倒木
f0308898_19582604.jpg
四差路に1本立つブナの大木
f0308898_19583846.jpg
若葉の頃にまた来たい
f0308898_20011292.jpg
次第に迫ってくる「鉢ケ森」
f0308898_20015181.jpg
ほどよい間隔で赤テープ
f0308898_20020029.jpg
変わった造形の木
f0308898_20022298.jpg
苔むした岩がゴロゴロし始めた
f0308898_20023740.jpg
この先がもしや・・
f0308898_20034389.jpg
人気スポット「ゴトゴト岩」
踏むとゴトゴトと音がするらしい
左上から右下への谷川の地形
f0308898_20035954.jpg
こちらが右下の下流側
f0308898_20041682.jpg
再び歩きやすい道になる
f0308898_20042567.jpg
北に視界があり明るい
f0308898_20043808.jpg
苔むした岩は梅雨時はさらに良さそう
f0308898_20045852.jpg
登山道は良く整備されている
f0308898_20051860.jpg
足元に雪がふえ始めてきた
f0308898_20053196.jpg
山頂の北側の日陰部分に入る
f0308898_20054299.jpg
どの木も落葉している
f0308898_20063689.jpg
腹巻をした木もある
f0308898_20070854.jpg
倒木も多い
f0308898_20072027.jpg
赤テープにホッとする
f0308898_20075429.jpg
この辺りはまだ道とわかるが
f0308898_20090645.jpg
どこが道じゃろう?
f0308898_20091590.jpg
ここも人気スポット
f0308898_20092379.jpg
本日は雪化粧
f0308898_20093349.jpg
「色の白いは七難隠す」
いえいえ難などありません
失礼しました
f0308898_20100715.jpg
へし折れたというより
へし割れた木
帰りの有力な目印
f0308898_20110430.jpg
赤テープが2つ見えちょりますが
道はどこですろう?
f0308898_20111795.jpg
適当に尾根に駆け上がる
f0308898_20113724.jpg
おおっ、
思わず期待する次の光景
f0308898_20120733.jpg
北に「梶ケ森」が見えている
f0308898_20123707.jpg
あの稜線から手前が北壁になる
f0308898_20130792.jpg
「梶ケ森」を眺めながらの昼食に最適
f0308898_20141322.jpg
「梶ケ森」の右(北東)を見る
方向的には徳島県の祖谷地方
f0308898_20144535.jpg
山頂まであともう少し
f0308898_20151574.jpg
怪しい足跡がある
これは熊ではないが
ここは「物部(ものべ)」
目撃情報が多い「奥物部」に近い
f0308898_20154680.jpg
いったい何があったんです?
f0308898_20161684.jpg
山頂広場に到着
祠には安徳天皇が祀られているという
f0308898_20164923.jpg
山名板の右手に
「松尾越」方向への道が見える
f0308898_20172000.jpg
「ゴトゴト山経由松尾峠」
「難路」とカッコ書きされている
大変な藪漕ぎの道らしい
f0308898_20195568.jpg
「韮生(にろう)の里」が南に見える。
f0308898_20203017.jpg
南西の高知市方向に土佐湾が見える
中央の稜線の上は太平洋だが
上手く映っていなくて残念
♪空と海との間には~♪
f0308898_20210009.jpg
この山頂まで
手水鉢をどうやって運んできたのか・・

f0308898_20213094.jpg
西方向に「大師堂」とある
「鉢ケ森」のもう一つの登山コース
「河野」ルートの途中にある
「岩屋大師堂」であろうか

東方向には×印(難路?)がある

f0308898_20220082.jpg
山頂の山名板の北側から
南側の「土佐湾」方向を見る
f0308898_20222968.jpg
苔か木か判りかねる
f0308898_20230090.jpg
自らの踏み跡を目印に下山開始
f0308898_20233002.jpg
山頂下の広い斜面に下りて来た
「梶ケ森」のアンテナ群が左(西)に
「山荘梶ケ森」は中央鞍部に見える
f0308898_20241848.jpg
生命力を感じさせるブナ

f0308898_20244781.jpg
イッツ・グレイト!
f0308898_20251839.jpg
下草は刈り払われているのか
そもそも生えないのか・・
f0308898_20261584.jpg
「梶ケ森」の背中に四国山地の峰々
f0308898_20264652.jpg
ではいよいよ下山開始
斜面の右(東)方向へ向かう
f0308898_20271674.jpg
地球は丸い
f0308898_20282615.jpg
登って来た時の踏み跡が大いに役立つ
f0308898_20314849.jpg
ところどころ見覚えのある倒木
f0308898_20321620.jpg
赤テープを発見
f0308898_20324665.jpg
下ることだけは解っているが・・
f0308898_20331744.jpg
踏み跡がない・・
f0308898_20334639.jpg
赤テープを発見し登山道へ合流
f0308898_20341677.jpg
ファンタスティック!
f0308898_20345438.jpg
踏み跡もしっかり残っている
f0308898_20352489.jpg
道と聞けば道という感じ

