ブログトップ

茶凡遊山記

chabon.exblog.jp

剣ケ岳(土佐町)登頂成功!

 念願の「剣ケ岳」に、3度目にしてようやく登頂が叶った。

 土佐町黒丸を通り「稲叢山」や「アメガエリの滝」へ行くたびに、そして最近は「程野」(旧吾北村)から「瀬戸川渓谷」へと「林道程野黒丸線」を走るたび、気になって仕方がなかった鋭鋒である。

f0308898_21203122.jpg
 
 土佐のマッターホルン「剣ケ岳」(つるぎがたけ)には、「アメガエリの滝」からのルートと、「成川橋」からの2つのルートがあり、平成28年11月には、「アメガエリの滝」からは途中で山道を見失って引き返し、「成川橋」からは川沿いの道からの入山口を通り過ぎ、あえなく撤退した。

f0308898_08265824.png

「アメガエリの滝」ルートはさらに藪化しているものと想像し、前回はおよそ入山口までは近付いていた「成川橋」ルートを選択した。

f0308898_20562581.jpg
「峯石原」で県道6号線へ合流
この雲は晴れる雲でノープロブレム
f0308898_21021316.jpg
「瀬戸川」支流の「芥川川」
「芥川林道」が懐かしい
f0308898_21023657.jpg
「林道程野黒丸線」の分岐に到着
登山口「成川橋」へはここを左折するが
素通りは失礼にあたる
「アメガエリの滝」を表敬訪問しておこう
f0308898_21024789.jpg
「黒丸」集落の奥に「剣ケ岳」
右側のコブが「剣ケ岳」
左側のコブが「一の谷山」
f0308898_21025936.jpg
ココから見るとドーム状に見える
左上に「林道程野黒丸線」が見える
f0308898_21031059.jpg
アメゴがこの滝で引き返すので
「アメ(ゴ)帰りの滝」
f0308898_21035908.jpg
なるほどこれでは遡上できまい
f0308898_21041358.jpg
紅葉にはまだ少し早い
f0308898_21042872.jpg
滝壺は透き通っている
f0308898_21051494.jpg
下の段に流れ落ちる直前では
水の流れが美しい縞模様を創る
f0308898_21052845.jpg
今日こそは行きますぞっ
f0308898_21054212.jpg
岩塊を登るのではなく
岩肌の直下を
左から右に回り込むイメージ
f0308898_21060592.jpg
この吊り橋が
「アメガエリの滝」ルート入口
f0308898_21061695.jpg
前回は左の木立の先ですでに
道を見失ってしまった
f0308898_21062607.jpg
吊り橋へは行っておこう
f0308898_21064660.jpg

 吊り橋は「成川川」(右奥)との合流点になっていて、橋を渡ると「剣ヤ滝」、作業道への分岐に気付かず「成川川」沿いに真っ直ぐ進むと「中の川滝」を見ることができる。

 登山道に戻り、登山道が「成川川」を渡渉する地点までの間には、「十八番滝」があるとのことだが、前回辿り着けていないためまだお会いしたことがない。

歩くと揺れる吊り橋
f0308898_21090754.jpg
「瀬戸川」の上流方向
左上に展望台が見える
f0308898_21092184.jpg
張り替えられた橋に黄葉が一枚
f0308898_21094644.jpg
 

