四国で2番目に高い「剣山」、午後から晴れの予報を信じ、はるばる徳島県まで行ってみたが、この日も山の神様は微笑んではくれなかった。
が、下山直前からガスが晴れ、「次郎笈」と「丸笹山」を見ることができたし、『天涯の花』(宮尾登美子)の記念モニュメントも見ることもできた、良しということにしよう。
「見越駅」から「西島駅」まで登山リフト
「大剱神社」経由の「大剱道」コース
JR土讃線の最寄駅「大歩危」
この辺りは晴天であったが・・
♪祖谷(いや)の~かずら橋ゃあ~ゆらり~♪
秘境の渓谷「祖谷」を目指す
酷道439号線(右折)への分岐
左折して「京上トンネル」へ
「剣山」は、徳島の人は「けんざん」、高知の人は「つるぎざん」あるいは「つるぎ」と呼ぶ人が多く、すぐそばの秀峰「三嶺」は、徳島の人は「みうね」、高知の人は「さんれい」と呼ぶ人が多い。
ここまでが遠かったが
「剣山」まで14km
登山リフトが見えてきたが・・
なんという曇り空・・
いい所にいるのだが・・
山の天気は登ってみないとわからない
まずは登山リフトに乗り込もう
かなり高度を稼げる
なかなか年季が入ってきた案内図
「大剱道」コースは約60分
「尾根道」コースは約40分
残りの標高差200mほど
時間は少しかかるが
勾配の緩い「大剱道」コースへ
ここの標柱の文字は見やすいが
上に行くにしたがって字が薄くなる
「大剱道」コースの登山口
ガスがかかっているが
翠はあざやか
左折は「尾根道」へのショートカット
ここは前へ前へと直進する
立派な注連縄の鳥居
晴れていればさぞかし・・
「間切るっ」とはとても言えず
一向に晴れてこない
平坦な道が多く歩きやすい
これは意外とらくに登頂できそう
眼に良さそうな緑色
葉っぱがないがどうしましたぞ?
この時期の紫の花には惹かれる
「刀掛の松」(「尾根道」コース)への
ショートカットの分岐
「大剱神社」に到着
「次郎笈」(じろうぎゅう)を見たかったが
目の前は真っ白
本殿の後ろにご神体の「御塔石」
「御塔石」背後の上段
この奇岩の名前がわからない
美しいクマザサ
少しだけ明るくなってきた
早くも山頂ヒュッテ「雲海荘」に到着
使い道を知りたい鉄柱
なかなか良い色艶
灰皿ではなく道標
「尾根道」コースとの合流点
「剣山本宮」の鳥居
階段を登ると
「剣山本宮宝蔵石神社」
山名板の先は真っ白
トボトボと頂上へと向かう
詳しい案内図が設置されている
山頂の「あわエコトイレ」
山頂一帯は植生保護のため木橋
それにしてもガスが晴れない
こりゃあますますいかん
山頂からは
360度の大パノラマがあるはずが
特に「次郎笈」方向を楽しみに
登って来たのだが・・
視界は数十メートル
「二度見展望台」とある
一応は近寄ってみるか
あっちと言われている気がする
仲良く2つ並ぶ木と岩を見て
「二度見展望台」は断念
左「一ノ森」右「次郎笈」
そうです
お二人を見たかったがです
近々のうちに取替えられる木橋
先ず桟木から取り外されている
記念のケルン
ちょっとで良(え)いき晴れておくれ
撤去されているのは旧の木橋か?
少し視界が開けてきたが
西のテラスからも遠景は無し
後ろ髪を引かれながら撤退
登山道へと続く階段
山頂ヒュッテ「雲海荘」に戻る
五里霧中のなか山頂を一周
東のテラスは行かず仕舞い
「雲海荘」に本日休業の触れ書き
本宮背後の「古剱の嶽」
大岩とヒュッテの間を下る
ナイス・コントラスト
やあ
頂上ヒュッテ(本館)の庭
山に関する本がいっぱい
残念ながら戴き忘れてしまった
2階の宿泊室へ
強風に備えた頑丈な骨組み
「剣山スーパー林道」マップ
うどんを一杯所望する
晴れていればこんな感じなのだが・・
頂上ヒュッテでうどんを食べているうち、雲行きはさらに怪しくなり、ついにミストは雨粒に変わってしまった。
ついこの間までは、山に登ってたまたま天気が悪くても、また来ればいいと思ったものだが、最近になって、何度も登ってきた山はもとより、初めて登る山でさえ、この山にまた来ることはないだろう、と思うことが増えてきた。
が、今日の「剣山」は別、ここは必ずもう一度来なくては。
『剣山(2/2)【復路】(徳島県)』に続く