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茶凡遊山記

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横浪三里(土佐市~須崎市)

 高知県のほぼ中央にある「浦の内湾」は、東西に約三里(約13km)の横波半島で太平洋と隔てられた細長いリアス式の内湾であり、かつては「陸の孤島」と呼ばれていた。

 この「横浪半島」に「横浪有料道路」、通称「横浪スカイライン」ができたのが昭和48年。壮大な太平洋を眼下に眺めながらのスカイラインは、当時人気のドライブコースであった。

 開通からなんと44年、260円だった通行料が無料になったのが平成10年12月だったという。それだけでも、かれこれ20年近くも経ったことになる、嗚呼。

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地図に赤い点がある部分が
「横浪スカイライン」で
現在の高知県道47号横浪公園線
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本日はさらにその西
車で行くことができる須崎市の最南端
「中ノ島」まで行ってみる
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高知市の自宅を出て真っ直ぐ南進すると
太平洋に突き当たる
あいにくガスっているが
堤防の向こうは太平洋
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西へと右折すると
「横浪半島」の東端
「竜岬」が見えている
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拡張された「文庫鼻トンネル」を通過
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付近の海岸には海亀が産卵に上陸する
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清流「仁淀川」の河口を渡る
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「仁淀川」上流
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ここが「仁淀川」の河口
サーファーたちがいるが・・
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こんなところで波乗りをして
沖へ流されんろうか?
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「萩岬」を通過
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「しおかぜ公園」(土佐市宇佐町)を経て
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「宇佐漁港」をさらに西へ
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左へ大きくカーブする「宇佐大橋」
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対岸が「横浪半島」の東端
「井尻(いのしり)」
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 干潮時には「宇佐大橋」のすぐ西、この画像では右下半分ぐらいの場所に、「天皇洲(てんのうず)」とよばれる広大な干潟が現れ、かつてはアサリ掘りの名所であった。

 長年に渡りアサリより多い人数が干潟に駆け付けたためかアサリが激減、現在は潮干狩りができなくなっている。

 港から干潟まで、小舟で1分足らず。春の大潮の日など、おおぜいの老若男女で賑わったことを懐かしく思い出すかたも多いと思う。


大橋から西奥に三里の内湾が続く
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「一文字突堤」の北に「宇佐」の町並み
小さな離礁は「鵜ノ碆」
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トロピカルなシルエット
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「色見崎」から見る「竜の浜」
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 通り過ぎてしまったが、四国八十八か所霊場、第36番札所「青龍寺(しょうりゅうじ)」は、この「竜の浜」の北西の山裾にある。

 横綱朝青龍の四股名は、この「青龍」に、師匠の朝潮親方の「朝」をつけたものといわれている。するってえと、朝赤龍は・・

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「明徳義塾中学高等学校」の
「竜国際キャンパス」
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「伊坂ノ鼻」(五色の浜)
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ここにも「メランジュ地層」
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「国民宿舎土佐」に併設された
エーゲ海リゾートホテル
「ヴィラサントリーニ」
正面に見えるのが「崎山」で
右手の突端が「白ノ鼻」
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正面対岸に「萩岬」
左奥の町並みが「土佐市宇佐町」
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なかなか良(え)いですやいか
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「明徳義塾竜国際キャンパス」は
かつての「グリーンピア土佐横浪竜基地」
裏手の大湿原は「蟹ケ池」
上から見ると蟹に見えるらしいが・・
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一気に視界が広がる
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左下の内湾に「明徳義塾」
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「帷子崎(かたびらざき)」(東側)
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貝がおるに違いない
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「明徳義塾」入口
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正門
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 明徳義塾高校は特にスポーツが有名で、全国から多くの生徒が集まり、その後プロとして活躍する選手も数多い。

 ゴルフの松山英樹、横峯さくら、大相撲の朝青龍、朝赤龍、琴奨菊、栃煌山など、記憶に新しい。甲子園で、松井秀喜を5打席連続敬遠したのもまた、この明徳義塾であった。


野球場
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 バイクを停めて練習を見ていると、身の丈六尺はあろうかと思われる選手が、きちんと帽子を取って「こんにちは」と挨拶をしてくれた。

