定福寺(大豊町)
2015年 11月 15日
平成21年の今日、何回目かの登山の際に、背中に鮮やかな紅葉を背負い、緑の茶畑の参道の先の仁王門に見事な五色幕を垂らした「定福寺」を偶然に見て以来、この時季を狙って足しげく通っている。
「梶ケ森」は「加持ケ森」、秘仏「粟生聖天」の御油浴祈祷が行われる11月10日~16日の山行が特にお勧めです。
【ご注意】 前半の画像は、平成21年11月のものです。
国道32号線のJR豊永駅付近で
酷道439号線へと分岐
定福寺は粟生(あおう)集落にある
(地図の国道番号439の左付近)
「吉野川橋」(高知市方面)を振り返る
現在は通行禁止となっているが
この橋の少し上流に残る
「旧吉野川橋」もお勧め
霊峰「梶ケ森」の山頂アンテナ群の左に、「天狗の鼻」が見えている。高校のお別れ遠足が、夜明けとともにJR豊永駅から登り、昼下がりにJR大田口駅へと降りるという、この山の伝説的な登山ルートであった。
希望するいくつかのクラスの合同編成で、女子生徒も何人かいた。上り4時間下り3時間ほどの日帰り登山、これまた伝説的な担任の先生の発案であったが、今に思えばよく行ったものと感心する。
チベットを彷彿させる五色幕
「レオマワールド」を思い出す
車道から仁王門へと
茶畑の中を延びる参道
「おまんの家はどこぜ?」
「あの灯りじゃ」
「星かと思うた」
山肌高くに点在する民家は
夜来た時には星に見える
それでは見事な紅葉の境内へ
境内で出迎えてくれる
いろいろなキャラクター
「梶ケ森」山麓のエリアでよく見かける住宅地図、無数の細い道がまるで毛細血管のように張り巡らされている。
ここからは本日の画像
「御縁坂」ということを初めて知った
卒業した小学校には無かった
「裏を見せ表を見せて散る紅葉」
岩に根付く楓
仏寺では左側通行
持佛堂玄関
手入れされた木々
手前から初七日、二七日、三七日・・
七日七日の四十九日
ユースホステルとして
利用された方も多いのでは
どちらさんかな?
こんなところにも「高知家」
この日「梶が森」には登頂しなかったが、山頂まで続く車道の途中、八畝(ようね)にある「八畝観音堂」に寄り道をしてきた。
「定福寺」の観音堂は、山麓のいたるところにあって、この地の信仰深さを物語っているが、この「八畝観音堂」は「八畝の乳銀杏」で有名。樹齢500年と言われる巨木の傍らには、これまた見事な鹿子(カゴ)の木やカヤ、椋(ムク)の木などの古木がある。
昭和50年、心無い者たちの手によって、垂れ下がる乳銀杏の乳胴が切り取られたが、樹齢500年の驚異的な回復力で見事に樹勢を取り戻したと聞いた。