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茶凡遊山記

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樫山越え(高知市側)

 人馬の行き来が盛んだった頃の「樫山峠」には、狸や狐に騙されたという伝説が数多く残っている。

 狸は男で、狐は女。昔から、「狐と狸の化かし合い」と狐を先に言うけれども、もちろん狐の方が賢いこともあるが、狸の方が簡単に騙されることからきた順列ではあるまいか。

 この地の伝説では、騙されて滑稽な仕儀と相成っているのは、きまって男の方である。


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「黒滝峰」から「樫山峠」へ下る途中に「赤良木峠」の方向へと延びる横道があり、地図にある「黒滝峰」の真下まで行ってみたが、それらしい断崖絶壁には辿り着けなかった。

 次回の遊山は、今回の周回コースとは逆に、「赤滝登山口」から「樫山峠」へと半時計回りに入山し、断崖絶壁への横道を探してみるが、年内ならば早く行かねば県道が凍結する、嗚呼。


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「樫山峠」の番人が見えて来た
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ここにも奇岩が
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岩の割れ目に根付くヒメシャラ
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木の根が大岩のベルトがわり
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こらっ驚(おど)かすなっ
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下りの勾配が早くなってきた先に
白骨樹の岩場への踏み後がある
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ただただご立派でご誠実で
このエリアでは一押し
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 左に伸びている大きな短い枝の付け根、やや盛り上がっているあたりが、角度によって「木に登る鹿」に見えることを、下山してからネットで知った。

 アップされている画像をよく見ると、ちゃんと長い角も2本あり、かのレオナルド・ダ・ピンチも脱帽の彫塑、次回は必ず忘れずに撮影をしてこよう。

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あなたは岩それとも木?
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ほぉっ~
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鹿らしき影も見えてはいるが・・

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横道が「赤良木峠」方向へと延びている
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この先に目指す岩場があるに違いない
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 しばらく歩き、地図では「黒滝峰」の真下まで来たが、断崖絶壁が見当たらない。ちょうどその時、前方の「赤良木峠」から歩いてきたという男性に遭遇したが、その岩場はもう一段下ではないかとのこと。

 稜線の道草をしている間に、太陽もやや西に傾きかけている。断崖絶壁は次回のお楽しみ、ということにして元の分岐へ引き返すことにした。

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先ほどの分岐まで戻り
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木々のトンネルを抜け振り返ると
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見るところ白骨樹は3本あった
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広いススキの原に降り立つと
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ここがかつて店屋(てんや)もあった峠
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上空は民間機の航路にあたるらしい
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県道16号線「赤滝登山口」へと下山開始
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よく踏まれている
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やがて植林の中へ
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水場に来た
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ほぉっ~
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馬も通ったというわりには狭い
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おぉの嫌(い)やちや
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このテープは伐採用か?
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わずかに残る紅葉
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右へならえっ!
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ネット上でもよく登場する丸太橋
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手前はロープで補強されている
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「丸太橋が腐っています」とある
登って来る人には見えるが
下りて来る人には見えない
飛び込んだら踏み抜きますぞ
要注意!
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ここは「鏡川」の源流域の一つ
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 前方に、道に被さる大岩が現れる。あそこなら雨露は凌げるし、飲み水もある。赤は「血」で岩は「タキ」、してみれば「赤滝」とは、ここはもしや姥捨山か?

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県道16号線「赤滝登山口」へ出た
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登山客の忘れ物あり
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不法採取禁止の看板の下にも
小さく「三辻山」登山口の表示
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県道を10分ほど歩く
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ネット上で
「野原」と呼ばれる広場を振り返る
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路肩のコンクリート吹付も
年季が入れば立派な岩に見える
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X'masカラーの南天
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「青少年の家」まで戻って来た
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 このエリアのベースキャンプ、「工石山直売所」の山菜うどんを早く食べたいが、今朝借りてきた杖を登山口へ返しに行かねばならぬ。
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「青少年センター」の裏にある
「三辻山」への本来の登山道入口
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蛇を踏みそうでとても入る気にならぬ
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「工石山登山口」へ戻り杖を返却
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「三辻山」直下の「東屋」前の岩場から
「黒滝峰」へと続いている稜線
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あの断崖絶壁は次回のお楽しみに
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 高知市への帰路、県道16号線のヘアピンカーブで、「黒滝峰」山頂の岩塊を見上げる。

 中央手前の三角形の岩山と、右端の山との鞍部が「樫山峠」である。

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「黒滝峰」の断崖絶壁を攀じ登るのが今日の目的の一つであったが、尾根道を歩いたためか、つづまり行き着くことはできなかった。それでも、噂通りの変化に富んだ稜線歩きに、近年久々の満足の山行となった。

 「工石も良(え)いけんど、まあ隣りの三辻から樫山峠へ下りてみて」

 もう二昔も前になる、食堂の大将が、と言ってくれていたのが懐かしい。

by ky_kochi | 2015-11-28 14:00 | 登山 | Trackback | Comments(0)
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