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茶凡遊山記

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五色ノ浜(土佐市)

 土佐市宇佐の「五色ノ浜」に、久し振りに出かけてみた。このゴロタ石の浜は、高知県民のソウルフード、「ガシラ」を釣ったり、本日のお目当ての「カメノテ」を採ったりと、磯遊びにはもってこいの場所。

 今日は残念ながら、潮の引きもイマイチの上に波があり、「カメノテ」は採れなかったが、久し振りに「磯を這う」好日となった。

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宇佐漁港を過ぎ宇佐大橋を渡り
「竜ノ浜」から少し登ると
左手にフェンスが見えてくる
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フェンス手前の広場に駐車し
ここから海岸に下りて行く
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下りの急カーブになっているため
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アスファルトに無理がかかっている
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高知市方向(東)に「伊坂ノ鼻」
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遊歩道は東へと下りている
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「五色ノ浜」へと降り立つ
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東に見える「伊坂ノ鼻」を越えて行く
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足摺岬方向(西)を振り返る
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崖の真下に来た
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鞍部を越えると広がる漁場
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この案内板の横から
「伊坂ノ鼻」へ登ることができる
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太平洋を見渡せる
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本日は弱いうねりがあり
海に皺が見えている
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「伊坂ノ鼻」から西を見る
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♪この木何の木気になる木~
幹からいきなり葉が出ている
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なかなかに貴重な場所らしい
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どりゃ「カメノテ」を掘ってみるか
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こちらは剥がす方で
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こちらは引っ掻き出す方
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い、いかんっ、
「カメノテ」が細(こま)すぎる
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この「ヨメザラ」も
茹でると身は米粒ぐらいになろう
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こりゃあどもならん
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とぼとぼ引き返す峠道にナイスビュー
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メタボ親父には狭い道は危険
草の生えた細道を進む
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脇腹が山側に当たった時などの
「はずみ」というものが怖ろしい
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あなたはたしかキクの仲間
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そちらの紫の君はどちらさんかな?
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いかにも貝が小さい
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西の磯への遠征の途中で
東の磯を振り返る
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国土調査の跡がある
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絶壁にロープがかけられている
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ここにも国土調査の跡
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ロープは手前の岩に括り付けられている
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西の磯にも「カメノテ」の気配無し
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潮風の当たる岩肌には自然の花畑
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降りて来た道はまた登らねば
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♪沖行く船の~無事を祈って~
見に行きたいがちょっと高すぎる
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仲良きことは美しき哉・・・
おやっ?
横恋慕する花が一輪
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駐車場へ帰る前に「伊坂ノ鼻」を
あらためて見ると
突端部分は存外と高い
あんな所にいたなんて
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旧「横波スカイライン」まで
左に見える遊歩道を登る
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大岩は鳥たちのお休み処
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収穫があればケンケンで登るが・・
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 メランジュとは、いろいろな岩石が無秩序に混在している地層、とのことで、この「五色ノ浜のメランジュ」は、国の天然記念物になるほど貴重なものらしい。

少しも存知ませんで失礼
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海辺にも紅葉
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中央の黄色はモンキチョウだが
目に見えているように写らない
カメラ屋で聞くと
見えているように写すのが
一番難しいとのたまう
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半島の「崎山」の向こう
外海が太平洋側の「五色の浜」
裏側の「竜ノ浜」は一転して波静か
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遠く左手突端に
「桂浜」の「坂本龍馬記念館」
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 実はこの浜では、一昔前に息子と「ヨメザラ」を剥していて、大波に浚われたことがある。沖合いを通る大型船のものであろうか、それまでより2回りほど大きい波が来て、2人とも引き波に一気に沖に流された。

 海中で2回転した後、浜を見ると、どうやって這い上がったものか、こっちに向かって手を振る息子の姿を見てすっかり胸を撫で下ろしたが、今度は何とかして自分も浜に上がらねばならぬ。

 その時であった、何度目かの大きな波が寄せて来て、ゴボゴボという鈍いサウンドの中でもう一度岩の上で2回転したが、気が付いたら履いていたサンダルの片方とともに浜に打ち上げられていた。コンタクトレンズの片方も落し、波で引き千切られた麦藁帽子も少し離れた場所で見つかった。

 我に返って両手を見ると、右手には貝採り用のバール、左手には直前に採った「ヨメザラ」をしっかり握っていた。直前に買ってきたバールはたしかに高かったが、海中で手離せばもっと身体の自由が利いたのではないか、だが岩の上で回転している時に突っかい棒になったような気もする。まあバールは良しとしても、貝を欲遠しく握りしめていたのはいただけない。有事の際には手はフリーにしておかねばならぬ、やはり何事も経験である。


10年前に危うく遭難した日の波
今日より少し波が高い
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引き千切れた麦藁帽子
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この日のお目当ては「ヨメザラ」
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塩水から茹で始め
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ひと煮立ちすればOK
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ザルにあげると
貝殻と身が分離されている
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カメノテとカラス貝
お腹を壊さないよう
南天の葉と茹がく
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 今日の「五色ノ浜」は、磯がひどく疲弊した印象であった。10年前に貝がびっしりと貼りついていた岩場には、およそ貝の気配はなく、海中に怖いほど繁っていた海藻もその面影さえ感じられなかった。

 黒潮の流れに異変が起こっているのであろうか、今年はカツオが記録的な不良だという。あまりに寂しい風景だったので、10年前の活気溢れる浜の様子をどうぞ。


カメノテ
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ヨメザラ
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カラス貝
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グジマ
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フジツボ殻
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 前日に魚屋でエサとなる鰹の「ハランボ」を仕入れておき、磯で針に刺すつど切って使う。この「ガシラ」という魚は典型的な根魚で、岩の穴などの棲家にいさえさえすれば老若男女誰でもほぼ確実に釣れる。