前回あえなく退散した記録はこのリンクを

 今回ようやく登頂できたのは、土佐町でウエブマガジンを発信しているかたと、県内の山で偶然知り合ったかたからいただいた情報のおかげであった。

 そして、「剣ケ岳」を初めて広く世に紹介された高知の岳人の大先達と、山行記録を登山サイト「YAMAP」にアップしておられた先輩、お二人に感謝申し上げたい。


「林道程野黒丸線」に戻って来た
分岐はUカーブの三差路になっている
f0308898_21095960.jpg
林道は「程野」まで舗装されている
f0308898_21101464.jpg
右下から登ってきて
左上に切り返し「いの町」へ
f0308898_21102737.jpg
眼前に「剣ケ岳」(右)と「一の谷山」
f0308898_21103935.jpg
ううむ堪らん
f0308898_21105910.jpg
「根木石山」(右)の左に
岩峰「瀬戸岩茸山」(中央やや右)
f0308898_21111524.jpg
「一の谷山」(左)の右に「剣ケ岳」
さらに右奥には「山ノ神ノ森」が鎮座
f0308898_21112644.jpg
見づらいが「剣ケ岳」の東端には
白骨樹が小さく見えている
f0308898_21114092.jpg
必ずや今日こそは
f0308898_21115068.jpg
突端の白骨樹あたりが本日の昼食場所
f0308898_21120121.jpg
「成川橋」の北詰から入山する
f0308898_21121680.jpg
作業道には草が茫々
f0308898_21122867.jpg
なぜか途中は刈り払われている
f0308898_21124234.jpg
川に沿って順調に進んでいる
よろしい
f0308898_21125815.jpg
見覚えのある茶色のガードレールが右に
ガードレールは「成川川」沿いに
上流と下流に2つある
こちらは上流の長い方のガードレール
f0308898_21132057.jpg
正面の作業道の突き当りまでは行かず
少し手前の広場で右側に注目
ここが第一の注意場所
f0308898_21133584.jpg
赤いテープが
笹の切れ間に見えるはず
f0308898_21142924.jpg
「成川川」へと降りた右手に
上流側のガードレールの終端がある
ここを左の下流側へと進む
f0308898_21143958.jpg
苔むした丸太がある
f0308898_21145247.jpg
下流側の茶色のガードレールが現れる
f0308898_21150285.jpg
右手には砂防ダムがある
f0308898_21151472.jpg
下流側のガードレールの終点には
赤テープがある
f0308898_21152605.jpg
4本の丸木橋を渡り
f0308898_21153612.jpg
道がいったん下がり
左カーブを描くその先
左手に赤いテープがチラチラと
f0308898_21154635.jpg
ここが「剣ケ岳」への入山口
f0308898_21155519.jpg
作業道が山頂方向へと這い上がっている
f0308898_21160724.jpg
前回はこの入山口に気付かず
下流の「渡渉点」まで行ってしまった
笹の繁り具合は今日と同じぐらいだったが
赤テープには全く気付かなかった
f0308898_21161690.jpg
植林の中の広場で振り返った眺め
右下から登って来たが
帰りにここを左に曲がりそう感じたので
倒木でガードレールを作っておいた
f0308898_21163594.jpg
ほどほどに歩きやすい作業道
f0308898_21164936.jpg
いたるところに丸木橋
f0308898_21171081.jpg
間伐された植林の中を高度を上げて行く
f0308898_21172390.jpg
大岩が左手に見えて来た
f0308898_21173936.jpg
良い感じで進んでいる
今日こそは行ける予感がする
f0308898_21175230.jpg
岩峰の雰囲気が漂い始める
f0308898_21180402.jpg
丸木橋があって大いに助かる
f0308898_21181701.jpg
なかなか良(え)いですやいか
f0308898_21220611.jpg
作業道を遮る倒れた杉の木
右下から登って来た作業道は左へと続く
潜れないので跨ぐしかないが
足が短いので一苦労
f0308898_21222361.jpg
どうやら岩壁の下に来たようである
f0308898_21223389.jpg
この杉の木を右手に回り込むが
下山の際の道標に曲がった枝を置く
f0308898_21224566.jpg
岩壁と背比べする杉の木
到底届かないぐらいに岩壁は高い
f0308898_21225535.jpg
再び雰囲気の良い道になる
f0308898_21230452.jpg
これは丸木橋ではなく木の根
「踏んでもかまいませんろうか?」
f0308898_21231929.jpg
これほどとは言わないが
「あたしゃも少し背がほしい」
f0308898_21233649.jpg
山頂の北側に回り込めたらしい
今日は行けたとほぼ確信する
f0308898_21234625.jpg
1/25000地図にある岩塊の真下
f0308898_21240518.jpg
この高さと幅の岩壁は初めて
f0308898_21241484.jpg
大きな蔓は一体どうやって
上に伸びていったのか不思議
f0308898_21243010.jpg
とにかく高いが
ロッククライマー達の話を
これまで見聞きしたことがない
これもまた不思議
f0308898_21244432.jpg
崖の上に盆栽のような紅葉
f0308898_21251066.jpg
これは渡られんと思っていたら
山手側に細い黒いロープがあり
ロープと木を頼りに進む
跳んで渡れる距離ではない
f0308898_21254062.jpg
右下に川のせせらぎの音
f0308898_21263266.jpg
松ぼっくりに似ているが・・
いずれ獣の落とし物ではない
f0308898_21265144.jpg
この丸木橋はちょっと線が細いが
問題なく渡れた
f0308898_21265979.jpg
山頂の尾根への分岐点に到着
赤テープが3つほどある
f0308898_21271223.jpg
よく踏まれた感のある作業道
f0308898_21284864.jpg
右上が「一の谷山」
左上が「剣ケ岳」
皆様、当機は最終の着陸?体制に入りました
f0308898_21285781.jpg
あと少しで尾根道に着く
f0308898_21291298.jpg
岩清水が浸み出す大岩がある
f0308898_21292609.jpg
前方の岩肌に2本の松の古木
どちらも直角に折れ曲がっている
f0308898_21293754.jpg
この場所も「剣ケ岳」の名所の一つ
f0308898_21294984.jpg
頂上に近づくにつれて充実する赤テープ
登山者用というよりは
林業の作業用と思われる
f0308898_21300479.jpg
北側にあたるため鬱蒼としている
f0308898_21301748.jpg
前方に小さく尾根の赤テープが見える
f0308898_21303503.jpg
どこまでが岩で
どこまでが木やら・・
f0308898_21304832.jpg
根上がり古木の伐採(倒壊?)跡
f0308898_21305916.jpg
麓から見えている
白骨樹のある東端かと思ったが
ここではなかった
f0308898_21311324.jpg
東端はもう少し上(北東)にあった
木が茂って良く見えないがはるか眼下に
「アメガエリの滝」付近の道路が見える
f0308898_21312375.jpg
東南の「陣ケ森」方向を見る
中央やや右下には
「林道程野黒丸線」が見えている
f0308898_21313178.jpg
麓から見えていた白骨樹
真下で見上げるとかなり高い
f0308898_21315524.jpg
昔はもっと視界が広かったようだが・・
f0308898_21320215.jpg

