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茶凡遊山記

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風の里公園(旧東津野村)

 旧東津野村「風の里公園」に行って来た。その名も目出度い「鶴松森(かくしょうもり)」から東へと続く稜線に、20基の風車が立ち並ぶこの公園。南には蛇行する新庄川、河口の須崎市の先には太平洋、北には「鳥形山」の奥に石鎚の峰々を遠望できるナイスビューポイントである。

 いきなりこの日の画像からご覧いただくと、初めて見るかたにはかなりインパクト不足。この公園には是非おでかけいただきたいので、平成20年1月の秋の好日、晴天の「風の里公園」からどうぞ。

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まずは風車群から
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続いて鳥形山
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石鎚山遥拝所
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須崎市方面
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 それでは、今日の「風の里公園」に。

 公園の南西、旧東津野村船戸といえば、魚梁瀬(やなせ)、天坪(あまつぼ)などと並ぶ県下有数の多雨地帯。この日も前日の晴天とはうって変わって薄曇り、目指していた「鶴松山」への登山は中止した。



須崎市から国道197号線へ入り
「重谷」からの入口まで来てみたが
昨年の豪雨のため通行止め
復旧は未定と書かれている
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「重谷林道」の入口で農作業中の男性
鍬を持つ手を止めて曰く

「この直(ち)きに下の駄場からの道は良うないけ、もびっと下の大谷から行てみるかね?黒川から行くよりは近いぞよ。それともこの布施が坂を越えて、船戸からも行けるがのうし」

来た道をはるか黒川まで下るのは躊躇われ
船戸からの道は
「林道北山矢筈線」と思われるが
「重谷林道」が通行止めなら
「北山矢筈線」も無傷ではあるまい
「大谷」から登ることに決定

「この道は
風の里公園に繋がっちょりますか?」
途中で会った男性に聞いたところ

「行ける、行ける。このまま行きよったら、やんだ重谷からの林道へ突き当たるけに、まっ、道が潰(つ)えちょらんかったらじゃけんどねえ、ふぉーふぉっふぉっ」

頼もしい言葉に励まされ
迷わず登攀再開
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見覚えのある三差路に到着
なるほどここで合流するのか
山肌に網の目のように
貼り巡らされた林道
やはり高知は山国
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交通安全を願って
津野町黒川の
老人クラブの皆さんが
手作りされたという
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「風の里公園」の西端
20号基まで完全舗装
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いたるところにナイス・キャラクター
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稜線を登り詰めた三叉路を左に
ここで北に一気に視界が開ける
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公園全体の案内図
本日の目的地は左下「鶴松森」
登山口からわずか20分とある
「不入山(いらずやま)」と並ぶ
四万十源流の山の一つ
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公園内の各展望スポットには
無料の双眼鏡が設置されている
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蛇行する新庄川
眼下に須崎市方面を俯瞰
野見湾が見えている
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こんな風車が全部で20基ある
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「鶴松森」(左手前)への稜線
正面奥が四国カルストの稜線
「黒滝山」「天狗高原」「五段城」あたりか
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鳥が翼を広げたような山容から
付いた名前が「鳥形山」
日本屈指の石灰石の露天掘りにより
山頂部はすっかり消失してしまった
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ズーム・イン
矢筈に似ていたことから
かつては「矢筈山」とも呼ばれていた
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鈍い勘が的中
船戸からの
「林道北山矢筈線」も通行止
この林道は
「四万十源流点」へとつながっている
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「鶴松森」が見えてきた
鶴に松とはまことに御目出度い
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登山口は
最後の20番目風車の左横
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すぐに展望台に着く
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展望台から振り返り見る風車群
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「鶴松森」への登山道
い、いかん
この様子だと蛇を踏む
登頂断念の理由は
天候不良ではなく
まだ見もしていない蛇の影
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敵前逃亡する帰り道の木
仲が良いやら悪いやら
背中合わせの立ち姿や微妙
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展望広場にあるプロペラの実物
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天候がいかにも残念
ここは真っ青な空こそふさわしい
加えてインスタントカメラは
曇天にからきし弱い
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「石鎚山遥拝岩」へ寄り道
本日はあいにくと
石鎚山に雨雲がかかっている
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遥拝岩への道の途中では
一番高く一番近い位置で
プロペラを見ることができる
ブーンという独特の音が響いている
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左奥に中津明神山
正面の山肌に「大植」集落
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意外なバイパス道
「林道仁淀葉山線」への分岐
この道からは
聖神社や大タヲ山など
隠れスポットがいっぱいの
越知町の桐見川へと抜けられる
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国道197号線
ラーメンの「自由軒葉山店」の
やや須崎市より
「大谷トンネル」北口まで戻る

「鶴松森」への登頂を断念したので
せめてお土産の画像を撮りに
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国道439号線の未走行エリア
津野町から檮原町を経て
四万十町大正までを目指す
途中には
「下津井眼鏡橋」と「焼酎銀行」もある
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キムチが評判の檮原町下折戸
「チムジルハンレストラン鷹取」
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「四万十合衆国」は
平成の大合併前の
旧5か町村の5州で立国
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第二檮原発電所
コンクリート製の設備がなかなかシブい
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「松原の茶堂」
檮原町にはいたるところに茶堂がある
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このイラストマップのタッチは
旧本川村を遊山する際のベースキャンプ
喫茶「うの花」で見たことがある
作者は営林署に勤務するかたと聞いた
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「兄(にい)やんは高知市へ往(い)ぬるがかよ?大正へ抜けるがやったらこっちが近い道も良(え)いきに、とんと40分は違うのお。途中で迷うところというたら・・、迷うところというたら・・、迷うところは無いのう、まあ行てみ」

ここは迷わず左の
「ふるさと林道松原中津川線」を選択
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「松原中津川トンネル」は1,487mもある
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たしかに近かったが
このふるさと林道は
「下津井眼鏡橋」は通らない
したがって
再び旧大正町大奈路から
再び国道439号線を北上
持ってきていながら地図を確認しない
いつもの悪い癖
何とか下津井集落に到達
下津井ダム湖はホタルの乱舞で有名
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林業鉄道の軌道跡である
「下津井眼鏡橋」
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人はもちろん
バイクでも渡れる
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橋の南詰めの先は
いかにも林鉄軌道跡の風情
先に進むと
一般道として利用されている部分や
トンネルも残っているという
廃線マニアとしては
是非ゆっくりきてみたい
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なかなかの高さ
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旧大正町は
栗焼酎「ダバダ火振り」でも有名
何と元銀行だった建物で焼酎を保管し
預入業務と払出業務をしているらしい
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世界で初めての試みという
いかにもこの酒蔵の女将さんらしい
奇想天外な発想
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たしかに金融機関独特の造り
子ども時分に見た記憶あり
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四万十町若井の沈下橋
これも昨年の豪雨で決壊したものであろうか
中央部分が落ちたままとなっている
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それではここで
キャラクターたちに登場願おう

(平成20年1月撮影)
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 デジカメの画像の日付を見ると、これまでに「風の里公園」へはのべ4回来ている。そのうち3回は高知市から麓までは晴れていたのに、稜線まで来ると曇っていたり降っていたりと、なかなかお日さまが笑ってくれなかった。

 春は霞むし、冬は凍る。天高く馬肥える秋、あるいは初冬をお勧めしたいが、公園は海抜1000m、特に北側には秋早くから春遅くまで雪があるので、お足許に気をつけて。また、夏にかけては雨上がりの翌日をお勧めするが、大雨の後には落石にご注意を。

by ky_kochi | 2015-06-07 12:00 | 登山 | Trackback | Comments(0)
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