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茶凡遊山記

chabon.exblog.jp

土讃線廃線軌道跡(大豊町)

 土讃線の歴史は、豪雨災害との闘いの歴史でもある。

 これまでにも、そのルートは何度も変更、改修されて今日に至っている。
 
 画像は、平成19年12月に、初めて大杉周辺の廃線軌道跡を訪ねた時のもので、もうすでに7年が経過している。今ではずいぶんと様子も変わっていると思われるので、お出かけの際には十分な下調べを。


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日本一の大杉よりも
最近は碁石茶の方が
ややメジャー
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大杉駅構内には
鉄道ファンにはたまらない
オブジェがいっぱい
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大杉駅から南へ歩けば
大杉隧道が貫通する前の
旧線の軌道跡
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旧軌道はここから道なりに
穴内川に沿って南下していた
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警笛に振り返ると
アンパンマン列車が
大杉隧道に進入中
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このまま舗装路を
真っ直ぐ進むか
あるいは
「道の駅大杉」前で
大豊トンネルには入らず
旧国道32号線に分岐すると

いよいよ旧線跡は
本日のメインステージ
廃線鉄橋跡へと分岐する
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小さな跨線橋を過ぎると
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あれに見えるは?
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この鉄橋こそ
この先に1軒だけある民家に
お住まいのかたのため
今も残されている旧鉄橋
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今は線路は取り外されている
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完全には固定されておらず
歩くたびにガタガタと
軋むコンクリート板
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川面までは存外と高い
足元を撮るのはどうも気乗りしない
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対岸に渡り切ったあたりでは
真っ直ぐに伸びている軌道跡
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このゆるやかなカーブは
たしか小学校の修学旅行で
見たような記憶が・・
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1軒だけ残る民家を通り過ぎ
少しだけ藪漕ぎをすると
新大杉トンネルに並行して残る
旧線にあったロックシェードが現れる
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ここで一休み
線路に地図を広げて
次の目的地
剣ヶ峯隧道跡をチェック
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【ご注意】

 土讃線の車両はディーゼルエンジンなのに、特に特急列車は意外なほど静かに、むしろ音もなく近付いてきます。普通列車の方が、まだ音に気付きやすいかもしれません。

 特にトンネル周辺では、線路内に立ち入っての撮影は大変危険です。気が付いたら目の前に列車が、ということも。

 くれぐれもご注意ください。



ご立派としか
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高知自動車道からも
一瞬だけ見える
MIZUNO大豊工場
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来る時には気付かなかった
巨大なスズメバチの巣
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再び鉄橋まで戻る
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向こう岸に戻ると
シュールな角度で傾いた
キロポスト
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今渡って来た廃線鉄橋と
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穴内川の対岸
旧国道32号線から見る
今くぐって来たロックシェード跡
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板木野洞門の付近で
「ゆとりすとおおとよ」方向へ左折
対岸に渡った所で駐車し
通行止めのガードレールを跨ぐ
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何やら遺構が近付いてくる
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逆光で見ると
相当くたびれているが
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振り返るとそこには
見事なロックシェード
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その先についに発見
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剣ヶ峯隧道のプレート
なぜか
剣ヶ峯と剣ヶ峰
の二重貼り
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廃線軌道跡散策の後は
日本でも珍しい鉄橋上の駅
土佐北川駅に道草
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通過する特急南風の迫力は
なかなかのもの
もし上りと下りの南風が
同時に通過したら
ホームに立っているのは
かなり怖いのでは
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土佐北川駅の全景
この橋の上に駅があるとは
行ってみないとわからない
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国道33号から
穴内川の対岸をみると
旧軌道の橋桁の跡が二つ三つ
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高速道路ができてから
あまり通らなくなった根曳峠
峠直下の見事な銀杏に送られて
高知市へ
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 あまりの冷やさに、リトルカブでの遊山はすっかりシーズンオフ。

 天敵のヘビのいないこの時期、登山にはもってこいの季節なのに、こちらも寒さに負けてズボラを決め込んでいる。

 しからばと、登山とリトルカブ以外のお気に入りのジャンル、鉄道廃線跡散策と滝めぐりの昔の画像の中から、まずは鉄道廃線跡散策をと思い立った次第。

 ここ最近、昔の記事ばかりで、どうにも気迫において不足する。「今」を書くのがブログらしい、来年こそは、野外に出かけねば。

【追伸】平成30年1月 YouTube デビュー!