 腰の高さが小生の胸のあたりまであるような、威風堂々たる体躯の上に実にハンサムな青年に一瞬怯んでしまい、会釈を返すのが精一杯であったが、何年かぶりに実に嬉しい気持ちになった。


さすがは甲子園常連校
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「浦の内湾」の「下中山」に降り立つと
東に渡って来た「宇佐大橋」が見える
内湾だけに海上の波はいたって静か
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再び「横浪スカイライン」に戻り
「帷子崎」展望所から
「ツヅラ崎」(西側)を振り返る
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緩やかなカーブが展望所になっている
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うっ、これは痛い
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「大碆」(手前左離礁)と「地の鼻」
はるか遠景は「興津岬」
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外海(太平洋)側には
珍しい白い砂浜
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「池ノ浦」の漁港が見える
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寄っちょこう
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「池ノ浦」といえば伊勢海老
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右は外海側の「池ノ浦」
左は内海川の「福良」
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静かな「池ノ浦漁港」
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ここではトコブシはナガレコと同じか?
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よく見ると
「駐車料金納入箱」と書かれている
パッと見て読めなかった
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「七碆」周辺の離礁(中央上)
一つ手前の突端が「ビシヤゴ鼻」
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山頂にあった回転レストラン跡は
霊園となっていたようだが
それも今は・・
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左上に「地の鼻」(西)
右下に「下松碆」
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「須ノ浦パーキング」が見えて来た
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「甲崎」(東側)の先に「神島」
手前の離礁「上松碆」には立派な松
左上はるか遠くに「興津岬」
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「スカイ・ベイGC」入口
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 一時期ゴルフにハマった時期があり、先輩に何度かこのコースに連れて来てもらった。

 根っからのひねくれ者で、きちんと習うことをしないため、自己流の練習で下手に下手を重ねる結果となり、スライスばかりで面白くなくなりやめてしまった。

 もし、再開することが将来あるとすれば、是非もう一度来たいのがこのコース、風光明媚であるとともに、トリッキーなコースで実に楽しかった。

コースは「浦の内湾」に面している
クラブハウスからの画像でなく残念

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「須ノ浦パーキング」前
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幕末の志士「武市半平太」銅像
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すぐ背後に内湾が迫っている
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「蟠蛇森」(左)と「虚空蔵山」(右)
ともに山頂に鉄塔が林立している
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なかなか数が多い
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ほとんどが高知市周辺に密集しているが
室戸岬(東南端)と足摺岬(西南端)
おあと北西の脱藩の道沿いに
というのが大まかな分布
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「須ノ浦」へと続く道の先は、左の太平洋側へ降り立つ雰囲気に思えるが、実はこの先で大きく右(北)に曲がり、スカイラインの下をくぐり、「浦の内湾」側へと下っていく。

 先ほどの「池ノ浦」への途中の、「福良」への道と、この「須ノ浦」への道が、本線の橋の下をくぐり、「浦の内湾」へと下っていることになる。

非常にそそられる支線
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地図上には突端の「甲崎」まで
歩道が続いている
行ってみたい気がする
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ここにも貝がおるに違いない
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「上松碆」(手前)の左上に
「下松碆」の小さな三角
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「浦の内湾」の最奥「鳴無」に到着
浮舟で貝料理を楽しむことができる
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「鳴無」と書いて「おとなし」と読む
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土佐の宮島の雰囲気
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おや?鳥居が内湾に向いている・・
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ん?階段が海中へ・・
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さておき先ずは参拝
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お見事
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色鮮やか
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これは山内家の家紋では?
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なるほど
海からが正式な参道だったのか
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たしかに
こちらは裏側になっている
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今は昔
さる高貴なかたの
ご懐妊にまつわるエピソードが
あるやなしやと
聞き及びはべりしが・・
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 内湾側の「浦の内湾」には、通称「巡航船」、「須崎市営巡航船」という定期航路がある。

 この巡航船は、「浦の内湾」内の北岸と南岸に12ある乗船場を、ジグザグに停船しながら、三里といわれる東西の細い湾内の集落を、1日に上下各4便が就航している。小中学生の通学や高齢者の利用が多いが、四国八十八か所の海の遍路道ともなっている。

 土佐市宇佐町の「埋立」からこの「鳴無」まで「巡航船」に乗船し、さきほどの浮舟の貝料理で一杯やって、再び「埋立」まで戻りたいのだが、「飲んだら乗るな」、帰宅に大いに困る。お酒が苦手なかた、船賃と貝料理代は出しますので、車で「宇佐」まで積んで行ってもらえませんろうか?