f0308898_20360668.jpg
こうなってくるとたしかに道

f0308898_20363706.jpg
立ち止まって写真でも撮っていたのか
両足がきちんと揃っている
f0308898_20370771.jpg
左手に巨岩が見える
突端には古木が生えている
f0308898_20384458.jpg
腹巻の木まで戻る
f0308898_20391479.jpg
なかなか入念
f0308898_20394929.jpg
まもなく北斜面の東端
f0308898_20414638.jpg
大岩を左後ろに
f0308898_20420184.jpg
徐々に高度を下げていく
f0308898_20432697.jpg
右は「谷相山」であろうか
f0308898_20433747.jpg
サカキ or シキビ?
「近頃の若いモンは榊と樒も、
雄松と雌松の違いも知らん」
嘆いていた伯父を思い出す
f0308898_20435359.jpg
ここまで下りてきて
道が良くなっても
ホッとする赤テープ
f0308898_20440149.jpg
渋い道が続く
f0308898_20441600.jpg
記憶にない倒木がある
いよいよ忘れっぽくなった
f0308898_20442586.jpg
赤色が茶色になったものか
あるいは別の素材か
年季の入ったテープ
f0308898_20443527.jpg
白い部分は全部雪かと思ったら
水晶でできた白い部分も混ざっていた
f0308898_20445137.jpg
「ゴトゴト岩」の手前
春はアケボノツツジが見事だという
f0308898_20450745.jpg
左手の下流側
f0308898_20453318.jpg
右手の上流側
f0308898_20454731.jpg
春までキタタキの入居は不能
f0308898_20455927.jpg
また別のへし割れた木
f0308898_20463690.jpg
これは振り返った画像であるが
登りで高いモミの木に出くわしたら
左手に登っていくこと
正面に続く溝のような道はNG

f0308898_20465107.jpg
ナイスコントラスト

f0308898_20471218.jpg
四差路のブナの木が正面に
f0308898_20472488.jpg
この四差路をおさらいすると
f0308898_20473463.jpg
正面が麓からの登山道
f0308898_20482112.jpg
北にも道が伸びている
f0308898_20483768.jpg
南にも道が伸びている
f0308898_20491709.jpg
通り過ぎて下から見ると
東から西へ山頂に向かう登山道と
北(右)と南(左)への
良く踏まれた道が交差している
f0308898_20500249.jpg
これはキタタキの仕業かの?
f0308898_20514768.jpg
ノエルの広場まで下りてきた
f0308898_20521088.jpg
2本ともにツルが巻き付いている
f0308898_20532867.jpg
「松尾越」の鞍部広場に到着
f0308898_20534280.jpg
やあ、ただいま
f0308898_20535474.jpg
正面は廃道となっているという
「松尾」集落への古道か?
f0308898_20540942.jpg
登山口へは左へと駆け上がる
f0308898_20541871.jpg
少し登って振り返ると
正面に続く道が見えている
直進すると
先ほどの四差路と合流するのでは?
f0308898_20544669.jpg
いい塩梅に陽も傾きかけた
登山口へ急ごう
赤テープと白い貼り紙の間を
しばしの登りとなる
f0308898_20545778.jpg
調査用の貼り紙なので

f0308898_20550727.jpg
いつまでここにあるかは不明だが
f0308898_20552295.jpg
登って来る時にこの「松尾越」まで来たら
右(北)方向に赤テープを探そう
f0308898_20553680.jpg
いやあ今日もなかなか良かった
f0308898_20555445.jpg
「松尾無線中継所」が見えてきた
f0308898_20562900.jpg
イノシシのヌタ場
f0308898_20575857.jpg
見慣れぬ足跡
子供のものではなさそうだが・・
f0308898_20581435.jpg
植林の中を進む
f0308898_20583093.jpg
ここにもヌタ場がある
してみれば先ほどの足跡は
イノシシかもしれぬ
f0308898_20584475.jpg
なかなか捻じくれちょる
f0308898_20590157.jpg
「谷相林道」の上まできた
f0308898_20591428.jpg
上手くお伝えできないが
林道からはかなりの高さがある
雪で足を滑らせたら一大事
打撲だけでは済みそうにない
f0308898_20592525.jpg
登山口に入った直後は
降雪がある日は迷いやすい
登山口からは
林道に沿って直ぐに左に登る
f0308898_20593828.jpg
右手正面が登山道と間違いやすい
すぐに左折し登攀開始されますよう
f0308898_20595869.jpg
下山まで快晴に恵まれた
f0308898_21001048.jpg
「松尾峠」まであと200m足らず
f0308898_21002068.jpg
こらっ、落書きしたらいかん
f0308898_21003125.jpg
登山口周辺は道が狭い
車は「松尾峠」に駐車した方が無難
f0308898_21005183.jpg
年内おそらく見納めとなる「梶ケ森」
f0308898_21005901.jpg
「松尾無線中継所」の上方に
施設跡が2つ見えている
f0308898_21030128.jpg
 以前、斯道の大先達に、林道の東に4つあるいは5つ、西側に1つ、施設跡が残っていると教えていただいた。