# by ky_kochi | 2014-12-29 13:06 | 廃線 | Trackback | Comments(0)

大平山(高知市)

 半袖姿の人も見かけるぐらいの、とても秋とは思えない午後、少し時間ができたので久し振りに大平山(おおひらやま)を歩いてみた。

 地元の人の中には、毎日散歩がてら登るかたも多いと聞く。山頂の愛宕山観音堂はいつ行ってもきちんと掃き清められ、遊歩道のいたるところにも地元の皆さんのこの山への愛着が溢れている。


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仁井田公園が登山口
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いきなりの急階段
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「十津が見える山休憩所」か?
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木の根が多い遊歩道
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いたるところにベンチあり
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木々の隙間に太平洋
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再び遊歩道は上りに転じ
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なぜか山頂に近づくほど増える岩
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大岩の下に分岐点
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観音堂を目指す
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まもなく山頂
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ままごとの忘れ物?
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野鳥の食事処あり!
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浦戸湾十景の碑
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なかなか神々しい椿
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山頂からの180度のパノラマ

 高知新港
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 種崎海岸
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 桂浜方向
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 造船所
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 玉島(右)と衣ケ島(左)

 手前から
  宇津野山~鷲尾山~烏帽子山
   と続く高知市南嶺
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掃除の行き届いた山頂広場
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下山の様子をノーカットでどうぞ
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 山頂広場には、いつ行っても竹箒の跡がある。観音堂の扉は、これまたいつ行っても開け放たれているが、きっとどなたかが早朝に登って開け、夕方には再び登って閉めているのに違いない。

 小さいお子さん連れでも、登山口から15分もあればラクに登れます。眼下に広がる太平洋、普段とは違ったアングルで見る浦戸湾、お弁当を持っての遊山におすすめです。野鳥の食事処でじっと待っていると、珍しい野鳥たちも羽を休めにやって来ます。

# by ky_kochi | 2014-11-29 21:19 | 登山 | Trackback | Comments(2)

雑誌山(仁淀川町)

 雑誌山と書いて、「ぞうしやま」と読む。一説に、「雑枝山」から転じたものと言われる。

 頂上直下のカラ池を中心に、姥捨て山伝説が色濃く残るこの山も、古いガイドブックに書かれていた登頂時間を見ただけで、すっかり敵前逃亡していた山の一つ。

 平成25年7月に中津明神山から猿越山までを縦走した時、さらにその東の雑誌山へと登山道が整備されていることを知り、今回の山行となった次第。


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新大峠(おおとう)トンネルを抜けると
雑誌山登山口「水の峠」への稜線が出現
池川町中心街の南端を寄合方向へ右折
ひたすら「水の峠」を目指す
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九十九折れの舗装道を登り詰めると
どんつきの三差路に至る
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子供用の小プールと錆びた滑り台
シュールな公園跡をライトターン
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SONIA時代の見慣れた道標をみて
左手前に踵を返す
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途中の「ツボイ放牧場」越しに見る
雨ケ森(右の三角錐)と
筒上山(左のドーム)
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神々しい秀峰「雨ケ森」
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「躑躅王」が転じたという
「筒上山」(左)と「手箱山」(右)
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やがて舗装は切れるが
林道はあくまでもタイトでフラット
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雑誌山への東の登山口
「水の峠」に到着
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幕末の志士 中島与一郎は
脱藩の途中で足を痛め
このお堂に隠れていたところを
追っ手に見つかり非業の最期を遂げる
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今ではほとんど見なくなった
プラスティック製の手水鉢
雨水がたまっているかと覗き込めば
中には落葉のみ
もしやタノキに騙されたのかも
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この峠は 伊予への往還道の一つである
「雑誌越え予州高山通り」へも続いている

江戸時代に起こった「天明池川紙一揆」の
土佐から伊予への逃散の道である
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なんと雑誌山まで3.7キロ
果して行き着けますろうか?
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取り付きはいきなりの急登が続くが
登山道は良く整備され
植生もなかなか豊か
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実際に歩いて初めて気付いたのが
この山のブナの美しさと
稜線に時折現れる笹原の見事さ
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前方に見え始める雑誌山
存外高い
登り切れるかやや不安
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鳥やリスの巣に良さげだが
現在は空き家
入居者募集中!
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いたるところに赤テープ
この登山道では
およそ道に迷うことはない
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こりゃまたぼっちり倒(かや)ったこと
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あと800mとあるが
稜線歩きなのでもう楽勝
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石鉄宮の祠を通過
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北西には愛媛県境 境野隧道へと
工事中の大規模林道
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雑誌山の山頂
視界はまずまず
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それほど隠れいじゃちえいですろうに
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西雑誌山へは800m
カラ池はその先のはず
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おやっ?
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サルノコシカケの子供?がびっしり
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はるか西に中津明神山

