椿山林道(仁淀川町)
2014年 07月 31日
平成19年12月に、当時ですでに三昔も前、高校生の頃にNHKの『新日本紀行』を見て以来、いつかは行ってみたいと思い続けていた椿山(つばやま)を訪ねる機会を得た。
♪ 羽のない者は這うて行け 羽のある者は飛んで行け 実盛様のお通りじゃ ♪
旧池川町椿山、虫送りなどの平家伝説が色濃く残る愛媛県境の秘境は、日本最後の焼畑農業の集落である。
林道は、名瀑「二升ケ淵」の先に、「椿山」や「雨ケ森」への登山口へと続く。
途中にある「椿山隧道」付近からは、土佐のマチュピチュ「椿山集落」をはるか眼下に俯瞰することができる。
朝もやの山並み
国道494号線を百川内で分岐、
大野椿山川に沿って、
林鉄軌道跡の町道を北上。
線路を使ったガードレール
椿山集落を過ぎると二升ケ淵
椿山林道起点
ウウム、林道でよく見かけるこの看板。
「火の用心」だったか、
「モクズガニ漁者に告ぐ」だったか、
文字が消えると一切思い出せぬ。
さすが旧池川町は滝の宝庫、
林道沿いにまで滝が林立する。
椿山の南麓、
良く締まったフラットな路面。
椿山林道終点
お洒落なゲート
シブいプレート
徐々に晴れてくる朝もや
椿山林道イチ押しのポイント
椿山集落の朝
秀峰「雨ケ森」への登山口、
すでに高度が相当高い分だけ、
岩柄ルートよりかなりラクそう。
さぞや高貴なお方に違いない
隧道マニアにはたまらない
プレートもシュール
ゴ親切ニ感謝ヲ申シ上ゲル
土佐のマチュピチュ椿山集落、
現在この椿山には、
2世帯にお2人だけがお住まいとか。
この地は、映画『私は貝になりたい』のロケ地にもなり、SMAPの中居正広、女優の仲間由紀恵も撮影に来ていたとのこと。
椿山集落の風景や焼畑農業については、多くの人がネット上にアップされているので、今回はほんのさわりだけのご紹介。
当時この林道は、峠を下り切った木材搬出場で行き止まりだったが、いつの日か安居渓谷へと繋がる日を心待ちにしている。