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茶凡遊山記

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蟠蛇森(須崎市)

「焼坂峠」からの帰り道、「新庄川」を渡ろうとすると、11時の方角から「蟠蛇森(ばんだがもり)」がこちらに手招きをしている。

 蛇が蟠(わだかま)る森は、前回の「朽木峠」への途中、常に南に見えていた山。これまで数回登っているが、最近は林道が相当荒れていると聞いていた。

 天気も次第に良くなってきたことだしと、いつもの道草癖が沸々と湧き起こる。

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♪須崎が好きさ~

地元の女子中学生の詩に
かの織田哲郎が曲を付けた
須崎市の応援歌にも登場する
ご当地のゆるキャラ
「しんじょう君」の故郷
清流「新庄川」を渡る

海抜769mの「蟠蛇森」が
はるか左奥に鎮座
少し青空も見えて来た
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急に思い立った夕方近い山行き
「雪割桜」で有名な
「桑田山(そうだやま)」の集落を目指し
国道からの経路を撮影する間もなく
ひたすら高度を上げて行く
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アスファルトと簡易舗装とダート
まだらに混ざる作業道は
先日のゲリラ豪雨で大荒れ
ロデオ乗りには撮影する余裕なし
何とか登山道の入口に到達
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登山道には夏草が繁る
とにかく蛇を踏まぬよう
全神経を足元に集中
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この山にも素朴な標識
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山頂から見る須崎湾
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海抜769mもある
ましてや川原に近い悪路
ここまで時間がかかるはず
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大パノラマの案内図
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立派な展望台
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足元までかなり高い
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アンテナ群とアマチュア無線施設
アンテナの足元は
タンポポの大群生地
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「こらっ、椅子を踏んだらいかんっ」
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左奥の「鶴松森」へと続く稜線に
「風の里公園」の風車群
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須崎湾は見るからに
津波の被害が大きそう
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東の高知市方向を望む

画像中央奥に「横浪半島」
その北側に小さく「浦の内湾」
通称「横浪三里」の奥の奥
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杉木立ちの遙か先
青い稜線の
中央の小さな三角帽子が
越知町の黒森山
この左肩を越えて行く道が
「旧松山街道」
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鉄塔の中から見る眺め
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須崎市街を俯瞰
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陽も落ちてきた
長居は無用
一刻も早く下山せねば

川原に近い荒れた道
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猪(しし)猿狸も嫌がりそう
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輪切りにされた倒木が
そのままになっている
何かわけがあるに違いない
よもや杣師たちが
こんなおいさがしなことを・・
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中腹まで下っても荒れている
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中間点の展望スポット
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思いのほか距離が長い
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次第に秋の雲になってきたが
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左手前から「桜川」の流れ
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「勝森」が正面に
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おやっ?
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「古樺道」はどこかで見た記憶が・・
思い出せない
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「駄荷ケ峠経由川ノ内」とある
「川ノ内」は
先日の「朽木峠」への通り道

そして「駄荷ケ峠」にはそそられる
次回のフライト候補地に追加決定
こうして次々に繋がって行く
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「虚空蔵山」(左)と「勝森(右)」
今頃晴れてくれても
遅かりし由良之助
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どうしても蛇を連想してしまう
筆致と筆勢
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ガードレールに
天日干しされた稲藁
これなら擦っても痛くない
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「雪割桜」の広場から見上げる「蟠蛇森」
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切っ先三寸足らざりしがくち惜しき
せめて3時間早くこの青空が・・
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登山道そのものが蛇に見える
この山の
登山道のきつさがよく解る
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JR吾桑(あそう)駅から見る「蟠蛇森」
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秋のホームにマッチする秋桜
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ほんでも山塊が鏡に入り切った
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下りのワンマン列車が到着
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プレートに「高岡街道」とある
国道56号線の別名かと思ったら
全長6.10mのトンネルの名前

そういえば国道56号線の別名は
たしか「中村街道」かと
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 子供の頃、旧窪川町(現在の四万十町)から土讃線で高知へ向かう時、須崎駅を過ぎると車窓左側に巨大な石灰工場が目に飛び込んできた。土讃線の車窓からの眺めの中でもひときわ印象に残る風景であったが、大蛇伝説が残る、山肌の石灰工場群の背中に聳える「蟠蛇森」の、威風堂々さもまた印象深い光景であった。

 巨大な山塊の緑、石灰工場の白、「桜川」の乳白色、春には遠目にも鮮やかな「雪割桜」の桃色、秋には風に揺れる稲穂の黄金色と、いつ見ても飽きないパステル画の世界であった。もう少し見ていたいのにと思ううちに、列車は長い「斗賀野トンネル」に入るが、それを抜け佐川盆地に出ると、またも左に「高知県畜産試験場」の牧場の緑が広がっていた。

 土讃線に乗り高知へ向かう時には、須崎駅までは海が見える右側の席、須崎からは左の席に座っていた子供の頃を懐かしく思い出す。もう40年も前の話になった、歳月は人を待たず、嗚呼。



 
 
by ky_kochi | 2015-10-11 13:00 | 登山 | Trackback | Comments(0)
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