高知市の水源「鏡川」上流、旧土佐山村に「菖蒲洞」という鍾乳洞がある。洞内は東西の2室に分かれ,鍾乳石や石筍、洞窟性の生物も多数生息しているとのこと。
一般の入洞はできないが、洞窟内部から噴き出してくる風はとても涼しく、避暑には絶好の水辺である。
高知市の北に連なる「北山」を、時計回りに走ってみた。「佛瀬越」まで県道270号線を登り「広瀬」で県道33号線へと右折、旧土佐山役場があった「平石」で県道16号線へと右折、すぐに「梶谷」で再び県道33号線へ左折、「菖蒲洞」へと向かう。
「銀号」のかかりつけ医の前を出発
♪今にも雨が降り出しそうな~♪
「北山」はあいにくの曇天
「円行寺」には牧場があり
ポニーたちとふれ合える
この大カーブを「土佐山」へ
ここを左折し枝道を進むと
「龍馬」ゆかりの地「柴巻」
はるか遠くに高知市街
坂本龍馬も見た風景
「佛瀬越」の直下
かつて賑やかだった「道の駅」
「土佐山村」の表示がそのまま残っている
この名水も有名だった
懐かしい観光案内板
旧土佐山村の独特の道案内
「北山」には網の目状の道がある
「広瀬」に下りて来た
橋のたもとのお堂
「広瀬」の三叉路は道なりに直進
お見事
背丈に合った場所で
自由に水遊びを
通り雨には傘もある
下流の「大穴峡」のみならず
上流の川原にも大勢の人
対岸へと渡る策道(ゴンドラ)
小さな沈下橋も架かっている
「桑尾」のヘリポート
白ユリが多い
「平石」の三叉路を右折し
少しの間だけ県道16号線を走る
「高川川」と「重倉川」の合流地点
右下の大岩は最近転がってきたものか?
昔はなかったように思うが・・
左上には県道16号線の旧道
「梶谷」で左折し再び県道33号線へ
「重倉川」と「梶谷川」の合流点
(「梶谷川」が「鏡川」の本流か?)
「梶谷川」に沿って東進
畑の片隅の花壇
草が茂って見えないが
草がなくても文字が見えない
「西川」を通過
橋を渡って左折すると「山嶽社」跡
「菖蒲」に到着
ここは下の道を進む
この先直進を続けると
「蟹越」を経て南国市へと抜ける
「白山神社」
天然の手水鉢
本堂の外囲い
神社前の広場に聳えるご神木
こちらが表側にあたる
かなりの大木
風格が漂う
「菖蒲洞」へと続く道
やや鬱蒼としている
洞の入口前の広場
牢屋のような柵
心地よい冷風が噴き出ている
取水用のパイプが2本
鍵がかけられている
水はかなり冷たい
白い花が良く合うのだが・・
3つ並んで咲きそうな気配
桜の木の傍らに百合
不燃物の種別が書かれた杭
「ビアガーデンの反省会」とある
反省会の反省会がありそうで楽しい
伐採のため道普請か?
おやっ?
何を採りゆうがじゃろう?
背比べするアオイ
ここもまた信仰深い土地柄
白ユリ一輪がお出迎え
地図上部のピンクの線の右端が「菖蒲洞」、そのやや左の北への寄り道が「三嶽社」跡で、明治時代、板垣退助の秘書を務めていた和田三郎の生家である。
和田は旧土佐山村にいた頃、村の青年を集めて「山獄社」を結成、政治や学問について語りあったという。
先ほどの道標に従って北上
ここまで行ってみたが
今回も行きつけず仕舞い
稲刈りが終わった田んぼに稲木
この花にも里山でよく出会う
前のめりに倒れそうな中央の大岩
向こう側が平たくなっているため
どっしりとこの角度で鎮座が可能
「梶谷」で県道16号線に戻り
三叉路を左折して高知市へ
新旧3本の「梶谷橋」が並ぶ
旧土佐山村の商店案内板
周辺では異色の筆致
「小坂峠」に到着
海抜は311m
高知市街も曇っている
高知市の玄関「浦戸湾」
すわっ、転落か?
少々の勾配はノープロブレム
「高知自動車道」を跨ぐ
土曜日の昼下がり、2時間ほど時間が空いたので、夕涼みがてら「菖蒲洞」まで走ってみた。高知市の北に広がる「北山」は、海抜300m前後の高度があるため、高知市街と比べるといくらか涼しい上に、鏡川の支流がたくさんあるため、沿道の川風が心地よい。
あいにくの曇天ではあったが、この日も良い気晴らしになった。このエリアに通い出して30年近くなるが、川原で遊ぶ人々の多さに驚いた。以前はアユ釣りの人しか見かけなかった瀬や渕でも、大勢の家族連れや若者たちのグループがBBQなどを楽しんでいた。
海山川で遊び回った世代は自分たちが最後かと思っていたが、なかなかどうしてどうして。「大穴渓」にかかる橋の上にまで、たくさんの車が駐車していたが、橋が重さに耐えられるかどうか、ふと心配になるぐらいであった。