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茶凡遊山記

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国見山~杖ケ森(旧土佐山田町~本山町)

「土佐北山道」は、土佐二十四万石山内家の殿様たちが江戸への参勤交代に使った道として知られているが、坂本龍馬や板垣退助も江戸へ出国する際に通った官道でもあり、また庶民の生活道として人馬の通行の多い往還道であった。

 「土佐北街道笹ケ峰越え」、通称「北山越え」の、旧土佐山田町と本山町との間の部分は「国見越え」とよばれ、「国見山」山頂直下の「国見峠」を越え、「杖ケ森」の東を巻くようにして本山町吉延へと下っている。

 官道はこのあと大豊町に入り、四国の風穴、高知道「笹ヶ峰トンネル」のはるか頭上を越え、愛媛県旧新宮村へ下る「笹ケ峰越え」へと続いている。

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「杖ケ森」山頂周辺でテープを見失う
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【ご注意】

「杖ケ森」は山頂にケルンと巨木があるが、展望がきかないためか最近は訪れる人が少ないと見え、頂上への分岐も判りづらくなっていた。

 また、「国見峠」から北は勾配が早い上に、針葉樹の倒木と荒れた岩や石で歩きづらく、ファミリー登山にはやや不向きかも知れない。

本山町井窪で国道439号線から
県道267号線へ左折南進
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「吉延の棚田」を右に高度を上げる
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大岩の上に小岩が乗っている
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「国見山」は高知大学農学部の演習林
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「赤荒(あかあれ)峠」の「国見山」登山口
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いっ、いきなりかの?
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え、良(え)いですやいか
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良い雰囲気の登山道となる
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ツルシキミが多い
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時おり岩場が混じる
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山割りがされている
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老眼のせいか霞んで見えぬ
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レトロな案内板も残っている
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植生もなかなか豊か
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班の番号が1つ上がる
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ここにも森の哲人が
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数頭のウリ坊を連れた
猪の親子連れに3回遭った
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おおの、びっくりするじゃいかっ
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猪の仕業にちがいない
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これは猪のヌタ場か?
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この尾根筋は風が強く
木が北側に傾いている
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ロクショウグサレキンによる彩色
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「図根三角点」を通過
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「赤荒分れ」に到着
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この分岐は帰りに重要となる
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紅葉にはチト早い
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「参勤交代北山道」
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「国見峠」に到着
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お殿様がこの峠で休憩した時に
「これがわが土佐の国か」
と言われたので「国見山」とか
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左が「杖ケ森」だが
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先ずは「国見山」へ
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作業道を少し歩くと登山道入口
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小さな案内板の大きな安心感
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なかなか植生が豊か
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アーティスティック
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山頂直前で北に視界が広がる
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山頂手前は少し荒れている
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「国見山」山頂に登頂
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展望台があると聞いていたが・・
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梯子の部分が無くなっているとも・・
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南の視界にもガス
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北の視界にもガス
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さすがに跳ぶと膝が痛そう
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攀じ登るよりは降りる方がラク
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どうも空模様が怪しい
「ここな辺りは降るか吹くかですけに」
地元ご婦人の独り言を思い出す
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登頂記念板が埋もれかかっている
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雨も来そうなので下山開始
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朽ち果てても仲が良い
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いったい何があったんです?
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林道まで下りて来た
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「国見峠」に到着
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では北の「杖ケ森」へ
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どうも植林の道はイマイチ
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道ですか?溝ですか?
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ところどころ標石がある
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手つかずの期間が長い感じ
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案内板には「国見の石垣」とある
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林道の終点が広場になっている
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「北山越え」は広場の北から下る
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「杖ケ森」へはその手前を切り返す
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緩やかな登りが続く
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緑のスカート
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山頂のケルンと老木
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蛇かと思うたじゃいかっ
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降りてきたものは登らんといかん
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げに難儀なちや
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お殿様も駕籠に乗るのは難行苦行
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「ゆとりすとパーク」の2基の風車と
「杖立山」「梶ケ森」が見えるはずが・・
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登ってきた「国見山」の稜線
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傾いた道標がシュール
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どうも物悲しい風景の植林帯
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「国見峠」に戻った
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ゆるゆる下山する
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帰路はこの分岐が重要
左に進むと香美市へ下ってしまい
「赤荒峠」に降り立てない
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右に取ってこの案内板へ
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念の為にズームアップ
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あとは道なりに下るのみ
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間切るきに除(の)けらいて下さい
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これで良しっ
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根元が切れ落ちても残る蔓
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猪は往来の真ん中で用を足す
ティッシュがないところを見ると
人の仕業ではない
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 おそらく同じイノシシの一家と思うが、数頭のウリ坊を引き連れる親子連れのイノシシに3回も遭遇した。おそらくこの山を、自由気ままに闊歩漫遊しているものと思われる。

 3回とも一家は登山道の真ん中で固まって土を掘るような動作をしていたが、当方の物音に気付くやいなや、ドッドッドッとハーレーダビッドソンのような爆音を轟かせ、一斉に崖下へと消え去っていった。

 3回ともデジカメの立上げが間に合わず、貴重なシーンを撮ること叶わなかったが、ウリ坊はマルチーズぐらいで、親イノシシは柴犬ぐらいであった。猪突猛進というが、例え小さくても一家が一斉にこちらに向かってきたら、相当に怖そうであった。


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7本足に見えるが
裏側にも足がある
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カンタロウミミズに見える
紫とも青ともつかぬ微妙な色
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西に唯一視界が広がる
「高尻木山」か?
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どうも初めまして
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何があったんです?
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蔓に助けられ残った折れ枝
宙ぶらりんになって風に揺れている
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サバゲーのようなテープ
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「赤荒峠」から「田井山」「笹ケ峰」方向
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右の鞍部「赤荒峠」から左へ
「国見山」への稜線が続いている
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おやっ?
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なるほど
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「左小回り右大回り」
これは山道の鉄則
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「オリドの大杉・乳銀杏」
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「仁井田神社」
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晩年の銀杏の木には必需品
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 先週の「明神岳」に続き、『れいほくネイチャーハント』に取り上げられているの39座の一つ、「国見山」への初めての山行となった。

 最近この山に登る人が少ないのか、インターネッの記事も一昔前のものが多いように感じられる。当時の先人の皆さんは、「国見山」だけでは物足りないと感じた場合は「杖ケ森」へと勧めてくれているが、入山者の少なくなった山に独特の雰囲気に包まれている。

「国見山」への登山道は植生も豊かで趣深い山ではあったが、いかんせん雑木が茂り過ぎて眺望がないのがまずは残念。また、「国見峠」から「杖ケ森」へと向かう「北山越え」は、路面の悪さ、勾配の速さ、植林の倒木等々、鬱蒼としたというより、荒涼とした針葉樹の植林帯の荒れ道となっている。

「国見山」へは登山道も良く手入れされていて、いたるところにテープもあり迷うことも無いが、「杖ケ森」山頂から「北山越え」への下山は特に道に迷いやすい。ついつい南の「国見峠」の方角へ下山したくなるが、切り返した林道終点広場の方角へいったん戻らなければならないことをお忘れなく。


 子育て真っ最中の若いお父さんに申し上げたい、お子さんが山に慣れるまでは、「国見山」の往復にとどめた方がきっとよろしい。


 
by ky_kochi | 2016-11-06 09:00 | 登山 | Trackback | Comments(0)
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