あれが「巡航船」の「鳴無」乗船場か?
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境内の隅に涼しげな色合い
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このあたりが内湾の最奥部
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ここを右折すれば
「浦の内湾」の北岸を走り
県道23号線を通って
高知市に帰ることもできるが
本日の最終目的地は
「中ノ島」(須崎市)につき左折
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「大谷ふるさと農道」へさらにここを左折
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「野見湾」の手前でまたまた左折
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ハマチの養殖が盛んな「野見湾」
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ここだけ左手に太平洋が見られる
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あれが「ノゾキノ鼻」か?
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「中の島大橋」を渡って「中ノ島」へ
「の」と「ノ」
何かあったのか
あるいは表記の決まり事か?
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海を橋で渡る
♪おいら岬の~灯台守は~♪
小さな灯台が建っている
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これは漁船ではなく
養殖生簀に餌を運ぶ船
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終点バス乗り場
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割りと便数が多い
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「中ノ島」のもう一つ西には
「戸島(へしま)」があるが
橋が架かっていないので
さっきの「中の島大橋」を渡って帰ろう
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沖合に「神島」が見えている
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「須崎市」方向
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奥から順に
「戸島(へしま)」
「大長岬」「小長岬」
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ビワが豊作
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 畑仕事をしていた地元のかたに聞くと、正面対岸の集落は「中土佐町久礼」と教えてもらったが、当方が指差した方角が間違っていたのではありますまいか、「須崎市安和」と思われてならない。

穏やかな「野見湾」 
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「大谷の樟」へ寄り道
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ブリキの部分は倒壊跡
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これは太い
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「須賀神社」境内に木陰を作る
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推定樹齢2千年という
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洞(うろ)の中にお祀りが
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ううむ太い
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「大阪セメント須崎工場」
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「大阪セメント須崎工場」へは、小学校の時に社会見学に来たことがある。

「鳥形山」で採掘した石灰石が、ベルトコンベアで運ばれ、巨大な筒の中でセメントに加工されていく工程の説明を受けた記憶がある。

 あれからなんと、40年以上も経ってしまった、、、嗚呼。



by ky_kochi | 2017-06-03 10:00 | リトルカブ | Trackback | Comments(6)
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Commented by タメやん at 2017-06-11 17:23 x
横浪こどもの森に行ってなかった事が悔やまれる。
Commented by タメやん at 2017-06-11 17:24 x
事件もあったなあ…。
Commented by タメやん at 2017-06-11 17:26 x
ここは、ご存知だとは思うが。
Commented by ky_kochi at 2017-06-12 13:17
「横浪こどもの森」へは30年近く前、子ども連れの3家族で行ったことがあります。スカイラインの駐車場から、かなりの道のりを海岸まで降りて行った記憶があります。堤防の手前が広場になっていて、フィールド・アスレチック施設となっていたように思います。

 1/25000の地図にも道路があり、GoogleMapで見ても、公園跡は荒れていないように見えます。大変懐かしく思い出しました、ありがとうございます。
Commented by タメやん at 2017-06-13 17:49 x
最初の3つのレス、名前をクリックして下さい。
Commented by ky_kochi at 2017-06-13 20:23
 タメやんさん、誠にご無礼しました。

 いただいたコメントを、これまでただありがたく拝読しているだけでした。「名前をクリック」、この機能を全く知りませんでした、どうかご海容下さいますよう。

 最初のリンクは辿り着けませんでした。2番目の記事、身内ではありませんが、知人に関係者があり失礼させていただきました。

 そして「チビッ子島・木彫館」、初耳でした、いつもありがとうございます。

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