 真っ白い淡白な身は実に美味で、土佐ではよく唐揚げにされるが、刺身にしてもエクセレント。エサを切る包丁を持っていれば、帰る前に磯で捌いてハラワタを捨てて来ることができ、「包丁を研いじょいてよ」ではなく、「天麩羅油を見ちょいてよ」で済む。


ガシラ釣りのエサは
鰹の「ハランボ」
鮪でいえば大トロにあたる
七輪を浜に持ってきて
塩焼きにしたい気分
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今は元気に泳いでいるが
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このあと浜で下拵えされる
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家では飾り包丁を入れるぐらい
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下拵え完了
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唐揚げにはビールですな
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 高知市から車で30分ほどで来られる土佐市の宇佐海岸では、「五色ノ浜」での磯遊びをはじめ、かつてアサリの潮干狩りで賑わった「天皇洲」、「宇佐大橋」下でのバーベキューなど、随分と楽しませてもらった。

 浜で流木を拾い集め焚き火を起し、途中で買ってきたサツマイモを海水で洗って焼き芋にしたことがあった。冬の寒い日であったが、焚き火にあたって暖を取り、ホクホクに焼けた香ばしい香りの焼き芋の味をよく覚えている。

 浜で焚き火をしても誰からも叱られなかった、まことに長閑な時代であった。


by ky_kochi | 2015-12-13 11:00 | 番外編 | Trackback | Comments(6)
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Commented by タメやん at 2015-12-18 13:47 x
質問ばっかりですが、
①横波スカイラインで、他に亀の手等が獲れる所をご存じですか?できればkwskキボンヌ
②亀の手獲り様のバール(片方が-ドライバー状で、片方は鉤状の物)はどこで売ってて、いくら位ですか?
③グジマ・フジツボ殻は食べれるんですか?
Commented by ky_kochi at 2015-12-19 16:04
 タメやんさん、いつもありがとうございます。

「くわしく」お伝えしたいところですが、横波半島の地磯は、「五色ノ浜」以外はいったことがありません。そこで、ご質問の趣旨からは外れますが、

①約十年前によく「磯へ行った」のは、旧佐賀町の海岸です。現在の県道25号線を「熊野浦」へと進む途中にある「久保浦」集落の浜と、さらに新装なった県道25号を東進し、「熊野浦」への分岐を過ぎた次の分岐を海岸に下ったところにある、「須賀留」集落の浜です。

 ともにゴロタ石の浜で、現在あるかどうかはわかりませんが、「須賀留」の浜の入口には、「薪は浜で拾って自分たちで沸かして入って下さい」というコンセプトの五右衛門風呂の施設があります。

 磯釣りをする友達に聞いても、最近は沖合の離礁にさえカメノテは少ないとのことです。最近の人気で採り尽されたというよりは、磯が痩せているという感じだと聞きました。

②このバールは、高知市から宇佐の港町に入ってすぐ、西に向かう進行方向の左側、宇佐大橋の手前で今も営業している小さな釣具店で買いました。

 一本あたり千円ぐらいだったと思います、「ニイやんよ、これはステンじゃき錆びんぞよ」と勧められて買いました。今でも、たいていの釣具店で売っていると思います。

③小生の説明文がよくありませんでした、画像はフジツボがひっついていた跡で、食べることはできません。そして、このフジツボを食べたという話は、これまで小生は見聞したことはありません。

 さて、グジマですが、この貝があまねく世間に知られることをひそかに危惧しています。ショウガと一緒に甘辛く煮つけると、それはそれは美味ですが、いかんせんこの鎧のような貝殻を「こさげる」のに、大層手間がかかります。その手間のゆえに、この貝が採り尽されることはないと思いますが、カメノテのように絶滅危惧種になりはしないかと心配しています。

 最近スーパーで見かける巨大なカメノテ、あれはどうも我が大和島根の品種ではないように思えてなりません。地磯はもちろん、沖合の離礁まで採り尽し、海外からの輸入が出回っているのではないかと思っています、どう見ても太過ぎます。
Commented by タメやん at 2015-12-20 14:15 x
詳しくありがとうございます。
須賀留の温泉の分岐までは行った事があるが、道がかなり狭かったので通らなかった。

宇佐の釣具店は、フィッシング宇佐ですね。
今度寄ってみよう。

ジグマは刺身でも食べれるらしい。
(名前をクリック)

あと宇佐は、千崎製麺所の200円ラーメン・北代菓子店の真珠もなか・宇佐もんやウルメの漬け丼・宇佐ショッピングセンターの寿司
とかに良く寄りるなあ。
Commented by ky_kochi at 2015-12-20 14:42
「ヒザラガイの刺身」、今度試してみます、ありがとうございます。

 北代菓子店の「真珠もなか」、宇佐在住のかたからいただきました、大変美味しかったです。

 ネットやSNSでよく見る宇佐の地場産品を訪ね、次回は宇佐の町歩きに出かけてみます。
Commented by タメやん at 2015-12-23 12:38 x
宇佐~仁淀川流域 ↑

あと、ご存じだとは思うが、魚がめちゃくちゃ安い

謙さんの朝昼晩ご飯 in Kochi 土佐市JA高石直販所

でクリック
Commented by ky_kochi at 2015-12-23 18:05
 タメやんさん、初耳です、まったく知りませんでした。

 この値段と新鮮さ、これは是非とも宇佐の町歩きの帰りに立ち寄らねば。

 貴重な情報をありがとうございました。
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