工事中(?)の大規模林道は
吾川スカイパーク付近と
愛媛との県境である境野峠まで
繋げる計画だったらしい

開通したらぜひカブで走りたい
林道の1つである


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西雑誌山に到着
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なるほど
中津明神山から猿越山を越え
雑誌山へはこの道を来るのか・・

中津明神山までここから5.5キロ
水の峠からだと延べ10キロ
縦走してみたいが
往復20キロは帰りにチト困る

2台の車で1台をデポすればよいが
小生のお気楽山行はいつも単独行
この点ばかりは残念至極

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真下に広大なカラ池は見えているが
ここから片道1200mとなると
往復2400m、ウウム・・
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残念ながら本日は時間切れ
稜線を再び「水の峠」へと引き返す
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祠の中の鉄器には
錆びながらも
かろうじて残る
石鉄宮の文字
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「水の峠」登山口ではなく
大規模林道を西進した所にある
鳥居経由の登山口へと下る分岐点
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この辺りまではなだらかだが
その先には膝が笑う
もとい膝が泣く
厳しい下り坂が待っている
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これはたしか国土地理院の
特別な地点を現す標識では
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どうやったらそんなに捩(ね)じくれますぞ?
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木々の隙間に
石鎚山から筒上山への稜線
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倒木に生えたキノコの横に
小動物の食事の跡
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新緑の頃に
また来てみたいブナの群れ
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お見事っ!
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生命力あふれる枝はブナならでは
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正面に雨ケ森が見え始めると
四国各地に残っている
「遍路ころがし」も脱帽の下り坂
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思わず除いてみたくなる穴
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ほうほうの体たらくで下山すると
登山口の脇道に「ミニ八十八か所」

小さな石仏が八十八体が鎮座する
一周約200mほどの参道歩きは
きつかった歩きにはちょうどの
クールダウン
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ベンチもなかなか宜しい
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ここの林道なら
車高が低いアクアでも問題ない
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大峠からなだらかなスロープを描く
旧池川町の中心部
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放牧場の赤牛の見送りをうけ下山
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 幕末の志士中島与一郎が、脱藩の途中で非業の最期を遂げたという「水の峠」までは、これまで何度か来たことがあった。

 幕末の志士たちにも興味があったが、東に雨ケ森、椿山、北には筒上、手箱、石鎚と、晩秋の澄んだ空気の先に居並ぶ秀峰の遠景、さらに眼下の工事途中の大規模林道、大峠からなだらかなスロープを描く池川町の街並みなど、その絶好のロケーションを楽しむことが目的であった。

 最近になって、土佐の奥山に多く残る棄老伝説に関心を持ち始めた。この雑誌山のカラ池周辺には、山姥伝説や姥捨て山伝説が多く残っている。山姥が捨てられた老婆であったとすれば、なるほど土佐のいたるところに山姥の滝があることも、その周辺には雨露凌げる岩屋があること、さらにはダキあるいはダケと呼ばれる断崖絶壁の場所が昔から集落では禁忌の場所であることも頷ける。

 今回は行けなかったが、次回は別ルートからカラ池へ先ず行ってみようと思っている。そして是非見たいのが新緑のブナ林だが、さなきだにこの地は我が天敵のヘビの多い土地、これはどうも実現できそうにない。


【ご案内】

 昔のガイドブックには、スズタケのブッシュや藪漕ぎ、登山口から山頂まで3時間といった記事もありますが、「中津明神山~雑誌山~水の峠」の登山道は、現在は快適に整備され、道標や赤テープもとても充実しています。

 水の峠から登ると、稜線に出るまでの登りがややきついですが、大座礼山のブナほど大きいものは少ないですが、見ごたえのあるブナがたくさん並んでいます。

 また、稜線に時々出現するクマザサの広場は実に丁寧に手入れされていて、初めて行かれたかたはきっと驚かれること請け合いです。

# by ky_kochi | 2014-11-16 09:03 | 登山 | Trackback | Comments(2)