四国カルスト(高知愛媛県境)
2017年 08月 12日
かつて天狗高原への道は、かの酷道ヨサク、国道439号線から津野町王在家で県道48号線に入り、険道を延々と登ったものであった。
最近では、といっても随分と前になるが、緑資源幹線林道「東津野城川線」の東線と西線、いずれもスカイラインのような林道を走れば、四国カルストを容易に東西に縦断できるようになった。
本日のルートは、国道197号線(黄色)を西進、津野町高野で「東津野城川線」(東線)に入り「天狗高原」へ。(右の水色)
「天狗高原」からは、「四国カルスト」の稜線の山岳道路を西へ縦断、「姫鶴平」や「大野ケ原」を経由して「韮ケ峠」へ。(ピンク)
「韮ケ峠」からは、「東津野城川線」(西線)を下り国道197号線へ。(左の水色)
「高研トンネル」から国道197号線(黄色)を東進、高知へと帰る反時計回りのルート。
須崎市から国道197号線を西進する
「風の里公園」の風車群も鮮やか
今日は高原の眺めも期待できそう
津野町新田に到着、ここが酷道439号線ルートへの分岐で、途中には「早瀬の一本橋」や「長沢の滝」などの見所が多いが、本日はスルーし直進する。
ウサギにも見えるが
元々はどちらさんかな?
進入直後は注意が必要
頂上部分が平らになった
「鳥形山」(中央やや右)
「王在家」越しには
さほど痛々しく見えない
「五段城」へと続く
「四国カルスト」の稜線
これからあの道を
東(右)から西へと縦走する
背の高い町名標識
「長沢の滝」への分岐
滝口がハートの形をしている
県道の方が優先道路だった時代がある
「高知県」になったり「愛媛県」になったり
いかにも県境の山岳道路らしい
すぐに林道の下のトンネルをくぐり
「王在家」へと下っている
「四万十ボークのカツカレー」
この先の風景を思うと
牛肉はちと食べにくい
左(高知)から登って来て
右(愛媛)へと向かう
遠すぎて山座が特定できない
この辺りの呼称かと思っていたら
国土地理院の地図に海抜1,485mとある
「風の里公園」の風車群
1,2,3・・、全部で20基のはず
牛もしっかり肥えますろう
威風堂々
この辺りの字(あざ)は「太田戸」
南麓に「太田戸川」が流れている
「三嶺山系」(徳島県)には
「牛の背」という山があり
飛行機から見るとまるで牛の背中
陽だまりが西へと逃げてゆく
画像が薄暗い、残念
「四国カルスト高原縦断線」となる
次の目的地「地芳峠」へ
峠は広場になっている
右下の国道440号線を下ると
「梼原町」に至る
愛媛県側に下る旧道が
夏草の中に下りている
「地芳峠」の下に開通した
「地芳トンネル」を通っている
ここにも県境の風穴が開いた
いかにも寂しげな光景
山頂にアメダスのレーダーが見える
筒上山(左端)の右には手箱山
大好物の大根の葉っぱを
沢山買って帰った記憶がある
弘法大師の伝説が残っている
「韮ケ峠」(にらがとうげ)に到着
自治振興会による説明書き
画面右は県道379号線
西予市、梼原町、鬼北町に跨るらしい
県道379号線を下って行っても
梼原町へと繋がっている
「国道197号線」の案内に従う
左は県道2号線経由で「国道197号線」へ
存外くねっちょる
若干老朽化している
「日吉・松野線」とあるが・・?
随分と心労(しんど)そうですが・・
「鬼北町日向谷」は
「きほくちょうひゅうがい」と読む
ここを左折すれば
国道440号線で「地芳峠」へ
山の天気は変わりやすい
「天狗高原」から「韮ケ峠」へは、エアコンなしで走れるかと思っていたが、なかなかどうして、今年はカルスト高原もうだるような暑さ。
昨日は「山の日」、いくら蛇を踏むのが怖(オトロ)しいとはいえ、わずか400mの遊歩道ぐらいは登っておかねばと、叱咤激励獅子奮迅。なんとか「源氏ケ駄場」までは登って来たが、その暑いこと暑いこと、きっと200グラムは痩せたに違いない。