 登山前に、今日の登山口付近から少し南側の道を登ると、西側の1つがあるとの記事を見たが、今日はその道を通らずじまい。ただ、東側の山上には、本舎とは別の2つの施設を目視することができた。


「鉢ケ森」は遠くに見えるが
実際に登ってみると近い
片道1時間ほどで登られる
f0308898_21031055.jpg
さすがに北側は冷え込みが厳しい
f0308898_21032379.jpg
「松尾無線中継所」跡
少し雲が出てきた
明日はお天気下り坂
f0308898_21034814.jpg
ううむ、渋過ぎる
f0308898_21040042.jpg
2階から3階への外階段
外階段があった理由を知りたい
f0308898_21040923.jpg
1階から2階へも外階段
そういえば以前に建物内に入った時
館内に階段の跡がなかったような・・
f0308898_21041827.jpg
それにしてもシュール
f0308898_21042635.jpg
建物の北側に設置された
イノシシの罠
f0308898_21044511.jpg
檻の左側には
赤テープがたくさん貼られた登山道
「谷相山」への登山道であろうか
f0308898_21050283.jpg
檻の右側には作業道
本舎の上にある施設への道か?
f0308898_21053833.jpg
帰路の「谷相林道」から
「松尾無線中継所」跡を振り返る
f0308898_21055538.jpg
画像右の鞍部「松尾峠」から
左(西)に続く稜線の北側を西進し
画像左「鉢ケ森」へ縦走したことになる

f0308898_21061390.jpg
「御在所山」の北側まで下りてきた
f0308898_21062759.jpg
「永野」集落へと下る途中から
「御在所山」を遠望する
独特の山容をした山だが
こちらからは普通の形に見える
f0308898_21064199.jpg

 この日は出発前に、道の駅に併設された直販所に電話して、現地の空模様を教えていただいた。開店前後の忙しい時間帯にもかかわらず、「鉢ケ森」方面を見渡せる場所まで移動していただき空模様を詳しく教えてもらい、おかげさまで楽しい登山をすることができた。

 降雪のある山を歩いた経験が少なく、どこが登山道やらさっぱり判らなくなった時にはさすがに不安になったが、先人たちの山行ログの地図とスマホのGPSアプリとでなんとか登頂できた。

 この日の発見は、登って来た自分の登山靴の踏み跡が一番の目印になるということ。高村光太郎の『智恵子抄』にも、「
僕の前に道はない僕の後ろに道は出来る」とある。

 ただ、小さく気が利いて大きく間が抜けている小生は、他人の別ルートへの踏み跡をわが踏み跡と見誤ってしまいそうで怖い。



   
by ky_kochi | 2017-11-21 13:00 | 登山 | Trackback | Comments(2)
トラックバックURL : https://chabon.exblog.jp/tb/28662492
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
Commented at 2018-01-06 09:39 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by ky_kochi at 2018-01-10 10:31
山歩さん、コメントありがとうございます。

 松尾越えから入山し河野へと下山したかったのですが、なにぶんいつも単独山行。四昔も前、高校のお別れ遠足で、大豊町の梶ケ森へ登りましたが、豊永駅から入山し太田口駅へと下山して以来、いつも同じ登山口への往復です。

 河野の方からも、変化と起伏に富んだ山と聞いております。次回は、河野側から登ってみたいと思います。

「銀号」で遊山している時には、ホンダのジャンパーか、冬だと赤いヤッケを着て、肩には黒いショルダーバッグをたすき掛けにしています。どこかの山里で見かけたら、是非お声をかけて下さい。

 今後ともどうぞよろしくお願いします。
<< 宗安寺山(高知市) 高知安芸自転車道(香南市~安芸市) >>