手にベトつかないガルボは
チョコの中身のビスケット部分が
そこそこお腹の足しにもなり
山登りの必携アイテム

f0308898_21321534.jpg
威風堂々
f0308898_21322619.jpg
高知市の方角(東南)の眺め
太平洋は目視できなかった
f0308898_21330076.jpg
山頂の畳一畳ぐらいの広場の端は
鋭く切り立つ岩塊の端になっている
眼前に雑木がなければ
とても立っていられないはず
f0308898_21342872.jpg
ここが山頂広場だが
北と西の展望はなく
東南と真下が見えるのみ
f0308898_21344036.jpg
頂上付近にはシャクナゲが群生
満開になればさぞや綺麗であろう
f0308898_21345572.jpg
「剣ケ岳」の山名板
f0308898_21350983.jpg
この根上がり杉は健在
子供なら下をくぐれそう
f0308898_21352167.jpg
かつては大木があったらしい
大きい切り株がゴロゴロしている
f0308898_21353592.jpg
こちらは老練な渋さを漂わせている
f0308898_21354982.jpg
山頂広場を後に尾根の広場へと下る
尾根からさらに西に進むと「一の谷山」
林道が繋がっていると聞いたことがある
f0308898_21362107.jpg
直角に曲がった松の下を下る
f0308898_21363621.jpg
岩清水の大岩の前を通過
f0308898_21364589.jpg
尾根への分岐三差路に到着
ここを右に曲がり下山する
f0308898_21365606.jpg
帰りは左手に「成川川」のせせらぎの音
高度を下げるごとに音階が下がって行く
f0308898_21370781.jpg
お宅らはいったい何をしよりますぞ?
f0308898_21371986.jpg
帰りは道も判り足取りが軽い
f0308898_21372760.jpg
岩壁に来た
f0308898_21374683.jpg
下山時の眺めも素晴らしい
f0308898_21375543.jpg
こらっ、驚(おど)かすなっ!
f0308898_21381163.jpg
ベリー・グッド!
f0308898_21382391.jpg
恐いもの見たさで舞い戻る
まさか生きちょりませんろうねえ?
f0308898_21384099.jpg
岩壁の下を下山する
f0308898_21393552.jpg
なかなか丈夫い蔓
f0308898_21395446.jpg
折れて道に倒れても
登山者を安心させてくれる赤テープ
f0308898_21400506.jpg
残して置いた枝のガードレール
ここはゆるやかに左
道なりに右に行ってはいけない
f0308898_21401597.jpg
作業道を塞ぐ杉の大木は
下山時は左側に越える
f0308898_21402695.jpg
大岩まで戻って来た
f0308898_21403821.jpg
千切れて落ちたマムシグサ
2週続けて到来した台風の影響か?
f0308898_21405530.jpg
ウム、この橋は大丈夫
f0308898_21411978.jpg
雨宿りできそうな岩屋の上に
大岩のつっかい棒のように倒れた大木
f0308898_21412977.jpg
この山で初めて見たキノコ
f0308898_21414334.jpg
この木の洞(うろ)は大きいが
鳥の巣にするには地面に近過ぎる
f0308898_21422447.jpg
ウム、この橋も渡れるろう
f0308898_21425308.jpg
入山口まで降りて来た
f0308898_21430236.jpg
転ばぬ先の杖ならぬ倒木
倒木のガードレールに従って
右方向へ進もう
f0308898_21431874.jpg
何事にも入念な小生は
倒木は地面に置かずに
切り株に乗せておいたが・
f0308898_21433082.jpg
すぐ近くに
林業作業用の白いマークがあった
小さく気が利いて大きく間が抜けている
残念
f0308898_21434938.jpg
一番最初に目印に置いてきた枝だが
置いてきたことを忘れていた
f0308898_21441619.jpg
入山口の赤テープまで無事下山してきた
f0308898_21445168.jpg
ここで「成川橋」上流へと帰りながら
入山口のおさらいをしておこう
画像は下流を振り返る格好となるが
入山口の手前は少し窪みになったカーブで
f0308898_21445913.jpg
入山口は窪みから上がってすぐ
f0308898_21454297.jpg
この窪みの少し上流には丸木橋があり
f0308898_21455303.jpg
その少し上流には砂防ダムがある
f0308898_21460175.jpg
この砂防ダムから入山口は
さほど遠くなく
うっかり通り過ぎて対岸への
渡渉点まで行ったら川を下り過ぎ!
すぐに引き返しましょう!
f0308898_21461882.jpg
このマムシグサは現役
f0308898_21462939.jpg
この付近には苔が多い
f0308898_21463702.jpg
砂防ダムまで戻って来た
f0308898_21464999.jpg
踏むのが申し訳ない瑞々しい苔
f0308898_21465625.jpg
下流側の茶色のガードレール終端で
f0308898_21473883.jpg
左手に砂防ダムを見たら
f0308898_21482824.jpg
行きがけに見た歩道の丸太を跨ぐ
f0308898_21483994.jpg
すぐ先右上に作業道が見えて来る
f0308898_21484880.jpg
上流側の茶色のガードレール終端に着いたら
f0308898_21485658.jpg
面舵一杯、ライトターン
f0308898_21490802.jpg
笹の切れ間から
赤テープのある作業道に駆け上がり
f0308898_21491532.jpg
レフトターン、取舵一杯
作業道を「成川橋」へと戻る
f0308898_21492465.jpg
ちょっとお天気が下り坂
f0308898_21493739.jpg
なぜか入口付近ほど荒れている
f0308898_21494850.jpg
「剣ケ岳」への道よりも藪化している
f0308898_21505250.jpg
上流の茶色のガードレールの起点
f0308898_21511117.jpg
我が背丈よりも高いススキ
f0308898_21513634.jpg
「林道程野黒丸線」が見えて来た
f0308898_21514612.jpg
平成13年6月架橋とある
早やからそんなになりますかねえ
f0308898_21520041.jpg
「成川橋」から下流を見る
f0308898_21521106.jpg
「剣ケ岳」が遠くに見えている
f0308898_21522190.jpg
林道が最も「剣ケ岳」に接近する場所
f0308898_21524275.jpg
「瀬戸岩茸山」の岩塊
f0308898_21531272.jpg
頂上付近に2本の白骨樹が見える
f0308898_21534241.jpg
「瀬戸川渓谷」を見ながらの帰路
f0308898_21543343.jpg

 麓から見るとおよそ素人を近付けない厳しい山容でありながら、絶壁の下には緩やかな巻き道があり、思ったよりも難渋することなく登頂することができた。

 林業用の作業道だと思うが、そこそこ踏まれた道があり、随所に丸木橋もあって大いに助かった。そして途中には、1/25000地図にも記載された巨大な岩壁、大岩に根付いた直角の松、岩峰ならではの巨岩もあり実に楽しい山であった。

 2つのルートの川沿いの道からの、入山ポイントがやや分かりにくいのが難点といえば難点。だが、もしかするとこの山は、山自体が地元の皆さんの信仰の対象であり、軽々に入山する山ではなかったのではあるまいかと、考えながら下山した。

 そう考えると、あの絶壁がロッククライマーたちで溢れないのも、見所満載の山なのに登山道が整備されないのも、解るような気がする。周辺に神社や祠などは見かけなかったが、北には「山ノ神ノ森」が鎮座している、「山の神」は古来より女神様が多い、決してお怒りに触れてはならない。



by ky_kochi | 2017-11-04 10:00 | 登山 | Trackback | Comments(2)
トラックバックURL : https://chabon.exblog.jp/tb/28466308
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
Commented by 長谷川 at 2017-11-29 16:19 x
過日はお疲れさまでした
愛知県の長谷川です
私は出不精・インドア派な人物故、
とてもこのような散策はできません
お供できるのはアルコールだけですかね(笑)
Commented by ky_kochi at 2017-11-29 20:45
> 長谷川さん
お疲れ様でした、先ほど高知に戻りました。
それでは、山小屋あるいは漁師小屋の雰囲気の店で、ぜひまた一献お願いします。
今後とも引き続きよろしくお願いいたします。
<< 高知安芸自転車道(香南市~安芸市) 星ガ窪(2/2)【復路】(旧仁淀村) >>